- 募集団体は 特定非営利活動法人ならはらの森なかの学舎 です。
- 子ども支援分野への寄付でもこの団体を支援できます。
- 支援総額は2024年11月19日現在のものです。
ごあいさつ
皆様、いつも、「ならはらの森なかの学舎」にご支援いただいておりますこと、本当にありがたく感謝にたえません。
私たちは、学校に行けなくて困っている子どもたちが、生き生きとありのままで過ごせる居場所作りを目指して活動しています。
おかげさまで設立から3年が経ちました。この3月には、3人の子どもたちが学舎を巣立ち、高校に入学しました。
「学舎ができて、ここに通えたことで力をもらったおかげです。」という保護者の方の言葉は、今までひとつひとつ手探りでやってきた私たちにとって、大きな励ましとなりました。
このように、子どもたちが毎日学舎での生活ができるのも、皆様のご支援のおかげです。本当にありがとうございます。今年度も、子ども達の未来のために、皆様のご支援を賜りたくお願いする次第です。
いただいたご寄付は、昨年同様に、子どもたちが安心して過ごせるために、一番必要となる人件費の一部とさせていただこうと考えております。どうぞよろしくお願い致します。
またお時間ができましたら、どうぞならはらの森なかの学舎までお出かけくださいませ。
最後に、皆様のご健勝を祈念しております。
NPO法人ならはらの森なかの学舎
代表理事 髙橋 惠子
子どもたちの現状
学校に居場所を見出しにくい子どもたちは毎年増え続けており、コロナ後の今も依然として不登校の問題は深刻化しています。
日本の小・中・高等学校等における不登校児童生徒数は29万9000人と言われています(過去最多)。
わが町八王子市では、令和4年度は1832人の小中学生が学校に行けていません。
文科省も「不登校児童生徒すべての学びの場の確保」など不登校対策に乗り出してきていますが、現状としては、支援を受けられていない子どもたちがほとんどです。
長年幼稚園教育に携わっている代表の髙橋は、卒園生の保護者から「うちの子、学校に行ってなくて…」という相談を多数受けるようになり、子どもたちの居場所作りを考え始めました。
その思いに賛同した仲間が集まり、みんなの思いが詰まった「ならはらの森なかの学舎」が生まれたのです。
しかし、民間のフリースクールが資金を調達していくことはとても大変です。公私立学校とは違い公的支援はありません。運営費のほとんどが人件費ですが、助成対象外になることが多く、その結果、決して安くはない利用料を家庭に負担していただかざるを得ない状況です。
東京都では、研究調査協力金という形で家庭に対して補助金が出るようになりましたが、それでもまだ経済的な負担がなくなったわけではありません。
わたしたちの活動
私たちは、次の3つのことを大切にしながら、どの子にとっても安心して、ありのままの自分でいることができる居場所づくりをしています。
①子どもの権利を守ること
②生活・経験から学ぶこと
③人・自然・社会とつながること
対象は、小学校1年生から中学3年生。月曜から金曜まで毎日開所しています。
何をして過ごすかは子ども自身が決めます。スタッフ・講師が提供する多様なプログラム・イベントも行っています。
また広い敷地を活用して、地域の子どもたちのための遊び場として開放したり、それに合わせて子ども食堂の活動も行っています。それらは、子どもたちだけでなく、地域の大人にとっても心地の良い居場所となっています。
「不登校児童生徒への多様な教育機会の確保を」と言われるようになってきましたが、子どもたちの居場所は、まだまだ足りていないのが現状です。
学校に居場所を見い出しにくい子どもたちの中には、心が疲れてしまっている子が多くいます。自立するエネルギーを蓄えるためには、ありのままの自分を受け止めてもらえる環境が必要です。
すべての子どもの権利が守られる社会を構築するための具体的なステップとして、居場所作りの取組は急務です。
活動の特徴と独自性
広々とした緑豊かな林の中に、私たちの学び舎は建っています。活動場所には手作りのハンモックやターザンロープ、畑もあります。めったにお目にかかれない貴重な植物が自生していたり、野鳥や昆虫をはじめ多様な生き物の姿を見ることもできます。近くに川遊びのスポットもあり、夏の暑い時期は最高の遊び場になっています。
子どもたちに直接関わるスタッフは、教職経験者、児童福祉関係者、不登校経験者等によって構成されています。
