四国の中高生たちに「世界に広がる進路の選択肢」を伝えたい!

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四国の中高生たちに「世界に広がる進路の選択肢」を伝えたい!
支援総額
434,000
100%
目標金額
434,000
支援者数
41
募集のこり
0

目標額に達しました!

代表挨拶

 

私たちは、中高生が海外大学進学経験者と一緒に自身の進路について考える出前授業をする「ボーダレスキャリア事業」を行っています。お金をまわそう基金の助成事業では、全国の中でも海外進学をする中高生が少ない地域である四国地方への出前授業を実施します。

私たちが目指しているゴールは、海外進学を増やすことではありません。もちろん、あまりにも都市部と比較して四国をはじめとする地方の海外進学者は少ないので、増えるべきだと思いますが、私たちは地方の中高生に「自分には、国内も含めて世界の多様な選択肢が自分の前には広がっている」ということに気付いてほしい。そして、「なんとなく周りがそうだから、先生が言うから、親が勧めるから」ではなくて、自分にはどんな進路が合っているのかを、自ら考える機会としてほしい。そのための活動だと考えています。

海外大学は、日本では学べない分野や日本より研究が進んでいる分野もあります。当然、語学力や現地の治安、費用面等、考慮しなければいけない事項も沢山あります。ですが、自分のやりたいことと向き合い、このような選択肢の可能性を知り、その上で進路を決める地方の中高生は少ないのではないでしょうか。

私自身は四国で育ち、国内大学に進学しています。高校生の時、海外進学については何も知りませんでした。もしその選択肢を知っていたとしても、海外進学はしていないかもしれません。でも、知らずにレールに乗せられて進路を選んだことは悔しく思います。生まれ育った地域に関わらず、多様な選択肢を主体的に選べる社会にしたいと思います。

特定非営利活動法人みんなの進路委員会
代表理事 谷村 一成

 

 

活動を始めたきっかけ

私が人材採用支援会社で働いていた間、多くの日本人海外大学生と出会いました。日本では得られない知識と経験を得た彼らが、帰国後に全国各地の様々な業界業種で活躍する姿を、頼もしく感じていました。しかしある時気づいたのです。海外大学生のほとんどが、関東や関西といった都市部出身者であるということを。

東京では、1学年で200名以上の海外大学合格者を出す高校がある一方で、私の地元四国では、日本人が海外の大学に進学できることすら知らない中高生たちが少なくない現実。2022年度の全国の進学校の海外名門大学合格実績からも、その傾向を感じられます。また、仮に「海外進学」という選択肢を知っていたとしても、「身近にロールモデルがいない、アドバイスできる大人もいない、そのため現実的な選択肢にはなり得ない。」という、大きな教育機会の格差がありました。

「海外大学ってお金持ちの家の子が行くんでしょ?」「天才じゃないから無理」そんな偏見の嵐。まず、海外進学のリアルを直接中高生たちに伝えたい。そんな思いで、実際に海外進学をした経験者達と共にこの活動が始まりました。

 

2023年7月23・30日合併号サンデー毎日「全国79進学校 海外名門大合格実績」からみんなの進路委員会作成

 

 

事業の概要

四国地方の中学・高校で、海外大学進学経験者が進路に関する講演を行い、中高生の皆さんと一緒に進路を考える出前授業(ボーダレスキャリア事業)を行います。

講演ではまず、海外大学進学者の体験談を生徒さんに聞いてもらいます。その後、海外大学進学者とのワークショップを通して、進路選択をする際に生徒さんが大切にしたい価値観を一緒に言語化・深堀りをしていきます。

この活動を通して、「周囲も進学するからとりあえず大学に行こう」「卒業後にやりたいことが分からない」等、何となく進路選択をしている中高生が、より広い世界を知った上で「自分には進路を選んでいく力がある」ことを認識し、自分自身で人生をより豊かにしていく力を育み、自律的な選択ができるよう支援していきます。同時に、海外進学に関する地域間の情報格差の是正に貢献することで、より平等な教育機会の提供を実現します。

 

ワークショップ等を通して、中高生がロールモデルと出会う場を提供します

 

 

事業の特徴

現在46人の海外留学経験者がゲストスピーカーとして当団体に登録をしており、各学校の要望にマッチするスピーカーをアサインしています。スピーカーの留学先の国は15ヶ国に及び、現役大学生から既卒5年以内の多彩なスピーカーが、自らのフレッシュな体験談を出前事業で伝えます。今回の事業の対象エリアである四国地方出身のスピーカーや、似たような体験をした地方出身のスピーカーも多く在籍しています。

