
NPO法人ユースコミュニティー
代表理事 濱住 邦彦
今年、寄付でできたこと
私たちが運営している「自由塾 小学生クラス」は、参加費や月謝を全くいただいていない、いわゆる無料塾です。皆様のご支援のおかげで、今年も大田区内の3か所で、困難を抱える子ども達の学びの場&居場所として運営できております。4月には、長年活動していた大学生のボランティアリーダーの交代があったものの、後継者が順調に育ち、さらにフレッシュな活動ができております。
こうした活動を継続することで、地域からも応援してくださる方が少しずつ増えています。
特に今年度は、民間のカフェが小学生クラスの活動場所を提供してくださり、さらには地域の多くの方々から、未使用の文房具・ノート類のご寄贈をいただきました。皆様が私たちの活動を支援してくださったおかげで地域の方も活動に理解を示してくださるようになったものと考えております。いつも温かいご支援を本当にありがとうございます。
子ども達の未来に明るい兆しがあるとは言いがたい世の中ですが、まずは私達がやれることはしっかりやっていこうと思っております。
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
紹介したいエピソード
年度末に、利用している子どもの保護者にアンケート調査を行い、約20名から回答がありました。
そこで今年度はそうした要望を活動に反映させるべく、子ども達一人ひとりのニーズに寄り添った教室運営を目指しています。具体的には3つの拠点ごとに異なる特色をそれぞれ打ち出して4月から運営をリスタートしました。それぞれ、「より学習に重きを置いた拠点」、「しっかりとした知育プログラムを設ける拠点」、「子ども達のやりたいことにとことん寄り添った拠点」として活動しています。
大人だけではなく、子どもの多様性も注目される昨今、子どもの個性や意欲、特徴も様々です。そんな中、それぞれの拠点が様々な特色を出すことで、子ども・保護者の意向と期待を以前よりも受け止めやすくなったと実感しています。
またこの夏には、大田区社会福祉協議会の「夏体験ボランティア」の活動にも参画し、地元の多くの高校生・社会人にボランティアとして参加してもらえるようになりました。
様々な特色を持つ子どもたちにしっかりと寄り添えるように、私たちも様々なスタッフ・ボランティアで協力して活動に取り組んでいきたいと思います。