いつも当基金の活動にご支援を賜り、まことにありがとうございます。
皆さまからの温かいご支援のおかげで、「一般社団法人星つむぎの村」による”みんなで一緒に星を見よう~病児・障害児に星空を届ける「病院がプラネタリウム」”への寄付が目標額を達成しました!
皆さまのお力添えに心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
-----星つむぎの村からお礼のメッセージが届いています!-----
一般社団法人星つむぎの村 共同代表の高橋真理子・跡部浩一です。この度は皆さまから温かいご支援をいただきありがとうございます。おかげさまで目標としていた寄付金額を無事、達成することができました。
わたしたちは、「すべての人に星空を」をテーマに、ホンモノの星を見ることが難しい病児や障害児にプラネタリウムで星空を届ける「病院がプラネタリウム」の事業を行っています。2014年にスタートしたこの事業は、10年間で800カ所以上、10万人を超えるみなさんと一緒に星を見上げてきました。初回のご利用の病院や支援学校には、基本的には無償で、また2回目以降も低価格で出張プラネタリウムやフライングプラネタリウムで星空をお届けしています。それを支えてくださっているのが、みなさまからのご支援です。
特に、今年は、新型コロナ感染拡大のひとまずの収束により、出張プラネタリウムの依頼が急増しました。4月~12月の期間にあった「病院がプラネタリウム」のご依頼は115件。そのうち、88件が出張プラネタリウムでした。遠くは北海道、九州、愛媛など。復興応援で訪れた能登でも、病院の病室の天井に星を映しました。こうしたたくさんのご依頼に対応できたのは、7月から新たに雇用したスタッフや手伝ってくれたたくさんのボランティアの力によります。この新スタッフの人件費の一部をお金をまわそう基金を通じてのみなさまからのご寄付でまかなうことができました。本当にありがとうございました。
どこに行っても、子どもたちや、彼らを支えるご家族や医療スタッフにとても喜んでいただいています。札幌の難病センターでは、重症児のご家族が「星つむぎの村がいつくるか、いつくるかと、ずーっと待っていたんです! きてくれてほんとに嬉しい」と言ってドームに入られ、星空の下で素晴らしい笑顔になってくれた重心児(重症心身障害児)とそのきょうだいの様子がありました。
愛知の病院では、以前、精神科の病院で私たちのプラネタリウムを見た10代の少年が「こんなにも広大な宇宙の中、自分の悩みはとても小さい」という気付きを得て、以後、一度も病院に来なくなったという事例をお聞きしました。唐津赤十字病院で、バギーっ子たちといっしょにドームに入られた90歳のご婦人が、「生きていてよかった」と医療スタッフの方にお話しされていました。
星つむぎの村は、「星を介して人と人をつなぎともに幸せをつくろう」をテーマにしています。宇宙や星空が教えてくれることは、わたしたちはみんな星のかけら。地球という小さな星にうまれた、みんな等しく価値をもったかけがえのない存在であるということ。これからも、「境界線のない社会」をめざして、200名の仲間(星の村人)とともに活動をしていきたいと思っています。わたしたちの活動を温かく見守っていただけましたら幸いです。
一般社団法人星つむぎの村
代表理事 髙橋真理子・跡部浩一