医療的ケア児とその家族に特別な時間を過ごしてもらうことができました

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医療的ケア児とその家族に特別な時間を過ごしてもらうことができました

NPO法人Lino
代表理事 杉本ゆかり

 

 

1.今年、寄付でできたこと

私たちは、外出の難しい医療的ケア児や障害を持つ子とそのご家族が安心して旅行できるように、医療従事者が付き添って様々なサポートをするLinoツアーを行っています。
今年は、皆さまからのご寄付により6月10日〜11日に1泊2日でユニバーサルスタジオジャパン(USJ)へのツアーを実施することができました。ツアーに参加されたご家族は全部で5組14名、医療従事者含め大人のスタッフは全部で9名、子どものボランティア1名も合わせると総勢24名のツアーとなりました。

当日は、東京駅でご家族とサポートスタッフが待ち合わせたのち新幹線で一緒に大阪まで行きます。これまでのツアーでは、その後のホテルまでの移動に福祉タクシーを利用していましたが、今回は電車好きの子もいたので、ホテルまで電車に乗って向かいました。
ホテルに荷物を預けた後は、お待ちかねのUSJへ。USJ内は各家族にスタッフがそれぞれついて個別にまわりました。
今回のツアーは1日目と2日目の2日間USJを楽しむ充実したプランで実施できました。

Linoは、今後も活動を通してここでしか体験できない思い出を、ご家族の皆さまに提供してまいります。

 

 

2.紹介したいエピソード

Linoツアーでは、参加されるお子様はもちろん、普段介護を担っているご家族の方にもご自身を大切にしてもらう時間を提供しています。

11月に実施したDisneyツアーの際に、あるご両親にお声掛けし、お子様の食後休憩をこちらで見守っている間に、ご両親二人だけでアクティブな乗り物にチャレンジしに行っていただきました。

お二人が手を繋いで楽しそうに笑顔で戻られた姿を見た時に、素敵な時間を過ごせたことが想像でき、こちらも大変嬉しい気持ちになりました。
ご両親が安心してお子様を託せる環境があるからこそ、Linoツアーは夫婦の大切な時間を創ることが出来るのだと感じた瞬間でした。

また、Linoツアーでは、お子様について「新しい発見があった」という声をいただくことが多くあります。
サポートがあることで生まれる気持ちの余裕から、普段はじっくり見られないお子様の表情の変化をご家族が客観的に見ることが出来たり、ご家族の皆さんが写っている写真を思い出として残すことが出来たり、普段とは違う形でご家族が関わりあえるのもLinoツアーの醍醐味の一つです。

私たちも、たくさんのご家族の素敵な笑顔を見させて頂き、活動の支えにさせていただいています。

 

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