2022年度事業完了のご報告(特定非営利活動法人ハイティーンズサポートちば)

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2022年度事業完了のご報告(特定非営利活動法人ハイティーンズサポートちば)

特定非営利活動法人ハイティーンズサポートちばの活動をご支援いただき、誠にありがとうございました。

ハイティーンズサポートちばでは、貧困や虐待など問題を抱えた高校生への食料無料配布会と、高校生が安心して立ち寄ることのできる居場所カフェの運営を行っています。当事業では、千葉県内唯一の公立通信制高校である千葉大宮高校で、食料無料配布会と居場所カフェを開催しました。開催実績は下記の通りです。

(2022年5月~2023年2月にかけて実施)

 

千葉大宮高校は交通の便が悪く、生徒たちは保護者に車で送迎してもらうか、千葉駅からバスで30分、バス停から徒歩10分かけて登下校しています。毎回のスクーリングを日月火の三日間行い、生徒はそのどれか1日にのみ出席するため、食料配布会も日月火の3日間、放課後にかかる14時から16時までの時間帯に実施しました。

食料配布は、米を2kg袋に小分けにしたものと、レトルト食品・カップ麺・ペットボトルジュースなど、フードバンクから提供された食料品が中心です。米は毎回、玄米30kgの大袋20袋をフードバンク千葉で受け取り、車3台で運搬し、付近のコイン精米所で精米、学校に持ち込みます。学校で大袋の米を2kgずつ小袋に入れたのち、配布します。米の配布は他の食料品と比べて遥かに手間のかかるものですが、受け取る側からすれば何度も食事に使えるというメリットは大きく、生徒たちは毎回心待ちにしているため、毎回欠かさず配布しました。

 

 

通信制の生徒は月に多くても2~3回の登校のため、孤立しがちで、生活実態がつかみにくいのが現状です。食料配布会と居場所カフェの実施は、千葉大宮高校の職員の方から相談を受け、当法人のナレッジを活かしながら実施してきました。食料無料配布会や居場所カフェの現場で生徒から漏れ聞く声が多くあり、家庭崩壊の実態や将来への不安など、なかなか教員には言いにくいであろう内容が出てくることもあります。孤立と不安に苦しむ高校生を支援するために、今後も継続して実施していきたいと考えています。

 

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