ふるさと納税の在り方と想いについて考える。

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ふるさと納税の在り方と想いについて考える。

ふるさと納税の寄付額はご存知ですか?昨年は3,653億円の寄付がありました。(※1)

『モノ』から『コト』へ

そもそもふるさと納税とは、都道府県、市区町村への「寄附」です。一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。(※2)

自治体によっては寄付していただいた方達へその地域の特産品を返礼品として送っています。この返礼品は地域によって様々で、高価な品や地域の特産品ではない品もあり、総務省から自粛するようにと通達が出されるなど、問題となっています。
自分の育った故郷や、縁のある地域への想いを寄付として届けるために出来たふるさと納税ですが、厳しい財政事情の中でも少しでも寄付を集めたい自治体と、少しでもお得な返礼品を手にしたい人々の間で、当初の『想い』が忘れられてしまうのも仕方ないことかもしれません。
しかし、先日の平成30年7月豪雨では、ふるさと納税を利用した支援に多くの寄付が集まっています。また、自治体間でも被災地の自治体に代わりほかの自治体が寄付の窓口業務を肩代わりする取組みが行われています。今後のふるさと納税の在り方を考える上でも、一度それらの行為に込められた『想い』について考える必要があるのではないでしょうか。

 

お金をまわそう基金にあるのは「想い」

お金をまわそう基金が寄付について大切にしていることは「どれだけ与えたか」ではなく「どれだけ想いを注いだか」にあります。「○○のために寄付を活用してほしい」など、寄付をいただいた方の想いを大事にし、その想いを寄付と一緒に支援先へ届けています。そのため寄付をしていただいても、「モノ」や「コト」のお礼はありません。

『縁』づくり

助成先団体と共にセミナーや体験会を開き、社会問題について生の声を聞いてもらい肌で感じてもらいます。また助成先団体や参加者同士と交流することで新しい縁をつくることができます。

『援』づくり

寄付の流れを分かりやすくするために、寄付金から運営費などを差し引くことなく助成先団体に届けることで、支援者の方の想いが100%現場で生かされる仕組みをつくりました。

『〇』づくり

寄付を通してお金が社会の隅々へ循環していく仕組みをつくり、活力のある経済と心豊かな社会にします。

お金をまわそう基金に寄付への想いがあるように、ふるさと納税ができた想いを理解して故郷へ恩返しをしてみてはいかがでしょうか。

※1総務省参照http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/archive/
※2総務省参照http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/about/