2024年度事業完了のご報告(NPO法人未来の荒川をつくる会)

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2024年度事業完了のご報告(NPO法人未来の荒川をつくる会)

2024年度のNPO法人未来の荒川をつくる会の活動にご支援いただき、誠にありがとうございました。

未来の荒川をつくる会は、山梨県を流れる一級河川の荒川やその支流の河川清掃を行い、かつての清流を取り戻すために活動しています。
実際に川の中に入って清掃をするのが活動の大きな特徴で、2024年度は皆様のご寄付により、その活動に欠かせない胴長靴(水の侵入を腰まで防ぐ、オーバーオールのような形の防水ブーツ)を購入することができました。
温かいご支援に重ねて感謝申し上げます。

ご支援いただいた未来の荒川をつくる会の活動につきまして、報告させていただきます。

 

道のりまだ長いものの、確実に前進中

未来の荒川をつくる会の河川清掃は現在まで16年間続いています。
2024年度は河川清掃を9回実施し、延べ950名のボランティアと共に2トン車25台分相当のごみを回収することができました。

粗大ゴミは以前より少なくなりましたが、現在も回収しています。

16年間の活動の中で、荒川は活動当初より確実にきれいになりました。特に以前多かった粗大ごみは劇的に減少しました。
一方で、プラごみなどの家庭ごみは現在もまだ多く見られ、ごみの投棄・流入と清掃活動の繰り返しのような状況になっています。
そのため、かつての清流の姿を取り戻すまでの道のりはまだまだ長いと言えます。

こうした状況の中、辛抱強く活動を続けて良かったと思える変化も生まれています。
それは地域の方の環境問題への関心が少しずつ高まりつつあるということです。意識の変化は、実際に少しずつ増えているボランティアの人数にも表れています。

また、そうしたボランティアの方が教育委員会の方と掛け合ってくださり、この活動は高校生の環境教育の実践の場としても活用されるようになりました。そのため、活動には地元の高校生がボランティアとして多く参加してくれています。
若いボランティアがさらに増えていけば、今後も清掃活動を継続していけるだけでなく、そもそも川にごみを捨てない人たちも増えていき、将来的に荒川をもっときれいにできると考えられます。

皆に親しまれる「未来の荒川」をつくるためには、現在の活動を止めるわけにはいきません。
皆様の温かいご寄付で活動に必要な胴長靴を揃えられたことは大変ありがたく、これを励みに活動を継続していきます。

 

一朝一夕に環境を改善できるわけではありませんが、多くのボランティアと共に河川清掃を続けながら一歩ずつ確実に荒川を清流に近づけていきます。
引き続き、未来の荒川をつくる会の活動をお見守り頂けますと幸いです。

 

助成対象事業の詳細はこちら

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2025年度の活動につきましても、現在寄付を受け付けています。
皆様の温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。

「今よりも美しいふるさとであって欲しい」河川清掃はSDGsの第1歩