2022年度事業完了のご報告(NPO法人ネモちば不登校・ひきこもりネットワーク)

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2022年度事業完了のご報告(NPO法人ネモちば不登校・ひきこもりネットワーク)

2022年度のNPO法人ネモ ちば不登校・ひきこもりネットワーク(以下、ネモネット)の活動にご支援いただき、ありがとうございました。

 

近年、子どもたちを取り巻く学校環境の変化などを原因として不登校の子どもが増え、過去最多の人数・割合を更新し続けています。
一方で、不登校の子どもたちが本当に必要としている居場所について、まだ周囲の多くの大人たちに理解されていません。
ネモネットは、不登校・ひきこもりを経験した当事者と当事者の親が中心の団体であり、フリースクールネモを2か所で運営しています。
そこでは、当事者の目線から不登校やひきこもりの子どもたちが本当に安心して過ごせる居場所作りを考えながら活動しています。

 

2022年度は、それまで在籍していた子どもたちに加え、新たに10名がフリースクールネモに通うこととなりました。
フリースクールネモは、家庭や学校とは異なる形で同年代の仲間たちと過ごすことができ、交流や相談、子どもたち考案の企画など様々な体験が出来る場となっています。
また、通う子どもたちに「こうあってほしい」という大人の想いは伝えないように心がけています。
子どもたちの意思を一番に尊重し、スタッフは子どもたちの内にある想いをくみ取って、それに応えているのが特徴です。
年度中に巣立っていった子どもたちも10名いましたが、その多くは自分らしい新たな道を見つけたという理由でした。

 

フリースクールはほとんどの自治体で経済的補助の対象とならないため、2022年度のフリースクールネモの運営状況も厳しい状態が続きました。
しかし、皆様のご支援もあり、2か所あるフリースクールネモのどちらもスタッフの体制を維持し、当事者の視点で子どもたちに寄り添い続けることができました。改めてお礼申し上げます。

依然として厳しい運営状況が続きますが、不登校・ひきこもりの子どもたちの居場所であり続けられるように、スタッフ・理事が一丸となって活動に取り組んでまいります。
引き続き、私たちの活動へのご理解・ご協力をいただけますと幸いです。

 

助成対象事業の詳細はこちら

 


2023年度の活動につきましても、5月1日より寄付募集を行っております。
皆様の温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。
子どもたちが安心して過ごせる居場所=フリースクールを守りたい