2022年度、あいであるの活動にご支援いただきありがとうございました。
私たちは、児童養護施設で養育されている子どもたちを対象に、自立生活への準備、ソーシャルスキルトレーニングとして、社会生活に必要なお金の管理をゲームを通じて学ぶ「マネークリップ」のレクチャーを行っています。
2022年度は、民法改正によって2022年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたことにより懸念されるトラブルを回避するための、マネークリップへの追加カードの制作を行いました。成人年齢の引き下げにより懸念される金銭や契約のトラブル、スマホゲームへの課金、キャッシュレス決済に関するトラブルについて警鐘を鳴らすカードを製作し、新規2施設、既存11施設に発送しました。
追加カードを使用したレクチャーを実施した施設からは、「新しいカードにより、より身近な案件が増え、リアリティがあってよかった」との声をいただいています。
「マネークリップ」を2021年度の助成金で制作した「マネークリップレクチャー紹介動画」とあわせて発送したことで、児童養護施設の自立支援担当職員からは、他の職員に共有しやすくなったとの評価もいただいています。
連続して助成をいただいたことで、支援の充実と理解度を深めることができたと思います。
今後も、「マネークリップ」を継続してレクチャーをすることの必要性・重要性について発信するなど、児童養護施設の子どもたちの自立を応援してゆく所存です。
引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。