「今よりも美しいふるさとであって欲しい」河川清掃はSDGsの第1歩

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「今よりも美しいふるさとであって欲しい」河川清掃はSDGsの第1歩
支援総額
14,520
6.26%
目標金額
231,660
支援者数
4
募集のこり
274

ごあいさつ

小鮒釣りし かの川 …

故郷の思い出に清流はつきものです。その清流を守り、次代に引き継ぐことは今を生きる私たちの責務です。そして、海に注ぎ込む河川を清掃することは、プラごみ等による海洋汚染を防止することにもつながります。
河川清掃は、持続可能な世界の実現を目指すSDGsの理念を体現する、原始的ですが必要不可欠な活動であると考え、私たちは取り組んでいます。

私たちの住む山梨県を流れる荒川は、名勝・昇仙峡から甲府市を縦貫して富士川と合流し、駿河湾に注ぐ1級河川です。かつてはカワセミやホタルが舞い、ヤマメやメダカも多く生息する自然豊かな川でした。しかし、高度成長期を経て廃棄された自転車や大型家電製品、バイクなどの粗大ごみとプラスチックなどの家庭ごみで美観は損なわれ、カワセミやホタルが姿を消したほか、ヤマメなどの魚影を見ることも少なくなってしまいました。
こうした現状を改善し「今よりも美しい故郷であって欲しい」との思いで私たちは2009年から河川清掃に取り組んできました。令和7年3月現在までに160回の河川清掃を実施し、2トン車200台分相当のごみ等を回収しています。
この間、参加ボランティアは延べ12,000人を超え、少しずつ地域の方の河川美化や環境への関心が高まってきました。活動当初に見られた粗大ごみの不法投棄は激減しています。

ささやかな活動ですが、こうした活動が全国に広がり、多くの方の環境保護への関心が高まることを願っています。
皆様からのご支援、よろしくお願いいたします。

NPO法人未来の荒川をつくる会
会長 飯野 正久 

活動を始めたきっかけ

昇仙峡

荒川は秩父山系から名勝・昇仙峡を経て甲府市を縦貫している一級河川です。
昔は魚が多く生息し、釣りや川遊びをする親子の姿もよく見られましたが、高度成長期を経ると家庭排水やごみの不法投棄などの影響で清流の面影が薄れてしまいました。
当時、荒川の中州や土手にはビニールや発泡スチロールが散乱していただけでなく、バイクや大型家電まで不法投棄され、そこに市民に親しまれたかつての姿を見ることはできませんでした。

そこで、このままでは次代に清流を引き継ぐことができないとの危機感から私たちは2009年に河川清掃に着手しました。
今を生きる私たちが責任を持ってかつての清流を取り戻し、次代に残さなければなりません。

活動は今年で17年目を迎え、「今よりも美しい故郷であって欲しい」という思いを共有し、清掃に参加する仲間は高校生から自治体職員、老人クラブなど多方面に広がり、今では毎回100人を超え、年間では延べ1200人にも達します。

地域全体で取り組む荒川の清掃活動

正月を除く毎月第1日曜日早朝、約2時間かけて荒川及びその支流の河川内外の清掃を行います。
清掃は胴長靴を着用して河川内や中洲まで入る本格的なもので、土手や中洲の雑草も除去するほか、手作業で特定外来種の植物の駆除もします。

毎回地域の約100名以上のボランティアが参加し、1回の清掃で2トン車2台分ほどの大量のゴミを回収しています。
ボランティアには大人だけでなく高校生も多数参加しているほか、SDGsに取り組む地元企業や自治体の職員、親子で毎回参加するご家族など様々な人たちが参加しています。
真夏や真冬でも川の中に入り、一般的な清掃よりも過酷ですが、立場や年齢も異なる様々なボランティアの方々の支えもあり、活動は17年目を迎えることができました。
甲府市の協力もあり、回収したごみ等は団体で厳密に分別した後に市の環境部に処分を依頼できています。