ゲストスピーカー(一部)の紹介

 

 

瀬戸内海の離島の高校で体験談を話す中野さん

 

 

 

なぜこの事業が必要なのか

海外進学のきっかけは、中高生時代の海外体験であることが少なくありません。ですが、四国の中高生にとって、世界に触れる機会は極めて少ないのが現状です。

2021年度にトビタテ!留学JAPANが行った高校生の「都道府県別 海外留学生数と海外留学生比率」の調査では、地域により大きな差が出ています。海外留学者数が多いのは、関東圏や首都圏が中心です。東京では600人以上の海外留学者がいるのに対し、四国地方においては一桁台の県が過半数を占め非常に少ないことが分かります。

この結果として、前述の棒グラフのような、海外進学者が四国地方だけ極めて少ないという事態を引き起こしていると考えています。生まれ育つ場所によって中高生の進路選択肢が限られてしまうことは、さらなる地域格差や経験格差を生んでしまうのではないのでしょうか。このような格差をなくすために、四国の中高生に世界を意識する機会を増やす必要があると考えてます。

 

文部科学省2023年3月31日報道発表「令和3年度 高等学校等における国際交流等の状況について」高校生の留学生交流・国際交流等に関する調査研究等(トビタテ!留学JAPANウェブサイトより引用:https://tobitate.mext.go.jp/about/case/)

 

 

 

寄付金の使いみち

募集金額:434,000円

皆様から頂いたご寄付は、四国地方の中学・高校での出前授業の運営費のために使わせていただきます。

●詳細
高知県・徳島県・愛媛県で開催する10校分の出前授業分の運営費。1校につき3人(スタッフ1人・海外進学経験者2人)で訪問予定。(香川県3校での出前授業は多田野奨学会からの助成で実施予定。)

・旅費交通費:334,000円(徳島・愛媛1泊、高知2泊に係る交通費・宿泊費)

・ゲストスピーカーへの謝礼金:100,000円(5,000円×2人×10校分)

6,000円の寄付で、四国の中高生1名が1回の出前授業を受けることができます!

 

 

 

出前授業を受けた中高生の声

授業を通して、海外大学という選択肢を初めて知り、新しい発見があったとの声を多数いただいています。

 

 

講師の話に聞き入る生徒たち

 

 

みんなの進路委員会を応援しています!

一般財団法人多田野奨学会 理事長 多田野 宏一様

多田野奨学会は、健康で意欲溢れる香川県内の高校卒業者を対象に、学生が希望した大学で安心して勉学に励めるよう奨学金を給付する活動を行っています。また奨学金給付以外に、県内の高校生に対して講演会等を実施するなど、「世界に、そして未来に貢献できる人財に育ってもらいたい」との強い願いを持って奨学会の運営に努めております。

香川県を含めた四国四県の中高生にとって、将来の選択肢の一つとして海外進学の道があることを早い機会に知ることは、グローバル化に伴う多様性の時代において、大変意義のあることと考え『みんなの進路委員会』の活動に賛同し大いに期待しております

 

高知県立清水高等学校 武政 亮二 先生


「中高生に一歩踏み出す勇気を」をモットーに活動されている「NPO法人みんなの進路委員会」さんは、本校生徒に対して、卒業後の進路として、海外大学進学もあるんだ!など、進路について様々な気づきを与えてくれています!

 

 

株式会社グローバルエデュ代表取締役 佐藤 直美様

多様なチャンスが生まれる海外大学への進学は、すべての日本の子どもたちが選択肢に入れるべき進路となっています。しかしながら、日本の教育環境下ではまだまだ海外に進学するきっかけとなる情報をはじめ、海外で学んだロールモデルとの出会いも少ないのが現状です。

情報格差、経済格差、教育格差が広がる中で、みんなの進路委員会の取り組みは、表面化しにくい地域格差にもフォーカスしたもので、地域に暮らす中高生に未来の可能性を示すアクションでもあります。

構造上、収益が生まれにくい活動であるため、より多くの寄付が集まることで、より多くの子どもたちにチャンスが巡る可能性が広がります。大きな価値を生み出すみんなの進路委員会の取り組みに、多くの賛同が集まることを願っております。

 

 

