多くの方にお越しいただきありがとうございました。
当日の様子をこちらに掲載しています

こどもの虐待

児童虐待を考えるセミナー

第3期助成団体

みんなで考えてみませんか

今年3月に東京都目黒区で5歳の結愛ちゃんが虐待の末に死亡するという事件がおこりました。ノートに残された結愛ちゃんの言葉に心を痛めた方は多いでしょう。私もノートに書かれた内容を知ったとき、怒りや悲しみや恐怖が混ざりあい言葉にできない気持ちになりました。

このような痛ましい事件を繰り返さないために、団体個人を問わず様々な提案や議論が今も続いています。しかし一方では、虐待は特別な家族の中で起こる問題と決めつけたり、行政の怠慢による事故であるとする意見も未だに多く見受けられます。

その中で私たちが先ず行わなければならないことは、虐待が一部の人により引き起こされるものではなく、状況によってはどの家庭でも起こりうることであると認識を改めることではないでしょうか。そして、そもそも虐待とはどういうことなのか?なぜこの様な結末を防げなかったのか?その背景をきちんと理解した上で、子どもが安心・安全に育つ社会創りのためにそれぞれが何をしたら良いのかをきちんと考える事が必要なのではないでしょうか。

どなたでもご参加いただけます

今回、お金をまわそう基金は、子ども虐待防止の啓発活動に取り組んでいる助成認定団体のNPO法人タイガーマスク基金と共に、「認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク」理事長の吉田恒雄氏をお迎えし、専門家の立場から子ども虐待防止についてお話しいただくセミナーを行います。児童虐待防止全国ネットワークは、「子ども虐待のない社会」の実現をめざして、子ども虐待の実情や原因、対応策、子どもに与える影響、社会的コストなどを社会全体に周知・啓発し、ソーシャル・アクションを通じて、子ども虐待をめぐる状況の改善をめざす活動を行っています。

セミナー前半では子ども虐待防止について吉田恒雄氏の基調講演を、後半では、先般発表された目黒の虐待死事件を受けてのご提言についてパネルディスカッションを予定しております。

提言―結愛ちゃん事件を受けて―(認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク)

http://www.orangeribbon.jp/info/npo/2018/06/post-287.php

2時間という限られた時間ではありますが、多くの方が子ども虐待について一歩踏み込んで考え始めるきっかけになれば幸いです。どなたでもご参加いただけますので、ぜひ、お誘いあわせの上、お申し込みください。

お申し込みお待ちしています

開催概要

【 タイトル 】
『子ども虐待のない社会を実現するために必要なこと』
【 日  時 】
2018年8月24日(金)
19:00~21:00(18:30受付開始)
【 場  所 】
さわかみ投信株式会社2F大会議室
〒102-0082
東京都千代田区一番町29番地2
東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅下車 「4番出口」より徒歩5分
【 主  催 】
公益財団法人お金をまわそう基金
NPO法人タイガーマスク基金
【 協  力 】
認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク
NPO法人ファザーリング・ジャパン
【 お問合わせ 】
公益財団法人お金をまわそう基金 事務局
03-6380-9864 (平日10時~17時)
info@okane-kikin.org

認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク
理事長 吉田 恒雄

駿河台大学法学部教授・学長。専門は民法(家族法)、児童福祉法。民法・親権制度の研究から児童福祉に関心を持ち、児童虐待に関する法律問題を研究している。その延長線上として、児童養護施設等の社会的養護のもとで生活する子どもの権利擁護の問題に取り組んでいる。

安藤さん写真2

NPO法人タイガーマスク基金
代表理事 安藤 哲也

1962年生。3児の父親。出版社、IT企業など9回の転職を経て、2006年に父親支援のNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立。「自分の子どもだけが幸せな社会などない」と、2012年にNPO法人タイガーマスク基金を立ち上げ、代表理事に就任。内閣府・子どもの貧困対策「子供の未来応援国民運動」メンバー、厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」顧問、にっぽん子育て応援団 共同代表等も務める。

参加のお申し込み

※当日参加も可能ですがお席数に限りがございますので、お早目の参加申込をおすすめしています。Webでのお申し込み以外にもお電話でのお申し込みも可能です(03-6380-9864:受付時間 平日10時~17時)。

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参加する時間を選択

8月24日(金)19:00
懇親会の参加
セミナー終了後に、1時間ほど懇親会を予定しております。参加するには、別途お申し込みが必要です。
参加費:お一人様500円
※参加費は飲み物とお菓子などに全額使用
※場所はセミナー会場と同室もしくは同ビル4階


