
- 募集団体は 特定非営利活動法人ユースコミュニティー です。
- 子ども支援分野への寄付でもこの団体を支援できます。
- 支援総額は2025年5月8日現在のものです。
ごあいさつ
NPO法人 ユースコミュニティー
代表理事 濱住邦彦
支えてくださる皆さまと共に歩んでいきたい。
私たちは、すべての子ども達が安全・安心で心豊かに暮らせる地域づくりを実現したいという願いから、ユースコミュニティーを立ち上げました。
生活困窮家庭の子ども達に学習・居場所支援を行う「自由塾小学生クラス」を、大田区内に3か所運営。現在約30名の子ども達が利用し、高校生を中心としたボランティアが約40名在籍しています。
子どもは一人ひとり多様な可能性を持っています。
しかし、経済的に困窮する家庭の子ども達は、ただでさえ一般家庭の子ども達より可能性がのびのびと育ちにくい環境にあるのに、いじめ、不登校、DV、そのほか不安や困りごとなどを抱えているケースも少なくありません。
そうした子ども達を支えるべく、私たちは地域の力で地域をよくすることを目指し、地域の高校生や大人、他団体の力を借りて、子ども達に人と人との触れ合いによる多様な体験をしてもらえるように取り組んでいます。
さらに、直接的な支援だけでなく、「寄付」という形で支援をしてくださるあたたかい気持ちをもった人達が地域で多く生まれてきています。
そうした支えを受けて私たちは活動することができており、子ども達一人ひとりが望む「幸せ」につながることを願って、皆さまと一緒に歩んでいきたいと思っています。
経済的に困窮する家庭の子ども達でも、希望する未来へ進んで行けるように、皆様のご支援を何卒よろしくお願いいたします。
小学生の不登校急増 ひとり親家庭で顕著
コロナ禍の一斉休校がされて以来、不登校になる子どもが年々増加しています。
特に小学校からの不登校の増加と、ひとり親家庭での発生率が高いのが最近の特徴です。
政府の統計によると、母子家庭の平均年間就労収入は236万円(※)で、給食費が免除される就学援助を受けている世帯が多くあります。
しかしながら、子どもが不登校になってしまうと、こうした援助制度の恩恵が受けられず、親には子どもの昼食を準備する労力と金銭的な負担が大きくのしかかります。
※こども家庭庁「ひとり親家庭等の支援について」(2023年)より
また、子ども本人も、他者と関わる機会が減り、どこにも居場所が無く、年相応の友達もいなくなってしまいます。
就学援助等を受けている家庭の子ども達は、不登校以外にも、家庭内で不和を抱えている場合や、軽度の発達障碍、外国ルーツなどであることも多く、それらが理由で既存の学校のコミュニティーにうまく溶け込むことができないこともあります。
そして、そのような子ども達が私たちの学習・居場所支援活動に多く参加しています。
小学生といえば、わんぱくで明るく誰もが楽しく過ごした時期のはずです。
それなのに、そうした時期の子ども達が、友達もおらず、孤独に過ごしていると考えるだけで本当に切ない思いがこみ上げてきます。
こうした子ども達が私たちの居場所に来ても、はじめは心を開いてくれず、ボランティアスタッフが落ち込むことも少なくありませんでした。
しかし、そうした子ども達にも粘り強く寄り添った結果、今では他の子ども達やまわりのスタッフと徐々に打ち解け、だんだんと子どもらしさを取り戻してきています。
「自由塾 小学生クラス」での学習支援と居場所づくり
ひとり親家庭などで何らかの福祉を受けている家庭の小学生を対象に、大田区内3か所で「自由塾 小学生クラス」という名前で、学習支援と居場所づくりに取り組んでいます。各教室とも週1回程度開いており、在籍している小学生は合計約30人です。
およそ2時間半の開設時間をそれぞれ、①学習時間、②アクティビティー、③自分時間に分けており、
①学習時間では、宿題やドリル等への取り組みにボランティアが寄り添い、
②アクティビティーでは、非認知能力を育成するためのメニューを各教室でオリジナリティを出しながら実施し、
③自分時間では、子ども達自身に過ごし方を決めてもらう
という構成にしています。
各教室とも地域の大学生が教室長として活躍し、高校生~社会人ボランティアと協力しながら子ども達を見守っています。
生活困窮家庭では、親や地域の大人が子どもと関わる機会が少ないことが指摘されているため、ボランティアの彼らが子ども達と一緒に過ごすほか、地域の文化団体などとも協力しながら、子ども達が様々な体験をできるように積極的に取り組んでいます。
