2023年度の公益財団法人あいであるの活動にご支援いただき、誠にありがとうございました。
あいであるは、児童養護施設から社会へ出た子どもたちへの支援として、食品や生活用品をつめ合わせたギフトボックスに施設の職員さんやボランティアからの手紙を同封した「実家便」を届ける活動をしています。子どもたちが施設を出てから5年間にわたり、各施設からの申請を受けて年2回、6月と12月に届けています。
2023年度は、延べ1,443個の実家便を子どもたちに届けることができました。お金をまわそう基金を通じていただいたご寄付は、実家便に入れるお米を購入するために使わせていただきました。お米は子どもたちからのリクエストも多く、一番喜ばれる品物です。
皆さまのお力添えに改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
<内訳>
- 6月:731名(新規対象者222名※、継続対象者509名)
- 12月:712名(6月の対象者のうち19名が生活環境の変化などにより辞退)
※新規対象者とは、今年3月に施設を退所し新たに自活を始めた子どもたちです
子どもたちからの声
- たくさんの食材助かりました。
- 遠くから見守ってもらえていると実感できました。
- 本当に実家から届いているように感じました。5年間実家便を送ってくれてありがとうございました。
この他、施設職員の方からも「実家便をきっかけに子どもたちと連絡が取れるので、困っていることがないか聞いたりすることが出来てありがたい」といった嬉しい言葉をいただいています。
児童養護施設を巣立った子どもたちが、学費や生活費をすべて自分で賄い自活するのは簡単なことではありません。また頼れる親のいない中、信頼する職員さんや施設の仲間とも離れなければならず、大きな孤独と不安を抱えて社会へ出てゆくことになります。
施設から社会へ巣立った子どもたちが夢や目標に向かって安心した新生活を送ることができるよう、私たちは引き続きこの活動を続けて参りますので、見守っていただけますと幸いです。
2024年度の活動につきましても、寄付の募集を行っております。
皆様の温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。