お金をまわそう基金へ寄付していただいている方が、寄付体験をざっくばらんにお話しする「Shall we KIFU?」。
第4回は、大澤 眞智子さんにお話を伺いました。
現在、さわかみ投信株式会社の運用調査部でアナリストとして働いています。
「寄付って難しい」「ハードルが高いな」と感じている方が、寄付の素敵な一面を知って、行動するきっかけにしていただければ幸いです!
(現在コロナの状況を鑑み、当財団のグループ会社を中心にインタビューをしています。)
大澤さんの寄付体験
説明を受けた後「考えたいのでパンフレットをいただけますか?」と聞いたら、「このパンフレットは寄付金で作られているので、本気で寄付を検討している方にだけお渡しできます」と説明され、「あ、この団体は本気なんだな」ということを感じました。
子どもたちへの寄付は、未来への投資
自分の中では「子ども」たちへの投資になります。
子どもたちの持つ可能性は無限大で、その活かしようによって、日本がより豊かな国になると思うからです。その為には「自分で考える」子どもを増やすために「教育」というものが重要になってきます。
寄付に感じる効果とは・・・
今、企業を調査するアナリストの仕事をしていますが、社会課題を解決するという観点で企業を見ることは、本当に重要だと思っています。
仕事を通して感じる、「知る」ことの大切さ
がれきを破砕するショベルカーの爪、アタッチメントといいますが、その力強さに「片付けて、次の一歩を踏み出そう」という希望を感じるくらいなのです。
なので、誰かが困った時にそれを解決する会社や団体を「知っている」ということが大事だし、「知っている」人が沢山いたら、そのような会社や団体に少しずつお金を回すことができて、良い社会にしていけるんじゃないかなと思います。
ただ最近の投資の世界では、ESG投資(※1)やSDGs(※2)が注目を集め始め、大きな企業も動き出していますよね。成長性だけでは長続きしないということが、共通認識として広がり始めています。
※1ESG投資:環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行う投資。
※2SDGs:2015年9月の国連総会で採択された、持続可能な開発のための目標。
まず自分が関係するところから一歩踏み出してみるだけで、色々な世界が見えてきますよね!
こんな社会を作りたい!
最後に、大澤さんの「こんな社会にしたい!」を教えてください!
私自身、資産運用の仕事をしていて、お客様が悩まれたり動こうと思われたりした時の良き伴走者でありたいと思っていますし、「お金をまわそう基金」にも、支援団体さんや寄付者の方の良き伴走者になってほしいなと思っています。
今日は、どうもありがとうございました!
**編集後記**
高度経済成長期とあわせて発生した公害は、人間を含む自然に大きな爪あとを残しました。目先の利益だけに目を奪われることの危うさを、私たちは教訓として学んだ出来事だったと思います。
自然環境を守ることや子どもへの教育など、「効果が見えるまでに長い時間がかかるけれど大切なこと」は沢山あります。短期的に考えると「意味があるんだろうか?」と感じるかもしれませんが、現状を知り、10年後、20年後を想像してみることで、じっくりと未来を見据えた行動ができるようになるのではないでしょうか。
今回大澤さんのお話を伺い、「希望を持てる社会」に向かって何をしていくか、色々と思いを巡らせてみたいと思います。
お金をまわそう基金 田川
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