- 支援総額
- 360,000円
- 目標金額
- 360,000円
- 支援者数
- 21人
- 募集のこり
- 0 日
目標額に達しました!
- 募集団体は 特定非営利活動法人ならはらの森なかの学舎 です。
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ごあいさつ
特定非営利活動法人ならはらの森なかの学舎
代表理事 髙橋 惠子
―子どもが生き生きと生活する―これは、私が45年間園長として携わってきた八王子中村学園なかの幼稚園の基本理念です。
八王子の西部、楢原町にある「ならはらの森なかの学舎」も同じ思いで、学校に行けなくて困っている子どもたちが、生き生きとありのままで過ごせる居場所作りを目指しています。
学校が苦手な子も、学校に行っている子も、この学舎の森で、仲間と出会い自分の思いを実現していって欲しい。また、お母さん同士、お父さん同士の出会いの場にもなっていけたら、とたくさんの願いを持ってスタートしました。
地域や教育機関などとも連携し、理解をいただきながら、子どもたちの居場所作りを進めているところです。
子どもたちと共に育っていく地域の伴走者として、がんばってまいります。皆様のご支援をよろしくお願い致します。
活動のきっかけと課題
学校に居場所を見出しにくい子どもたちは毎年増え続けています。
小・中・高等学校等における不登校児童生徒数は過去最多の23万9178人と言われています。わが町八王子市では、令和2年度は1,147人の小中学生が学校に行けていません。その理由は様々ですが、居場所を求めている子どもたちがたくさんいるのは確かです。
長年幼稚園教育に携わっている代表の髙橋は卒園生の保護者から「うちの子、学校に行ってなくて…」という相談を多数受けるようになり、子どもたちの居場所作りを考え始めました。その思いに賛同した仲間が集まり、みんなの思いが詰まった、ならはらの森なかの学舎が生まれました。
しかし、民間のフリースクールが資金を調達していくことはとても大変です。
公私立学校とは違い公的支援はありません。運営費のほとんどが人件費ですが、助成対象外になることが多く、その結果、決して安くはない利用料を家庭に負担していただかざるを得ない状況です。
利用料があることで、経済的な理由でフリースクールに通いたくても通えない家庭も少なくありません。
私たちの事業
私たちは、次の3つのことを大切にしながら、どの子にとっても安心してありのままの自分でいることができる居場所づくりを
しています。
①子どもの権利を守ること
②生活・経験から学ぶこと
③人・自然・社会とつながること
対象は、小学校1年生から高校3年生。月曜から金曜まで毎日開所しています。
多様なプログラムや昼食作りを中心にした活動を軸に、子どもたちはそれぞれのペースで思い思いの時間を過ごしています。
また、学校に居場所を見出しにくい子どもたちの中には、心が疲れてしまっている子が多くいます。
まず子どもたちに必要なのは、ありのままで過ごせる安心・安全な居場所です。
自立するためのエネルギーを蓄えるためには、安心して自分を出すことができる信頼できる大人と場所が必要なのです。
すべての子どもの権利が守られる社会を構築するための具体的なステップとして、居場所作りの取組は急務です。
事業の特徴と実績
広々とした緑豊かな林の中に、私たちの学び舎は建っています。活動場所には手作りのハンモックやターザンロープ。野鳥や昆虫、めったにお目にかかれない貴重な植物など多様な生き物の姿を見ることができます。近くには川遊びのスポットもあり、夏の暑い時期は最高の遊び場になっています。
子どもたちの興味・関心を広げるために、英語、音楽、笑いヨガ、体操、ダンス、科学実験、木工、郷土の歴史めぐりなど、魅力ある講師の方々をお招きし、多様なプログラムも提供しています。みんなで企画する遠足、バーベキュー、宿泊行事といったイベントでは、よりよい人間関係を築く力も養われています。
活動のなかで私達が一番大事にしていることは、その日1日何をして過ごすかは「その子自身が決める」ことです。
なかの学舎のスタッフは、教職経験者、児童福祉関係者、不登校経験者等によって構成されています。
子どもたちは「あなたは、あなたのままでいい」と、その存在そのものを肯定してくれる大人と出会い、自分の意思を尊重してもらいながら豊かな自然に囲まれて一緒に生活をつくっていくうちに、少しずつ変化していきます。ここで生きる力を取り戻し、自ら進路を勝ち取った子どももいます。
