ア・ドリーム ア・デイ IN TOKYOセミナー開催『難病の子どもとその家族に夢の時間を』

みなさんは、『公益社団法人ア・ドリーム ア・デイ IN TOKYO』をご存知ですか？ 難病の子どもとご家族を東京に招待して、夢の時間を過ごしていただくことを目的に活動している非営利団体です。

ア・ドリーム ア・デイ IN TOKYOが招待する難病の子ども達の中には、学校に行ったり友達と遊んだりできないだけでなく、常に命の危機と隣り合わせの子も多くいます。看病をする両親も昼夜を通して気を休めることができず、兄弟達も親に甘えたりわがままを言ったりすることを我慢するようになります。そうした病児と家族にとって家族旅行は実現できるとは思っても見ない、まさに夢のような話です。そしてこれまでに80人を超える難病の子ども達とその家族の夢をかなえてきたのが、ア・ドリーム ア・デイ IN TOKYOの活動です。

家族みんなが楽しめる旅行にするために

もちろん、難病を抱える子どもの旅行は簡単なことではありません。また、心から楽しんでもらい夢がかなったと感じてもらうためには、病児の症状や体調に応じたフルオーダーの旅行を準備することが不可欠です。

ア・ドリーム ア・デイ IN TOKYOでは、小児科の医師達により旅行へ行くことができるのか、どんな点に配慮するべきかを慎重に審査をするとともに、家族のもとに訪問をして行きたい場所などの希望を聞き旅行のプランを考えます。特に病児に兄弟がいる場合には、普段我慢をしているぶん、兄弟姉妹たちの希望もかなえられる旅程を組むようにします。
そうしてできたプランに沿って、飛行機や新幹線などの交通機関や宿泊施設の手配と訪問先の下見、当日同行してもらうボランティアの調整などを進めて行きます。どの作業も正確さが求められますが、いつ容態が変化するかわからない病児のために迅速さが重要になってきます。

そのような準備を経て行われる旅行では、家族みんなが思い切り楽しみ最高の思い出を作ります。また多くのボランティアとの関わりは、普段看病に追われて社会との接点が少なくなりがちな家族にとって、支えを実感できるとても大切な機会にもなっています。

KISEKI’ｓが夢をかなえるまで

そんなア・ドリーム ア・デイ IN TOKYOにとって、昨年１０月とても大きな挑戦がありました。普段はひと家族ごと行う旅行を、５家族合同で行うというものです。この５家族は、住む場所もバラバラで直接の面識もありません。しかし、SNS上で同じ難病を持つ子どもの母親同士として『KISEKI’s』というグループを作って日々支えあいながらディズニーランドに全員で集まることを願ってきた家族です。

今回のセミナーでは、そんなKISEKI’sの、いつ容態が変わるかもわからない5人の子ども達とその家族が夢をかなえるまさに奇跡のストーリーを、準備からずっと支えてきた公益社団法人ア・ドリーム ア・デイ IN TOKYO の津田さんから伺います。

ぜひ、一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

開催概要