2025年度事業完了のご報告(NPO法人ウルシネクスト)

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2025年度事業完了のご報告(NPO法人ウルシネクスト)

2025年度もNPO法人ウルシネクストの活動にご支援いただき、まことにありがとうございました。

ウルシネクストでは、危機的に不足している国産漆を増やし後世に繋げていくために、各地の植栽候補地、及び漆の復活を目指す地域などと連携して植樹・育成し、漆の森づくりを行っています。

皆さまからのご寄付は、福島県飯舘村と神奈川県秦野市における、生育管理のための業務委託ならびに必要資材の購入・補充、補植用のウルシ苗の購入等に活用させていただきました。

シーズンを通して生育管理の従事者不足を補うことができたことは大きな助けとなりました。作業量の把握や作業を如何に効率化するか、機械では除去できないつる草対策など問題点が見えてきたことも大きな成果だと考えております。

皆さまのお力添えに改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2025年度は、それまで有志に頼っていたウルシ畑の生育管理のための作業の一部を、有償で業務委託することで従事者不足を補うことができました。

飯舘村、秦野市ともに、数年にわたる活動の積み重ねによって、外部協力者の理解が得やすかったこと、奥久慈の管理ノウハウを横展開することで作業指示を的確に出すことができたことが主な要因だと考えています。

一方で、秦野市では機械では困難なつる草の除去作業を後回しにせざるを得ず、それが電気柵の漏電を引き起こし、何度かウルシ畑に鹿が侵入しまいました。作業頻度、猛暑時の作業対策、作業方法等の改善が今後の課題であることを改めて認識しました。

先人たちから受け継いだ漆の文化を次の世代に伝えていく、そして漆をもっと社会のために役立てたい、それがウルシネクストの思いです。

漆は、木を育てて採取するまでには、相当の手間と長い時間がかかります。一朝一夕に増やすことは叶いません。日本から漆が消滅しないよう、まず私たちは漆を増やすため、活動に賛同していただいた地域・団体の植栽地へのウルシ苗や植樹の支援に取り組んでいます。

この活動を持続し、「漆の里」へと育てていくためには多くの方のご賛同とご支援が必要です。これからも私たちの活動をご支援ください。よろしくお願いいたします!

特定非営利活動法人ウルシネクスト

理事長 柴田 幸治

【福島県飯舘村議会議員:佐藤 健太】

飯舘村の冷涼な気候は、日本一の漆の産地・岩手県二戸市浄法寺と似ていることや、福島には会津塗の文化があり、漆に関しての技術的な連携も図りやすいことなども取り組むきっかけとなりました。

同時に注目したいのは、漆が天然樹脂であることです。合成樹脂であるプラチック廃棄物が世界の海洋を汚染していることも知りました。漆は、素材として合成樹脂であるプラスチックに代えて様々な分野で新しい製品が開発できる可能性があります。国連が主導するSDGs(持続可能な開発目標)に合致した、新たな産業に育てられるのではないかと考えています。

まずは試験栽培によって飯舘の地でしっかりと育つのか、放射性物質が漆に及ぼす影響がないかを確かめつつ、私たちはウルシネクストや関係者の皆様と手を携え、国産の漆液採取とSDGsに沿った6次産業化、そして何より飯舘の漆が日本の国宝・重要文化財の保存修理、漆文化の継承の役に立てることを目指して、飯舘の畑で漆を育てる試みを行っています。

 助成対象事業の詳細はこちら

2026年度の活動につきましても、寄付の募集を行っております。
皆さまの温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。

めざせ漆の里 飯舘村の未来のために!