2022年8月現在、小学校1年生から中学2年生までの31人が登録し、学舎を利用しています。
ご寄付のお願い
今年度4月にNPO法人を立ち上げて半年足らず、入会費・通学費や真心の寄付により、なんとか事業を続けてくることができました。
日に日に子どもたちの数が増えてきて、スペースとスタッフの確保が目下の課題となっています。
今回、皆さまからのご寄付をお願いするに当たり、360,000円を目標金額とさせていただきました。
発足して間もないNPOですので他にも足りないところはありますが、子どもたちのためにこれまでエアコンが設置されていなかったロフトの環境を最優先に整え、かつ多様な学びを支えてくださる講師陣の人件費の一部に充てさせていただきたいと考えています。
今後は昼間だけでなく、放課後の居場所事業も充実させていく予定でおり、今まで以上に子どもたちのためにがんばってまいります。どうか、ご支援をよろしくお願い致します。
寄付の目標額は360,000円です。いただいたご寄付は
・子どもたちが自主勉強などに利用するロフトスペースの環境整備費
・子どもたちの多様な学びを支える講師陣の人件費の一部
に充てさせていただきます。
■賛同者の声
八王子市立第九小学校
校長 宇都宮 晃
いつの時代も、子どもを育てるのはやりがいのある一方で大変なことです。が、近年の子育ては、とりわけ抱える問題が大きいように思います。子どもが育ちにくい社会を私達が作ってしまったのだとも思い、「何ができるだろうか。」と試行錯誤しています。
「不登校」という言葉があまり好きではありません。「学校は行かなくてはならない。」という前提が感じられるからです。私は教員ですから、もちろん子どもたちには学校に来てほしいと願っていて、「学校に行くと楽しい」と感じられるように努力しています。しかし、子どもたちから見て、自分に合った自分らしい選択肢は多い方が良いはずです。
「ならはらの森なかの学舎」は、本校近くにある子どもにとって素晴らしい選択肢の一つです。地域に根付いて、地域の方々と一緒に様々な教育実践を重ねている髙橋惠子先生を代表として、様々な方々が子どもたちのために集っています。
限られた紙面で言葉が尽くせませんが、ならはらの森を訪れると、そこに静かで豊かな時間が流れていることは、すぐ感じられます。何より子どもたちが楽しそうです。
開校してまもない「ならはらの森なかの学舎」ですが、多くの方にこの取り組みを知っていただくとともにご支援をいただけることを願っています。
■保護者の声
「学校は先生が主人公だから」そう言って入学して2ヶ月目に息子は学校へ行かなくなりました。母子登校する中でその言葉の中身が少しずつ見えてきました。
「みんな一緒に決められた事を決められた方法で。」そんな学校の仕組みが息子には合わないんだなと感じました。
なかの学舎では友だちとゲームをしたり料理をしたりするのが楽しいと言っています。
ピアノが上手な子、絵が上手な子、木登りが上手な子、色んな子がいる事でお互いに世界を広げていったり、友だちとのやり取りの中でコミュニケーションを学べたり、集団生活の中で自由や責任を知る経験ができていて、日々の生活や遊び自体が学びに溢れていると感じます。
学校生活では問題児とされてしまった息子でも、なかの学舎では沢山の閃きと行動力で生き生きと生活させてもらっています。
週1、2で学校へも行くようになりました。
なかの学舎のような、一人一人が主人公になれる場がある事で、子どもはこんなにも大きく育つものなのだと息子の姿から気づかされました。
誰もがその子らしくいられる、そんな場所が子どもたちには必要だと思います。
当プロジェクトの事業計画
事業名 | あなたはあなたのままがいい!みんなと今を生きる場所を守るために
-誰もが安心して過ごし、学び、遊べる場所を開設し、運営する事業- |
内 容 | 学校の中に居場所を見出しにくい子どもを対象に、一人ひとりが安心して過ごせる居場所をつくり、自分の特性を活かしながら人間関係を育む環境の中で、学校外の多様な学びや育ち・生き方を支援します。
また、未就学児の親子にも安全な環境で安心して遊べる機会と場所を提供します。 |
事業期間 | 2022年4月から2023年3月まで |
総事業費 | 6,527,000円 |
当サイトでの 募集額 |
360,000円
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