貧困世帯の子どもたちに学力と進路を保障するための学習支援事業

ごあいさつ

改善されない「子どもの貧困率」

活動を始めたきっかけ

中学校・高等学校の教師として経済的理由で希望の進路を断念した数多くの生徒を見てきました。

今まさに窮地に立たされている、目の前の子どもたちを救いたいという思いから、2016年に福岡教育サポートを設立し、現役の教師やOB、大学生がボランティアで勉強を教える貧困世帯の子どもたちを対象とした塾を開講することに至りました。

私たちの取組み

学習塾に支出した者の平均額（年間）

（厚生労働省「平成２８年度子供の学習費調査」より）

高校や大学に進学するためには塾に通わせるのが当たり前の社会において、生活保護家庭を含む経済的に困っている家庭は、子どもを塾に通わせることすら困難です。

また、子どもたちは、周りの友達と比べて「どうして自分だけ」と悩み、心に傷を負っていきます。そういう経験により、自分に自信が持てなくなり、将来への希望や夢を持つことすらできずにいます。

私たちは、経済的な理由で塾に通えない子どもたちに無償で授業を提供することにより、希望の進路に向かってチャレンジする姿勢をサポートしています。

【保護者方の声】

【私たちの取組み】

基本的に生徒一人に講師一人を専任で割り当て、一対一で授業を行っています。大学生を中心としたボランティア講師の熱意により、子どもたちは意欲をもって勉強に取り組むことができます。

また、塾を巣立った生徒がボランティア講師として戻ってくるという循環ができています。彼らが身近なロールモデルとなることで、子どもたちが将来への希望や夢を持つきっかけにもなっています。

【これまでの実績】

■無料学習会実施回数

・2019年度　430回
・2020年度　710回
・2021年度　980回

• 2020年度　公立高校３名全員合格
• 2021年度　第一志望校５名全員合格

ご支援のお願い

まだまだ不十分な活動ではありますが、皆様からの温かいご支援に際しまして改めてお礼申し上げます。
私どもの活動にご理解いただき、ご協力いただいたご厚意にスタッフ一同、深く感謝しております。

ただ、この事業を今後も充実発展させていくためには継続した資金が必要となります。

社会に目を向けても景気は一向に改善の兆しを見せず、貧富の格差は広がるばかりです。
このような状況の中でも夢をあきらめず必死に頑張っている子どもたちを何とかサポートしたいと考えています。

昨年度は皆様からのご寄付で教室を増やすことができ、学習会の実施回数も増やすことができました。

継続的な運営と活動の拡充のためには皆様方からのご支援が不可欠です。
是非とも皆さまのご支援を今後とも切にお願い申し上げます。

団体概要