2月22日の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況に鑑み、開催を以下の日程に延期することといたしました。
日時 2022年3月22日(火)19:00~20:00(18:30開場) 大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 |
漆を知り、漆を使う1時間
日本文化の象徴「漆」の自給率は5%
風前の灯火の国産漆を次の世代につなぐために活動している特定非営利活動法人ウルシネクストの取組みと、国産漆の今を、理事長の柴田幸治氏がご紹介します。
後半は、箸文化大使として日本の魅力・美意識を発信している中根多香子氏が、一番身近な漆製品である箸と漆にまつわるお話を紹介し、正しい箸づかいをレッスンします。
参加者の皆様にも、漆の箸を使って箸づかいを実践していただく、漆を知り、漆を使う1時間です。
国産漆の危機
「漆=Japanese lacquer」と言われる、日本文化を象徴する「漆」の自給率はわずか5%しかありません。
戦後、石油化学の発展、ライフスタイルの変化などから国産漆の需要は大幅に減少しました。さらに国産漆から比較的安価な中国産漆への移行が進み、現在国内で使われる漆の95%が主に中国産です。
漆は、ウルシノキという樹木の樹液です。
樹液を採取できる成木になるまでに、10年から15年かかります。1本のウルシノキからとれる樹液は、約200ml。樹液を採取された木は、役目を終え伐採されてしまいます。
このため、人が植樹をし続けなければ、いずれ日本の漆は途絶えてしまいます。
漆は、はるか縄文時代から日本人の生活を、国の宝を、文化・芸術を支えてきた、日本が誇る天然素材です。
国産漆を次の世代につないでいくために活動している特定非営利活動法人ウルシネクストの取組みと、漆の現在を、理事長 柴田 幸治氏がご紹介します。
漆を使っていますか?
ライフスタイルの変化によって、かつては家庭で当たり前に使われていた漆は特別なものとなり、漆との接点は減っています。
でも、漆は手の届かないものではありません。
セミナー後半では、一番身近な漆製品である「箸」の文化を学ぶとともに、漆の箸を体験していただきます。
ビジネスシーンで、ご家庭で、美しい箸づかいは印象が良く、人生をより豊かにしてくれます。お箸と漆にまつわるお話のご紹介と、美しい箸づかいを、箸文化大使の中根多香子 さんを講師にお迎えして、ワンポイントレッスンを通して学びます。
当日は、レッスン用に漆塗りの箸をご用意します。
ぜひ、本物の漆のさわり心地を体験してください。
登壇者
特定非営利活動法人ウルシネクスト
理事長 柴田 幸治氏
株式会社リコー勤務を経て2000年に独立。サステナブルな商品開発や企業のCSR推進を手がける。
2018年に日本の漆の危機的な状況を知り、一念発起してNPOを設立し漆を守る活動を開始。
漆芸プロデューサー・箸文化大使
中根 多香子氏
JAL国際線CA・要人接遇を経て、YUI JAPAN設立。
「うるしのある麗しいくらし」をテーマに、心豊かなライフスタイルを提唱。美しい伝統を大切に、日本の美意識を国内外へ伝え続けている。
開催概要
タイトル |
国産漆を未来につなぐ ウルシネクスト |
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日 時 |
2022年3月22日(火)19:00~20:00(18:30開場) |
場 所 |
さわかみ投信株式会社2F大会議室 〒102-0082 東京都千代田区一番町29番地2 東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅下車 「4番出口」より徒歩3分 |
参加費 |
無料 |
定 員 |
40名 |
主 催 |
公益財団法人お金をまわそう基金 |
お問合わせ |
公益財団法人お金をまわそう基金 事務局 03-6380-9864 (平日10時~17時) |
「新型コロナウイルス感染防止対策のお知らせ」 |
■ご来場時は下記感染症対策へのご理解、ご協力をお願いいたします。 ・入場時に検温を行います。 ・マスクの着用や手指消毒など感染症予防対策へのご協力をお願いいたします。 ・会場内では他のお客様との距離をできるだけ開け、会話はお控えください。 ■下記に該当する方はご来館をお控えください。 ・37.5℃以上の発熱や咳・咽頭痛などの症状がある方。 ・倦怠感やご自身の体調に不安のある方。 ・新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある方。 ・過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域へ訪問歴及び当該在住者との濃厚接触がある方。 ※感染症対策について政府の方針に変更があった場合は、この内容を変更させていただく場合がございます。 ※新型コロナウイルス感染の状況により内容や開催方法が変更または中止となる場合があります。予めご了承ください。皆さまのご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。 |