一人暮らしの子どもを支える『実家便』を届けることができました

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一人暮らしの子どもを支える『実家便』を届けることができました

 

公益財団法人あいである
代表理事 木皿 昌司

 

 

1.今年、寄付でできたこと

あいであるでは、児童養護施設を退所し自活を始めた子どもに、6月と12月の年に2回、退所した年から5年にわたり計10回、食品や生活用品、防災用品を詰めたギフトBOX「実家便」を送っています。今年は、6月・12月に合計1443個の実家便を子どもたちに発送することができました。

お金をまわそう基金の助成金は、実家便に入れる「お米」の購入資金として充当させていただきました。

「実家便」の中には、手軽に料理できる缶詰やカレー・スープ等のレトルト食品、ほっと一息つけるチョコレートやスティックコーヒーなど、色々と楽しむことができるよう揃えています。

また、「実家便」には施設職員からの手紙や賛助会員からの応援メッセージを同封しています。児童養護施設を巣立ち、一人暮らしをしている子どもたちがメッセージを読んで、「離れていても施設とつながっている」「社会全体で見守ってくれている」と感じてもらえるよう願っています。

これからも「実家便」を通じて児童養護施設を退所し自活している子どもたちを「モノ」と「気持ち」の両面でサポートできるよう活動してまいります。

 

2.紹介したいエピソード

今回も子どもたちからのお礼メッセージが沢山届きましたので、その一部をご紹介いたします。

  • 物価が上がってから食費が予算オーバーすることが増え、食品を買うのを躊躇してしまうこともある中で、お米とパックご飯嬉しかったです。
  • なるべく自炊していますが、疲れているときや忙しい時などは自炊を面倒に思ってしまうので、レトルト食品が実家便に入っていて助かりました。
  • 節約の毎日で、お菓子をなかなか買えないので、実家便に入っていてとてもうれしいです!勉強のお供として大切に頂きます。
  • 実家便もあと1回になりました。職員からの手紙を含め半年に1回楽しみにしていたのでちょっぴり寂しいです。また次回もよろしくお願いします!

また、12月の発送の実家便には、茨城県龍ケ崎市で大正3年から続く老舗の煎餅屋「鍵林」様が新たにご協賛いただき、老舗の味のしょうゆせんべいを子どもたちに届けることができました。多くの方に実家便を支えていただき、子どもたちをサポートできることに心から感謝しています。

 

 

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