四国地方の中高生に「出前授業」を実施することができました

全国の中でも海外進学者の少ない四国地方の中学・高校で、海外大学進学経験者が進路に関する講演を行い、中高生の皆さんと一緒に進路を考える出前授業を行います。

10・11月は、香川県１校、高知県３校の高校で出前授業を実施し、１年生16名、２年生20名、３年生８名、合計44名の生徒に参加いただきました。12月は徳島県３校、香川県２校でも実施を予定しています。頂いたご寄付は、出前授業を実施する際の交通費、講演者への謝礼金のために、使わせていただいています。

講演とワークショップを通じて、「周囲も進学するからとりあえず大学に行こう」「卒業後にやりたいことが分からない」等、何となく進路選択をしている中高生が、より広い世界を知った上で「自分には進路を選んでいく力がある」ことを認識し、自分自身で人生をより豊かにしていく力を育み、主体的な選択ができるようになることを目指しています。同時に、海外進学に関する地域間の情報格差の是正に貢献することで、より平等な教育機会の提供を実現します。

引き続き、四国での活動を通じて「身近にロールモデルがいない」、「アドバイスできる大人がいない」という、地域間の教育機会の格差の是正のため活動してまいります。

出前授業では、海外大学進学者の体験談を生徒さんに聞いてもらいます。その後、海外大学進学者とのワークショップを通して、進路選択をする際に生徒さんが大切にしたい価値観を一緒に言語化・深堀りをしていきます。

出前授業に参加した子どもたちへのアンケートからは、毎回様々な気付きがあったと回答をいただきます。

10月に香川県の県立高校で実施した１年生向けの出前事業では、「今回の話を聞いて、こんな選択肢があるのかと、自分たちの将来を考える上でとてもいい機会になりました。」「アメリカの大学楽しそうだなって思いました。」「本格的に海外チャレンジしてみたい」等の感想をいただきました。
また、2021年に出前授業を受けた生徒が、今年秋に海外の大学を受験しました。来年１月の結果発表を待っています。合格して欲しいのは勿論のこと、自分で進路を考えて行動したことは、その生徒にとって大きな自信につながるのではないかと思っています。