2025年事業完了のご報告(NPO法人ユースコミュニティー)

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2025年事業完了のご報告(NPO法人ユースコミュニティー)

2025年度のNPO法人ユースコミュニティーの活動にご支援いただき、誠にありがとうございました。

皆さまからお寄せいただいたご寄付により、2025年度も経済的な事情により学習やさまざまな体験の機会が限られている子どもたちへの支援を継続することができました。心より感謝申し上げます。

ユースコミュニティーでは、経済的な背景から生じる「学力格差」「体験格差」の解消を目指し、大田区内3か所で、経済的に余裕のない家庭の小学生を対象とした無料の学習支援と居場所づくりを週1回実施しています。

2025年度は小学校1年生から6年生まで、約30人の子どもたち安心して学び過ごせる居場所を提供することができました。

 

子どもたちの意欲を育む学習支援

学習支援では、持参した宿題やドリルに取り組む子どもたちを、ボランティアが寄り添い、サポートしました。学ぶ機会を継続的に提供することで、学習習慣を身につけることを目指しています。

子どもたちの中には、漢字の読み書きや九九など、日常を生きていく上での基礎的なことにつまづきを抱えている子どももいます。不登校などにより学習機会が十分に得られていない子どもや、学習意欲が低下してしまっている子どももいます。

こうした子どもには、ボランティアがマンツーマンで寄り添いながら、何とか学習への関心を持ってもらい、「自分にもできた!」「できるようになった!」という喜びを実感できるよう、試行錯誤しながら支援しています。こうした支援を繰り返す中で、学習意欲の芽生えが少しずつ出てきた子どももいます。

 

体験格差を埋める取組み

生活困窮家庭では、習い事や地域活動に参加する機会、多様な大人と関わる機会が少なくなりがちです。このような「体験格差」は子どもたちの視野や自尊感情、将来の選択肢にも影響を及ぼすといわれています。

子ども達が普段触れることの少ない文化的な体験を楽しむことができるよう、地域の室内楽愛好会の皆さまのご協力のもと、音楽演奏を聴く機会と音楽を使ったワークショップを実施しました。また、将棋の棋士を講師に招き、指導対局等を盛り込んだ将棋ワークショップを開催することができました。

また、家庭以外で地域の大人や仲間たちと、一緒に楽しく過ごす機会として、クリスマス会を実施しました。

こうした活動は、子どもたちに新しい興味や自信を育むきっかけとなっています。

 

安心して過ごせる居場所として

私たちの活動には、不登校やひきこもり傾向にあり、他者と関わる機会が無く、友達もいない、安心して過ごせる居場所のない子どもたちも多く参加しています。近年では、ゲームやSNSなど、インターネットの中に自分の居場所を求め、スマートフォンに依存してしまう子どもも多くいます。

こうした子どもたちも、せめて教室で一緒に過ごす時間だけは、スマホなしで過ごし、子どもたち同士や、ボランティアの学生や大人と直接関わる時間を持ち、人との信頼関係を築いてほしいと考えています。

当初は心を開いてくれなかった子どもが、ボランティアスタッフが粘り強く寄り添った結果、今では他の子どもたちやまわりのスタッフとも徐々に打ち解け、だんだんと子どもらしさを取り戻してきたという事例も出てきました。

このようなコミュニケーションが取りづらい子どもたちにどんな支援ができるか、引き続き一人ひとりに合った関わり方を模索しながら、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりに取り組んでまいります。

 

私たちは、地域の若者が子どもを支えていくまちづくり、地域コミュニティーの実現を目指しています。2025年度は、子どもたちを支える高校生、大学生、社会人のボランティアの在籍も50名となり、地域の中の支援の環は広がっています。世代を超えた交流は、子どもたちだけでなく、支える若者にとっても地域とのつながりを育む貴重な機会となっています。

今後も、経済的な困難やさまざまな生きづらさを抱る子どもたち一人ひとりに寄り添いながら、地域に根差している私たちだからこそできる支援を続けてまいります。引き続き、ユースコミュニティーの活動をお見守り、お力添えいただけますようお願い申し上げます。

 

 

助成対象事業の詳細はこちら

 

 

2026年度の活動につきましても、寄付の募集を行っております。
皆様の温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。

大田区で生活困窮を抱える小学生の学びを高校生・大学生が支える居場所づくり