NPO法人子育てサロンすくすく
理事長 添谷 京子
今年、寄付でできたこと
いつも子育てサロンすくすくへのご支援誠にありがとうございます。
皆様のご寄付により今年も子育てサロンを維持することができ、地域の多くの親子の成長を支えることができました。
私たちの子育てサロンには様々な親子が参加しています。
その中には保育園に馴染めずに辞めたお子さんもいますが、そのお子さんは初め子育てサロンへの参加も激しく拒絶しており、ご両親は戸惑われている様子でした。
他にも、お子さんの言葉の遅れを心配され、不安な気持ちを抱えて来られたご両親もいらっしゃいました。
不安を抱えられた様々な親子がいらっしゃいますが、スタッフの寄り添いにより次第にお子さんの笑顔が増え、それに伴ってご両親も安心して成長を見守られるようになっています。
また、親子が地域で孤立せず子育てできるように、親子同士の交流のお手伝いもしています。
中には保育園に通い始めた後も毎月1日は保育園を休んで子育てサロンを訪れてお友達と楽しく交流される親子や、児童館で仲良しになった親子をこちらにも連れてきてくださる親御さんなども見られ、子育てサロンを基点に地域の子育ての輪が少しずつ広がり、続いていることを実感しています。
子育てサロンを始めて10年以上が経ちましたが、引き続き、地域の親子がすくすくと育ちあえる場を守り続けたいと思います。
今後とも、地域の子育てを支える私たちの活動にご支援賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
紹介したいエピソード
最近、私たちの子育てサロンには、普段とは違う小さなお客さんが増えています。
例えば、先日は近隣の小学3年生たちが生活科の町探検として、子育てサロンの見学に来てくれました。
自分たちの住む地域について知る、「すてき発見!わたしたちの町、東砂」がテーマでした。
地域に有るステキな場所・人・物の一つに、すくすくの「おもちゃ文庫」が目に留まったようです。
その連絡を受けた時は嬉しくて、子どもたちから長年の活動に対してのご褒美をいただいたかのようでした。
当日は、来てくれた5人の小学3年生と2人の先生を積み木で作った大作でお出迎え。皆歓声を上げて喜んでくれました。
木のおもちゃならではの魅力を伝えるとともに、この場所が親子で遊びながら一緒に育っていくところであるということもしっかりとお話ししました。
他にも、卒室して小学3年生になった子が、夏休みの宿題で「すくすく」を取り上げて紹介したいと取材に来てくれました。
「いつ始めたの?」「来てくれる子は何人いるの?」「やっていて大変な事は何?」等のインタビューを受け、質問の度に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
さらには、幼稚園に通い始めた子も、幼稚園が早帰りの時などに他の親子を誘って子育てサロンに遊びに連れて来てくれます。
親御さん同士はスタッフと一緒にティータイムでちょっと一息、子ども同士は豊富にある木のおもちゃに囲まれて、親子共に楽しいひと時を過ごしています。
このように、思ってもみなかったような形で来てくれる小さなお客さんたちにも元気をもらいながら、日々楽しく活動を続けられています。