2023年度のNPO法人ハーベストの活動にご支援いただき、まことにありがとうございました。
中学生や高校生の多くが抱える「将来どう働くか、どう生きていくか」という問題。子どもたちは親や教師以外の大人と対話する機会が少なく、多様な生き方を知る機会に恵まれていないのが現状です。
ハーベストでは対話促進事業「キャリアセミナー」を通して、多彩な生き方や在り方を示してくれる大人(ボランティア市民講師)との出会いを、学校の授業の一環として提供しています。
【キャリアセミナーの実施状況】
◎キャリアセミナー実施校数:15校
(高校9校・中学校6校)
◎参加生徒数:2,710名
◎ボランティア市民講師数:256名
・昨年度を上回る数の生徒に市民講師との出会いの場を創出した
・うち一校では、トークフォークダンス※も実施するなど、リアルな対話の場を重ねること で、中高生の意識や意欲を喚起できた
※生徒と同数の社会人講師が相手を変えながら1分間ずつ同じテーマの話をする中高生自身の言葉を引き出す対話の場
◎アンケート調査結果(性格特性因子「ビッグファイブ」による)
※宮城県内の中学校にて事前授業、1回目受講後、2回目受講後にアンケートを実施
・キャリアセミナーを受講することによって、生徒の知的好奇心等を表す「開放性」、外界への興味関心を表す「外向性」が高まっていることが測定できた
■キャリア発達プログラム受講によるBIG5特性の平均値の変化と人数割合
多彩な大人のあり方に触れることで「自分はどう生きていきたいのか?」という問いが子どもたちの中に立ち上がります。ハーベストでは子どもたちが自分らしく力強く生きていけるきっかけとなる、そんな対話の機会を学校や地域に溢れさせたいと考えています。
その実現に向けて、引き続きみなさまのご理解とご支援をよろしくお願い致します。
2024年度の活動につきましても、寄付の募集を行っております。
みなさまの温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。