鹿の被害からウルシの苗木を守るためのフェンスを設置できました!

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鹿の被害からウルシの苗木を守るためのフェンスを設置できました!

NPO法人ウルシネクスト
理事 佐々木 亨

 

 今年、寄付でできたこと 

いつも温かいご支援をいただき、ありがとうございます。

お陰さまで、皆さまからのご寄付によって、福島県飯舘村、福島県会津若松市、神奈川県秦野市において、ウルシの植樹や生育環境整備のためのさまざまな活動が進んでおります。

2024年度は、秦野市で行った獣害対策や新たな畑への植樹活動に、皆さまからのご寄付を活用させていただきました。

11月末に植樹した奥久慈産の優良ウルシ苗約50本を守るため、来春の芽吹きに備えて、飯舘村で使用していたフェンスを秦野市に移設しました。このフェンス設置には鹿の侵入を防ぐだけではなく、鹿が体に付けて運んでくるヤマビルが人に付着することを防ぐ目的もあります。

2025年度も、これまで植樹を行ってきた畑に、電気柵や従来のネットを頑丈に張るための強化資材を導入するなど、鹿被害から大事なウルシを守っていきたいと考えています。

日本の漆文化を守り、次世代につなぐために、皆さまからの引き続きの応援をよろしくお願い申し上げます。

 

 紹介したいエピソード

6月に秦野市のヤビツ峠レストハウスでティータイムコンサートが行われました。

ウルシ畑を共同で管理している「丹沢漆の里ムーブメント」の主宰者であり、同レストハウスを運営されている平野君子さんからのお誘いで、ウルシネクスト理事の中根多香子から、能登半島地震から半年経った現地の状況や、ウルシネクストの活動、漆文化のことなどをお話させていただきました。

音楽や漆という素晴らしい文化芸術をこれからも継承していきたいという中根の言葉に、参加された約30人の皆さまが熱心に耳を傾けてくださいました。

ヤビツ峠レストハウスは、登山者やサイクリストなどの活動の拠点となるほか、定期的にコンサートなども開催され、丹沢の観光施設として1年を通じて多くのお客様が訪れる人気のスポットです。

お金をまわそう基金を通じての寄付のPRも常時行っており、今回、中根が直接漆のお話をさせていただいた効果もあってか、「活動に賛同いただいた来訪者の方々が寄付してくださいました!」 と平野さんから連絡がありました。ご寄付いただいた方々との繋がりが身近に感じられる、とてもありがたい経験でした。

 

 

 

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