小児がんの子どもとそのご家族に寄り添うことができました

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小児がんの子どもとそのご家族に寄り添うことができました

 

公益財団法人がんの子どもを守る会
理事長 山下公輔

 

 

 

1.今年、寄付でできたこと

いつも温かいご支援をいただきありがとうございます。

私たちは、小児がん患者やそのご家族からのご相談をお受けしています。治療中はもちろん、治療を終えた後も、また子どもが亡くなった後なども継続的なサポートが必要な方には、専任のソーシャルワーカーが個別にきめ細かく対応しています。

相談内容によっては、一回で終了せず、医療情報や活用できる制度、他団体の情報などをお調べして返信する場合もあります。その後の様子や状況をお聴きするためにお電話をさせていただくこともあります。ご相談者の中には数十年と継続してご相談くださる方もいます。

昨年度は960件の電話相談がありました。今年はさらに件数が増えており、ますます必要性が高まると考えています。

皆さまからのご寄付は、ご相談者の気持ちに寄り添い支えるための通信費(電話代)に充てさせていただいております。

 

2.紹介したいエピソード

ある患児のご家族から、「治療の選択で悩んでいる。いろいろ考えることが多くて、付き添っている自分が疲れてしまった。誰かに話を聞いて欲しい」と、必死に子どもを助けようとする気持ちと、看病に疲弊してしまう気持ちが伝わるご相談が寄せられました。

ソーシャルワーカーは最新の医療情報を調べてお伝えすると同時に、ご相談者の気持ちが楽になるまで話をお聞きしました。ご相談者から「とても役に立ちました。話を聞いてくれてありがとう」と言葉をいただいたときは、お役に立てたことやお支えできたことを大変嬉しく思いました。

どのようなご相談も、ご相談者のプライバシーや秘密を厳守しながら、その気持ちに寄り添い助けになるような丁寧な対応と正しい情報提供を心がけています。

 

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