このように、地域の様々な方にご協力いただきながら、1年を通して荒川とその支流の様々な場所を清掃しています。

地域の方の意識の変化と荒川の現状

私たちが活動を開始した2009年当時は大型の粗大ごみ(自転車、大型家電製品、バイク、タイヤなど)を多く回収していましたが、次第に地域の方の環境への意識が高まり、今ではそれらの大型のごみの投棄は激減しました。
「川をきれいにする」という活動も大切ですが、「川を汚さないようにする」という地域全体の意識の変化も次代に清流を残す上で必要不可欠です。
16年間活動を続けたことが少しでもこうした意識の変化に寄与できたのだとすれば、活動には一般的な清掃活動以上の意義があったと考えられ、報われる思いです。

一方で、プラごみ等の投棄、河川への流入は続いています。
毎回2トン車2~3台相当のごみの回収が続いているため、川をきれいにし、地域のさらに多くの方の意識を変えていくためにも、これからも清掃活動を続けていく必要があると考えています。
プラごみは海に流れ込んでマイクロプラスチックによる海洋汚染の元凶にもなるため、河川の清掃は地域の美化にとどまらない大きな意味まで持っています。

受賞歴

私たちの長年の活動が認められ、様々な自治体・団体・省庁から表彰していただいています。

国土交通大臣から表彰された際の様子

ご寄付の使い道

ご寄付は清掃に必要な胴長靴20足分の購入に活用させていただきます。
※胴長靴とは、水の侵入を腰まで防ぐ、オーバーオールのような形の防水ブーツです。(左の写真で高校生たちが着用しています)

胴長靴は川の中に入って清掃を行う私たちの活動に必要不可欠です。
川底にはガラス片や鋭利な石等が沈んでいることがあり、それらから足元を守るためにも丈夫な胴長靴は欠かせません。

丈夫な胴長靴を使用していますが、1年を通じて活動を行っていると消耗も激しく、穴が開くなどして3年程度で買い替えが必要になります。

 

10,000円のご寄付
ボランティア1名が丈夫な胴長靴を着用し、安全に河川内を清掃することができます。

ご寄付のお願い

地味で目立たない河川清掃を16年間続けてこられたのは、多くのボランティアの方のご協力だけでなく、環境保護への高い志を持った会員やSDGs・CSRに積極的な企業・個人からいただく会費・寄付、自治体等からの助成金などの支えもあればこそです。

ありがたいことに活動は少しずつ地域に認知されるようになっており、それに伴ってボランティアの参加人数も増えています。
しかし、ボランティアが増えるにつれて経費も増えており、より広い皆様のご支援が活動継続には不可欠となっております。

地域の方の意識が少しずつ変わりつつある今、次代に清流を残すために活動はより重要性を増しています。
16年間続けてきた活動を、ここで止めてしまうわけにはいきません。
活動の継続、そしてさらなる拡大のため、ご支援を心よりお願い申し上げます。

推進委員代表・宮沢和史氏のメッセージ

故郷を支えるのは子ども達です。子どもたちが自分たちが生まれた場所に誇りを持つこと、そこからスタートするのだと思います。
そのためには、大人たちが故郷のすばらしさを学び、環境を整え、未来の世代に以前より美しい姿で手渡さなければなりません。
荒川の河川清掃はまさにそのような取り組みなのです。

(ミュージシャン・宮沢和史)

団体概要

団体名 NPO法人未来の荒川をつくる会
所在地 山梨県甲府市富士見2丁目2-33
お問い合わせ 電話: 055-254-3018

メールアドレス:arakawa18@chic.ocn.ne.jp

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当プロジェクトの事業計画

事業名 河川清掃
事業実施団体 NPO法人未来の荒川をつくる会
事業内容 1級河川・荒川は昇仙峡から甲府市を縦貫し、富士川と合流し駿河湾に注ぎます。
この荒川の清流を守り、次代に引き継ぐことは今を生きる私たちの責任です。
「今よりも美しいふるさとであって欲しい」との思いから荒川の河川清掃を開始し15年となります。この間参加ボランティアは延べ12000人にも及び、回収したごみ等は4トン車100台以上に達しています。
河川清掃は、河川美化や環境問題への関心を高めるのみならず、プラごみなどによる海洋汚染防止にも貢献するものです。
事業期間 2025年4月1日から2026年3月31日
総事業費 700,000円
当サイトでの
募集額
231,660円

※河川清掃時に着用する胴長靴の購入費に充当します

 

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