子どもたちの興味・関心を広げるために講師の方々をお招きし、多様なプログラムを提供しています。また、できるようになりたいこと、やってみたいことを共有する仲間を募り、英語、漢字、バドミントン、写真、演劇、社会科見学といったサークル活動も行っています。みんなで企画する遠足、バーベキュー、宿泊行事といったイベントでは、よりよい人間関係を築く力も養われています。
毎日の昼食は、子どもたちとスタッフが力を合わせて作ります。味噌汁には自分たちで仕込んだ味噌を使い、みんなで耕した畑で収穫された野菜が食卓に並びます。
これまでの実績
ならはらの森なかの学舎は2021年5月に子ども5人、スタッフ2人でスタートしました。
現在では、子ども70人、スタッフ・ボランティア13人となっています。(2024年3月末実績)
近隣の小学校や大学などの教育機関、民生児童委員や社会福祉協議会といった福祉部門などで、講演や研修なども担当させていただく機会が増えました。地域の企業からもご支援をいただくなど、より多くの方たちに支えていただけるようになってきています。
学校に居場所を見出しにくい子どもたちの中には、自分の素直な気持ち、感じ方や考え方を否定され、自信を失ってしまっている子どもたちがいます。なかの学舎に通い始めたばかりのお子さんの中にも、そのような様子が見られることがあります。
しかし、「あなたは、あなたのままがいい。」と存在そのものを肯定してくれる大人と出会い、その時々の自分の意思を尊重してもらいながら、豊かな自然に囲まれて一緒に生活をつくっていくうちに、少しずつ変化が表れてきます。
大きな声を出して笑うようになり、目に見えて表情が明るく、柔和になっていく子どもたちの姿をこれまでもたくさん見てきました。
大きく変化・成長していくわが子の様子を目の当たりにする喜びを報告してくださる親御さんも少なくありません。
また、見学に訪れた人の中には「ここに通う子どもたちの生き生きとして元気な姿に感動しました」と感想を残していかれる方もいらっしゃいます。
ここで、生きる力と自信を取り戻し、自ら進路を勝ち取った子たちもいます。
保護者からの声
ご寄付の使いみち
私たちの思いが詰まった「ならはらの森なかの学舎」ですが、民間のフリースクールを運営していくことはとても大変です。公私立学校とは違い、公的支援はありません。その結果、決して安くはない利用料を家庭に負担していただかざるを得ない状況です。
皆様からのご支援は、子どもたちの安心・安全な居場所を継続・発展させるために必要な人件費の一部(非常勤職員2名の2か月分の給与)に使わせていただきます。
【ご支援いただきたい人件費】
◎非常勤職員①:213,696円
◎非常勤職員②:115,752円
計:329,448円
ご支援のお願い
一昨年4月、資金ゼロからNPO法人として立ち上げ、2024年3月現在70名の子どもたちが登録しています。地域をはじめ皆様から真心のご支援をいただきまして、この一年も事業を続けてくることができました。
問い合わせ、見学・体験の方のお話を伺うと、居場所に対するニーズの多さ、強さを実感しています。しかし、まだ施設への公的な補助などはなく、経営を維持していくことは難しい状況が続いています。
今回も、ありがたいことにお金をまわそう基金さんに採択していただき、子どもたちの安心・安全な居場所を継続・発展させるためにどうしても必要な人件費の一部として、今年度は計32万9448円を目標金額にさせていただきました。
居場所を必要としている子どもたちが、来たいときにいつでも来れる環境を守るため、多くの皆様からの御支援をどうぞよろしくお願いいたします。
賛同者の声
団体概要
当プロジェクトの事業計画
事業名 | 学校以外の居場所を求めている子どもたちが、安心して過ごし、学び、遊べる場所を運営する事業 |
事業実行団体 | 特定非営利活動法人ならはらの森なかの学舎 |
事業内容 | 学校の中に居場所を見い出しにくい子どもを対象に、豊かな自然環境を利用して、一人ひとりが安心して過ごせる居場所をつくり、自分の特性を活かしながら人間関係を育む環境の中で、学校外の多様な学びや育ち・生き方を支援する。未就学児の親子も、安全な環境で安心して遊べる機会と場所を提供する。 |
事業期間 | 2024年4月1日から2025年3月31日 |
総事業費 | 7,456,847円 |
当サイトでの募集金額 | 329,448円
【助成交付内容】 ・フリースクール事業に係る非常勤職員(パート職員1名・アルバイト1名)の2か月分の給与 |
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