こうした活動を通じ、地域の若者が子どもを支えていくまちづくり・地域コミュニティーの実現を目指しています。
最近では応援してくださる地域の皆様に感謝すべく、地域のお祭りにも実施団体として参加しており、昨年度は地域施設のお祭りに子ども達と一緒に企画を出しました。
将棋等の体験で子ども達の学力以外の成長もサポート
私たちは「学び」というものを広くとらえ、算数や国語といった学力だけではなく、「非認知能力」(やり抜く力、人や社会と関わる力)も育つ教室づくりを目指しています。
具体的には、学習以外に将棋やAIなどを取り入れたアクティビティーの時間を設け、子ども達の健全育成に取り組んでいます。
やらされ感で行動するのではなく、かといってまったく自由気ままに過ごすのでもなく、自分と他者を尊重しながら、同じ空間にいるみんなが有意義な時間を過ごし、さらに自分自身の成長が実感できるように常に試行錯誤しながら工夫しています。
アクティビティーの中でも、粘り強さや計画性など、様々な力が身につくと考えられる「将棋」には特に力を入れています。
日々成長する子ども達に負けないようにスタッフ側でも研修を行ったほか、地域の他の小学生も招待したトーナメント大会も行いました。
多くの子に興味を持ってもらえるように棋士の方を招いたイベントも行っており、子ども達が主体的に取り組み、社会で必要となる力を伸ばしていけるように、今後もこうした活動に力を入れていきたいと思います。
ご寄付の使い道
皆様からのご寄付は、ボランティアの交通費、会場費、ボランティアリーダーへの謝礼、将棋に関するアクティビティーのための費用に活用させていただきます。
5,000円のご寄付で
高校生ボランティアが1ヶ月間、子ども達のために活動することができます。
具体的には、ボランティアに公共交通機関の交通費を支給できます。
10,000円のご寄付で
大学生のボランティアリーダーが1ヶ月間活動できます。
ボランティアリーダーは毎回の教室の開設に責任を持ち、子ども達からも他のボランティアからも信頼される、教室に欠かせない存在です。
30,000円のご寄付で
居場所に欠かせない会場費のおよそ1か月分の借料を賄うことができます。
子ども達がより安心して過ごしやすい空間を確保するため、民間のカフェも借りて教室・居場所づくりに取り組んでいます。
賛同者の声
ご支援のお願い
私たちの「自由塾 小学生クラス」は保護者から1円もお金をいただいていない、いわゆる無料塾です。
それは、子ども達が家庭の経済的事情に関わらず、落ち着いて学習できる環境と安心して過ごせる居場所を持てるようにとの思いからです。
過去には、どう切りつめてもかかってしまう運営経費を賄うため、多少の自己負担をお願いすることも検討しましたが、保護者から「子どもは教室を気に入っているけれども、教室が有料になるなら、習い事を辞めさせなければならない」との声を受けたこともあり、設立から現在までずっと無料で活動しています。
2年前からご縁があり、こちらで皆様からのあたたかいご支援をいただき、3教室ともに無事に教室を運営することができています。ご支援誠にありがとうございます。
勉強や様々な体験を通して子ども達にじっくりと何かに取り組むことの重要性や将来の多様な可能性を伝え、経済的に困難を抱える家庭の子ども達が希望する未来に向かって進んでいけるように支えていきたいと思います。
安定して子ども達への学習・居場所支援を継続できますよう、どうか皆様のお力をお貸しください。
当プロジェクトの事業計画
事業名 | 小学生の居場所づくり |
内 容 | 公的福祉を受けている世帯等、生活困窮家庭の小学生約30名に、学習支援教室を大田区内3か所に開催。生活困窮に加え、外国人ルーツ、不登校、発達障害等、学校や学童になじめづらい子ども達が多く在籍しています。こうした子ども達を地域の大学生や高校生が中心となって支えていく小学生の居場所づくりを目指しています。さらに各拠点では、基礎学力の定着を目的とした学習支援だけではなく、交流のためのアクティビティーや日本の伝統文化「将棋」を採用するなど、非認知能力の育成にも取り組んでいます。 |
事業期間 | 2025年4月から2026年3月まで |
総事業費 | 1,520,100円 |
当サイトでの 募集額 |
600,000円
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