特定非営利活動法人ならはらの森なかの学舎
代表理事 髙橋 惠子
1.今年、寄付でできたこと
学校に居場所を見いだせない子どもたちが、心も身体も安全に安心して過ごせる居場所作りを目指して、活動を始めてから約2年半。子ども5人、スタッフ2人だったのが、今現在、子ども65人、スタッフ・ボランティア13人となりました。
ありがたいことに、私たちの活動を「いいね!」と言って下さる方の輪も広がってきており、様々な方に関わっていただいています。
お金をまわそう基金を通じていただいた皆様の御寄付と、多くの方たちの真心とご支援によって、今年も子どもたちと一緒に多様な学びの機会を得ることができています。
現役の助産師の方をお招きし子どもと大人が一緒に受ける性教育のワークショップ「いのちのお話」、地域の方の手作りのカヤックを使った近くの川での「カヤック体験」、プロのカメラマンさんによる「写真教室」などなど、地域の方たちのお力をお借りして貴重な体験を子どもたちに提供することができました。
子どもたちの安心・安全な居場所であるとともに、豊かな学びの場ともなれるよう、「あなたは、あなたのままがいい」私たちはそんな思いで子どもたちと日々関わっています。
2.紹介したいエピソード
なかの学舎の昼食は、畑で収穫した野菜や、自分たちで仕込んだ味噌などを使い、子どもたちとスタッフが毎日力を合わせて作ります。
月に1回の「ランチチャレンジ」の日だけは、高学年の子たちがリーダーシップをとって、食材の買い出しから下準備、調理、洗い物まで、子どもたちだけで役割分担をしながら、昼食を作っています。
ある日、できた料理がおいしかったと皆が大喜びし、リーダー役を果たした小学6年生の男の子に対して、他の子が「料理長、あんたについきてよかった!」と言いました。
それに対してリーダーの子が「みんなのおかげだよ!」と返している姿が微笑ましかったです。
異年齢の自由なコミュニケーションによって培われていく、大切な何かがあると実感する毎日です。
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