自分の行動が未来に繋がる。小さな行動を積み重ねていこう!

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自分の行動が未来に繋がる。小さな行動を積み重ねていこう!

お金をまわそう基金へ寄付していただいている方が、寄付体験をざっくばらんにお話しする「Shall we KIFU?」。

第6回は、山口 由美さんにお話を伺いました。

現在、株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクションに所属し、「『行ってきます』『ただいま』と言える、皆が帰ってくる場所」というコンセプトで、社屋1階のカフェスペースの運営などをされています。

山口さんの寄付にまつわる体験を知って、行動するきっかけにしていただければ幸いです!

(現在コロナの状況を鑑み、当財団のグループ会社を中心にインタビューをしています。)

 

 

山口さんの寄付体験

 

 

田川
田川
先日、さわかみマイルでお金をまわそう基金に寄付をされたと伺いました、ありがとうございます。
マイルを寄付をされようと思ったきっかけはなんですか?

 

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山口さん
はい、積み立てたマイルで、まずはさわかみファンドを買ったのですが端数が出ました。
さわかみマイルのサイトを見ると、お金をまわそう基金への寄付が100マイルからできると書いてあったので、「あ、こういう小さい数字からでもできるんだ」と思って。

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山口さん
少額だけど、これで何かの役に立つならと思って、寄付しました。

 

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山口さん
大きな数字だとなかなかすぐにたまらないけど、ちょっとずつなら気軽にできますよね。子ども分野への寄付は、4か月連続でやっています。
その他、地域社会、スポーツ分野にも寄付してみました!

 

 

田川
田川
ありがとうございます!
子ども分野は、多くの方に寄付をいただいています。

 

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山口さん
社会の中で大事な分野だと思います。私も子供を3人育て、孫も3人いますので、子どもたちが良い方向に向かうための足しになるのならと思って、子ども分野を選びました。

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山口さん
自分が子どものころは、皆貧しかったです。昔は「貧乏」って言っていました。そういう時に比べたら、全体的に豊かにはなったと思いますが、今は「貧困」という問題が深刻です。お金の有無に関係なく、子どもたちがきちんと学ぶことができる社会にしたいですよね。

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山口さん
お金に思いを乗せる、とよく言いますが、お金をつかう時に、そこに思いを乗せるということが大切だと思います。
同じお金でも、何のために使われるのか。人の役に立つために使われたら、お金も幸せですよね。

 

田川
田川
本当にそうですね。

 

意外と勇気が必要?な街頭募金

 

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山口さん
また、昔アジアやアフリカの難民を助けるための街頭募金活動をしたことがあります。その経験は、とても心に残っていますね。
ボーイスカウトやガールスカウトなどが街頭募金をしているのを見かけますけど、若い時に世の中へ呼び掛けてみるという経験は、貴重だと思います。

 

田川
田川
実際に経験してみてどうでしたか?

 

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山口さん
はじめは声を出すのが恥ずかしかったのですが、「自分のためじゃなく、大変な子のために!」と思い切ってやっていたら、恥ずかしいとかが取れてきて、前を通っていく人が募金をしてくれるようになり、自分の気持ちが伝わったんじゃないかなと思いました。

 

田川
田川
私も学生の時に、街頭募金活動をしたことがあります。山口さんのおっしゃる通り、最初は寄付の声出しをするのに勇気がいりますよね…。

 

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山口さん
そうなんですよね。あと、通りを歩く人の反応も面白いです。知らんぷりしていく人もいれば、チラチラ見て通り過ぎる人、募金して声をかけてくれる人とか。
たまにお札を入れてくれる人もいて「素晴らしい!」と感動したり、色々でした。

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山口さん
ただ、人の目もある中、寄付をしに募金を入れに来てくれる人って、勇気のある人だなとその時は感じましたね。

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山口さん
この時の経験で、人の善意や気持ちが集まったら大きなものになるんだなっていうことを実感しました。

 

行動し、共感を広げていく

 

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山口さん
さわかみグループは、「社会を良くしていこう」というコンセプトに共感して集まってきている人が多いので、自分の思いをそのまま表現できて受け止めてくれる人が沢山いるのはやりやすいですね。

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山口さん
新興国の若者のためにペットボトルの蓋を集めて寄付をする、という大学生の活動を仲介する社員がいたり、このビルに入居しているライフプランニングセンターという組織の方は、被災地の支援をされていたり。そういうことを日常的に、息を吸うようにできる環境にいられることは、とても良かったと思っています。

田川
田川
今までは、あまりご自身の気持ちを表に出せなかったのですか?

 

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山口さん
そうですね。今まで自分が働いてきた会社の中で、「困っている誰かのために」ということを日常的に考えている会社って、あまりありませんでした。だいたい、会社の売上一本やりでしたね。

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山口さん
なので、自分が本来思っていることをそのまま行動できるのは楽ですね。先ほどお話ししたペットボトルの蓋回収や被災地支援も、カフェスペースに来る人にも知ってもらえるように工夫しました。そうすると、それに反応して協力してくれる人が多いのでとても嬉しいです。

 

 

田川
田川
行動しやすいというのは、いい環境ですね。

 

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山口さん
はい、ただ自分が「困っている人の役に立ちたいな」と思っていても、周りがそうでなかった場合、行動しにくいかもしれません。それでも、ちょっとずつ声を上げて、共感してくれる人を見つけて増やしていくという地道な努力は決して無駄にはならないし、思いを形にするための着実な一歩になると思います。

 

こんな社会を作りたい!

 

田川
田川
最後に、山口さんの「こんな社会を作りたい!」を教えてください。

 

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山口さん
いのちを大切にする社会にしたいです。

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山口さん
今、あちこちで起きている公害、戦争、貧困などの社会問題といっても、すべては生命を守るためという視点が大きく欠如しているから起きていることだと考えるからです。
自分の行動が未来につながってることをもっと多くの人が気付いたら、もっと良い世の中にできると思うんですよね。

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山口さん
社会問題と聞くと、自分とは関係ない大きな話に感じるかもしれません。
けど、意識をちょっと変えるだけで見え方が変わるし、そこが変わると行動が変わります。
人間、まだまだ捨てたもんじゃないと思っています。

 

田川
田川
「意識が変われば行動が変わる」ですね。自分の行動のその先を考えてみると、意識を変えるヒントになるのかもしれませんね。
本日は、どうもありがとうございました!

 

 

 

**編集後記**

自分が学生の時に街頭募金活動をしたのも、同じ部活で活動する仲間の友人の声掛けがきっかけでした。それまでは寄付をした記憶もあまりありませんし、はじめは正直「面倒だなあ…」と思いながら街頭に立ちました。

素通りする人が圧倒的に多い中で、「頑張って」「お疲れ様」と声をかけ募金してくれる方に元気づけられながら数時間。

お金を集めることの大変さや世の中の世知辛さ、一方で、想像していた以上に集まった募金金額に、人の善意の大きさも知ることができました。また、仲間の友人が私たちの協力をとても喜んでくれていた姿を見て、最終的には「やって良かったな」と感じました。

あの時あの場所をたまたま通りかかり、ちょっとだけ募金したお金が回りまわって誰かの役に立つ。そんな偶然でも、財布に眠っていたお金にとっては、幸せな使われ方なのかもしれません。

 

お金をまわそう基金 田川

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