小さな行動が、社会を動かす原動力になり得るということ。

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小さな行動が、社会を動かす原動力になり得るということ。

お金をまわそう基金へ寄付していただいている方が、寄付体験をざっくばらんにお話しする「Shall we KIFU?」。

第7回は、新野(にいの) 栄一さんにお話を伺いました。

現在、さわかみ株式会社の運用調査部でトレーディングの仕事をしています。

仕事で意識するお金の循環とは?トリムタブとは?

新野さんの寄付にまつわる体験を知って、行動するきっかけにしていただければ幸いです!

(現在コロナの状況を鑑み、当財団のグループ会社を中心にインタビューをしています。)

 

新野さんの寄付体験

 

田川
田川
新野さんが、お金をまわそう基金に寄付をしたきっかけは何ですか?

 

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新野さん
きっかけは、お金をまわそう基金のセミナーです。
寄付は、当初「何それ、私に関係あるの?」と感じるくらい、よく分かりませんでした。
メディアでどこどこの富豪が何億寄付したとかそういうニュースを目にする機会があったので、お金持ちがするものという印象を持っていましたね。
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新野さん
けど、お金をまわそう基金のセミナーで、当時日本駆け込み寺の代表だった玄さんの話を聞いた時に、その印象ががらっと変わりました。話を色々と聞くうちに、今まで知らなかった社会の問題や歪みが分かるようになり、その活動の役に立つなら、という気持ちから寄付をしました。

 

田川
田川
とても印象深かったんですね。寄付をする前と後とで、感じ方が変わったことはありますか?

 

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新野さん

世の中は大きな問題に立ち向かっている人達がいて、その活動に自分でも役に立てることがあるんだという発見がありました。

漠然とした問題や課題に対して寄付をしているのではなく、目の前の誰かの活動に対してだと、お前さんに託した!という気持ちになります。

 

お金の循環を意識する

 

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新野さん
私の仕事は運用調査部でのトレーディングです。
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新野さん
具体的には、ファンド仲間から預かったお金を株式を通して企業に投資し、その企業が成長したら売却し、そのリターンをファンド仲間にお返しするというイメージです。この仕事をしていく中で、このようなお金の循環を常に意識していますね。

 

田川
田川
お金の循環を意識することで、何が見えてくるのでしょうか?

 

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新野さん
その流れたお金で、企業は生産活動を行い財やサービスを提供し、我々の生活を豊かにしている、ということですね。金融は、資本が余っているところから資本が不足しているところに流すことだということを、忘れないようにしています。

 

田川
田川
PCやスマホで何もかも画面上で完結できてしまう今、物事が何とつながって循環しているかを認識することはとても難しいですよね。

 

 

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新野さん
そうですね。そんな時代だからこそ、タンス預金のようにお金を眠らせておくのではなく、お金を必要なところに循環させていくという意識を持つことが大事だと思っています。

 

インターンで知った、トリムタブの力

 

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新野さん
今の社会を見ていると、社会的な弱者に対し優しくないと感じています。仕事も生活も必死で余裕がないのが原因かもしれません…。
ギスギスした社会よりも、もっと人間に優しい社会に私は住みたいと思っています。
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新野さん
お金で何でも測るような、矛盾ばかりの市場原理主義的な考えなんて早くなくなって欲しいですね。

 

田川
田川
以前新野さんと雑談で、世界幸福度ランキングや世界男女平等ランキングについて話したことがありましたね。弱者に冷たいとか、ギスギスした社会を良くしていくには、どういうところに解決の糸口があると思いますか?

 

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新野さん
糸口は、社会がちょっとおかしいな、と感じたら、まずは行動に移すことだと思います。社会を変えるために選挙へ行こう、とよく言われますが、選挙は頻度が高くありません。
それに比べミニマムですぐにでも行動できることは、各個人が良いお金の使い方をすることだと思っています。
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新野さん
「トリムタブ」って知っていますか?

 

田川
田川
知りません、なんでしょうか?

 

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新野さん
トリムタブというのは、大きな船についている舵とは別に、もうひとつ付いている小さな方向舵のことです。
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新野さん
学生の頃、夏休みに新潟にある造船会社でインターンをしたことがありました。その時にトリムタブを知ったのですが、その仕組みは今でも記憶に残っています。
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新野さん
船を動かす時は、まずこの小さな舵が大きな舵を動かし、そして大きな舵が船の進路を変えるんです。つまり、巨大な船の進路を曲げるのに小さなトリムタブの角度をほんの少し変えるだけで良いのです!

 

田川
田川
すごいですね!

 

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新野さん
何を言いたいかというと、個人の出来る小さな活動で、大きな流れを変えられる可能性があるという話です。
消費でも寄付でも、おかしくない社会に繋がる方向でお金を使う。あと、日々の言葉でもいいと思っています。
一人一人がトリムタブとなって、船の進路を良い方向に向けていけると思っています!!

 

こんな社会を作りたい!

 

田川
田川
最後に、新野さんの「こんな社会を作りたい!」を教えてください。

 

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新野さん
「義を見て為さざるは勇なきなり」は論語・為政の一文で、私の基本的な考え方になります。
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新野さん
日本では「困っている人」は自己責任として片付けられがちですが、助けが必要な人に手を差し出すということは、なすべきことだと思います。
一人一人が、なすべきことをなす、そんな社会が理想です。
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新野さん

投資もそうですが、寄付にも出し手の想いがあると思います。
「なすべきことをしよう」という人が増えたら、少しずつ変わっていきますよね、きっと。

寄付や投資というお金の循環で、是非一緒に社会を変えていきましょう!

 

田川
田川
そうですね、良い方向にお金を循環させて、より良い社会を作っていきましょう。本日はありがとうございました!

 

 

**編集後記**

国際関係の変化や技術の進歩のお陰で私たちの生活は世界中とつながり、便利で豊かになりました。

しかし、目の前の便利さや豊かさに気を取られ、その便利さや豊かさはどこから来ているのかをあまり考えなかったことは、様々な格差や環境問題が深刻化してしまった要因の一つではないでしょうか。

お金の循環を意識し、意思をもってお金を使うことで自分自身が社会を変える原動力になる。今回のトリムタブのお話を聞いて、一人一人の小さな行動の大切さを、改めて感じました。

 

お金をまわそう基金 田川

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子ども支援

お金をまわそう基金