懇親会参加します
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セミナーのご報告

2018年5月12日、『ただいま*おかえり』~未来を創る子どもたちを育む「ファミリーホーム」~セミナーを開催いたしました。私たちは、助成先団体へお金をまわす役割だけではなく、活動を広めたり、人と人をつなぐことにも力を入れています。今回は、助成先団体の一般社団法人おかえり基金理事長 土井高徳さんを迎えてファミリーホームの生活の現場や存在を知る内容でした。

皆さまから前回の筒状の資料に「おもしろい」、「かわいい」という反響があったことから、今回の資料も一工夫してみました。
今回は小冊子にしてセミナーが始まるまでの間に読んでもらい、さらに期待感を持ってもらいたいという想いで作成しました。

『何気ない暮らしが一番』

一般社団法人おかえり基金が支援している「土井ホーム」を元にファミリーホームの生活の現場について話していただきました。土井ホームでは11歳から45歳までの男女青年7人が生活をし、家庭環境を剥奪された子どもはその代わりとなる場所として、福祉の谷間にいる青少年・成人は地域社会に帰る場所として提供し支援をしています。

「ファミリーホームは何をしているのか。」何気ない暮らしを提供しています。困難を抱えた子どもたちは朝起きて「おはよう」、見送る際は「元気に学校行っておいで」、朝、昼、晩の食事は「おいしそうにご飯を食べるね」など挨拶、食事、適度な運動、睡眠、掃除など日常生活のルーチンワークが極めて効果的。安心感のある環境、確かな応答によって、子どものしなやかで強靭な力や回復力が働き始めます。また子どもたちは社会から支援され、その子どもたちが地域の中で公園掃除や草むしりすることで地域住民から「ありがとう」と言われる事が一番の薬です。助け合い、支え合いが心地よいという気持ちを経験し何気ない暮らしの中で「ありがとう」と言われる場面を提供することが大切です。

『住環境の改善には最高の環境を提供する』

畳一枚につき1人、6畳なら6人でも問題ないとされていたが、現在は1.5畳に1人、ただし狭すぎる状況は変わらず。この雑魚寝状態は年に一度海の家に泊まるということであればよいですが、睡眠障害を持った子どもにとってはまずは安心安全な環境を提供しなければなりません。「そこまですることはないのでは。」という声をいただくこともありますが、困難を抱えた子どもにとって、そのまま社会に出た時、困難を引きずってしまい問題を起こしてしまうのが多くまた社会的損失にもつながります。繰り返し起こさないためにも初期投資として最高の環境を提供することが子どもにとっても社会とっても良いことなのです。

土井さんが語るファミリーホームの現場で「子どもの成長が我々にとって一番の喜びです。」と語っていたのが印象的に残っています。今回は全国にあるファミリーホームの中の一例としてお話をいただきましたが、困難を抱えた子どもたちにとって何気ない暮らしや住環境を整えることが大切であることは共通していることと思います。『子どもを社会で育てる』意義や使命感を感じられたお話であったと思います。

『まずは共感の輪を広げましょう』

「我々の活動は一人でも多くの方に、社会問題に取り組む活動を知ってもらい、共感してもらい、そして寄付していただく。こういった流れをつくっていきたい。」

まだまだ知らない方が多く、みんなで知らない人をどんどん巻き込んでいくことが最初の支援の一歩にもつながります。

「日本の預貯金は世界最大の宝物。この預貯金の1%が寄付にまわれば日本は大きく変わる」社会問題に取り組む団体の現場にまわれば即座に消費し、結果経済はまわるとのことです。一時はお金を出すことになるがまわりまわって自分にも還ってきます。

預貯金の1%を寄付にまわすことも大切ですが、まずは自分の家族や友人など誘い、共感の輪をどんどん広げていく行動は誰もができるのではないようでしょうか。

『ご参加いただきありがとうございました。』

セミナー終了後、多くの方にアンケートのご協力をしていただきました。寄付や社会問題への関心についてご協力いただいた皆さまから【高まった】とお答えいただきました。

ご意見やご感想について、「子育ては通常でも大変なのに困難を抱えた子たちと関わっていくことに本当に並々ならないことで誰にでもできるという仕事ではないと思います。どのような形で自らが携わっていけるか改めて考えていきたいと感じました。」

「できるだけ、次回の講演をお知らせしていきたいです。支援の輪を広げていきたいです。他の団体の活動内容も知りたいです。」

など多くの方からうれしいご感想をいただきました。これからも社会問題に取り組む団体を知ってもらい、出会いの場としてお越しいただければと思います。