これまでの実績

【2022年度】
学校での出前授業:16校(参加者:542名)/オンラインセミナー:21回

実施場所:香川県、高知県、徳島県、愛媛県、神奈川県、青森県

 

出前授業の一コマ

 

 

ご支援のお願い

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

私たちが行う出前授業では、生徒さんからお金をいただいていません。生徒さんの「知らない」を理由に、彼ら彼女らの可能性を狭めたくないからです。

「海外大学進学は行きたい人だけでよいではないか。」「地方から人材が流出してしまうではないか」という思われるかもしれませんが、選択肢を知った上で進路を選ぶケースとそうでないケースは、その後の将来に大きな影響を与えると考えます。

私たちは海外大学進学の推進を目的としているのではなく、中高生が自分の可能性を自ら見い出せるように支援を行っています。こういったキャリア教育は、既に学校の現場でも取り組まれていますが、学校の予算がなかったり、教員が十分に時間を割くことが難しかったりと、普段出会うことのない先輩と交流する機会が少ない現状です。

少しでも四国の中高生がより多くの選択肢を知ることができるよう、皆様からの応援をどうぞよろしくお願いいたします!

 

ご支援をよろしくお願いいたします!(みんなの進路委員会スタッフ一同)

 

 

 

団体概要

団体名 特定非営利活動法人みんなの進路委員会
所在地 東京都杉並区高円寺
お問い合わせ ホームページ

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TEL:070-6551-8521

 

当プロジェクトの事業計画

 

事業名 海外進学経験者による四国地方の中学・高校への出前授業
内 容 海外進学を選択する中高生が少ない四国地方の中学・高校に、海外進学経験者が直接出向き、体験談を語り共に進路を考えるワークショップを実施。国内も含め多様な進路の可能性に中高生が気づき、自らの意思で将来の選択肢を選べるようになることを目指す。四国全体で13校の中学、高校の訪問を想定。
事業期間 2023年4月から2024年3月まで
総事業費 573,740円
当サイトでの
募集額
434,000円

●詳細
高知県・徳島県・愛媛県で開催する10校分の出前授業分の運営費。1校につき3人(スタッフ1人・海外進学経験者2人)で訪問予定。(香川県3校での出前授業は多田野奨学会からの助成で実施予定。)

・旅費交通費:334,000円(徳島・愛媛1泊、高知2泊に係る交通費・宿泊費)

・ゲストスピーカーへの謝礼金:100,000円(5,000円×2人×10校分)

 

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団体への応援メッセージなどお待ちしております。

NPO法人みんなの進路委員会

2023/09/13
ザキさん 応援ありがとうございます。共に四国にゆかりある者として地元のために頑張りましょう! 今後ともよろしくお願いします。

ザキ

2023/09/13
四国出身者として、とても素敵な活動!! 応援しています、頑張ってください!

NPO法人みんなの進路委員会

2023/09/13
有澤和歌子様 応援コメントありがとうございます。 私たちメンバーの多くが四国出身者です。地元の中高生に貢献できるよう、壁は高いですが努めて参ります。

有澤和歌子(Denmark株式会社代表取締役)

2023/09/12
心からこの活動を応援します。現在私は日本の全国にインターナショナルスクールを作る活動をしています。その前は「みんなの進路委員会 」と似たようなことをしていました。世界中に住んでいる日本人に現地からオンラインで日本の学校に授業をしてもらうというものでした。それを始めた理由は「みんなの進路委員会 」と全く同じです。地方の子どもたちの情報格差が人生の選択肢を狭めています。本当は誰でも世界で生きていけます、英語も話せるようになります。実は東京でも、本当の都心と周辺市では全く情報や考え方が違うということも知りました。「四国の子どもたち」と限定していることを知り、それは素敵だと思いました。日本全国での展開には時間がかかりそうだ、似たようなことをやっている団体(競合)もあると考えて私は方向を変えました。こちらでは「先生になるのは海外大学で学ぶ日本人大学生」ということで、中高生もとても身近な年齢の先輩の意見が聞けるのが良いな、と思いました。年齢が近い・地域限定は素晴らしいアイディアです。まずは足元から!四国が世界にダイレクトに繋がり、東京や大阪を経由しないで、世界のどこでも生きていける若者が四国から始まることを楽しみにしています。頑張ってください、いつでも応援しています。

※ いただいたコメントは事務局確認後に公開させていただきます。事務局が不適切と認めるコメントについては、公開いたしません。