貧困世帯の子どもたちの夢を実現するための学習支援

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貧困世帯の子どもたちの夢を実現するための学習支援
支援総額
584,000
100%
目標金額
584,000
支援者数
8
募集のこり
130

目標額に達しました!

  • 募集団体は NPO法人福岡教育サポート です。
  • 本事業の寄付受付は終了しました。現在、募集中の事業は団体名をクリックしてください。

ごあいさつ

NPO法人福岡教育サポートの代表理事の森 茂男と申します。

今年で教員生活41年目を迎え、これまで高校・大学へと多くの卒業生を送り出してきましたが、経済的な理由から希望の進路をあきらめていった生徒を数多く見てきました。

そこで、2016年に福岡教育サポートを設立し、私財を投じて「春日英数塾」の運営を始めました。家庭の事情などを含む様々な事情が理由で塾に行くことができない子どもたちに、無償で勉強を教えるという活動を行っています。

「すべての子どもに平等な教育」を目指し、これまで多くの生徒を受け入れ、それぞれの生徒が希望する道に進むためのサポートを行ってきました。

皆さまのご支援のおかげで、昨年度も中学3年生4名と高校3年生1名が進路を切り拓くことができました。

今年度も、塾には中学3年生の生徒がいます。彼らが進路を切り拓くために、どうぞ、お力添えくださいますようお願い申し上げます。

 

特定非営利活動法人福岡教育サポート
代表理事 森 茂男

私たちが取り組む社会課題

子どもの貧困

(厚生労働省 「2022年国民生活基礎調査の概況」より)

40年を超える教員生活の中で、高校・大学へと多くの卒業生を送り出してきました。その一方で、やむを得ない理由から希望の進路をあきらめていった生徒を数多く見てきました。

この背景にあるのは,「子どもの貧困」です。

2022年の厚生労働省の国民生活基礎調査では「子どもの貧困率」は11.5%と以前に比べやや改善されました。その一方で、一人親世帯の貧困率は44.5%と、改善されたもののまだまだ高い水準です。

同調査では、生活の実感として母子家庭の4世帯に3世帯が「大変苦しい」、「やや苦しい」と感じています。昨今の物価高から、ますます生活状況が苦しくなっており,その一番の犠牲者が子どもたちです。

 

経済格差と教育格差

学習塾に支出した者の平均額(年間)

(厚生労働省「平成28年度子供の学習費調査」より)

現在、中学3年生の75%以上が塾などの学校以外の学習を行っています。高校や大学に進学するためには、塾に通うのが当たり前となっています。その一方で、学習塾の負担は年間30万円近くにのぼり、経済的に困っている家庭では、子どもを塾に通わせることすら困難なため、塾に通いたくても通えない、学びたくても学べない生徒も少なくないのが現状です。

経済的に困っている環境にいる子どもたちは、周りの友達が持っているものを自分だけ持つことができなかったり、みんながやっていることを自分だけできなかったりという経験を重ねています。そして、「どうして自分だけ」と悩み、心に傷を負っていきます。そういう経験の積み重ねにより、自分に自信が持てなくなってしまいます。

学校の勉強についていけなくなったとき、一人でその遅れを取り戻すことは、容易ではありません。これまでの経験で傷つき、自信を失っている子どもは、勉強での遅れを取り戻すことができないことでさらに自信を失い、希望や夢を持つことすらできなくなってしまいます。

 

 

私たちの取組み

講師は全員ボランティア

私たちの講師は、全員が大学生を中心としたボランティアです。

生徒ひとりひとりに合わせたペースで、生徒が学びたいと思う内容を満足できるまで行うことが出来る生徒一人に講師一人を専任で割り当て、一対一で行っています。

ボランティア講師の熱意により、子どもたちは、自分のペースで、意欲をもって勉強に取り組むことができるようになります。

また、塾を巣立った生徒がボランティア講師として戻ってくるという循環ができており、彼らが子どもたちのロールモデルとなっています。彼らの姿を間近で見ることで、自信を失っていた子どもたちも、進学後の自分の姿をイメージすることができ、将来の希望や夢を持つきっかけにもなっています。

これまでの実績
  • 2020年度 中学3年生の生徒3名全員が公立高校に合格することができました。
  • 2021年度 中学3年生の生徒5名全員が第一志望校に合格することができました。
  • 2022年度 中学3年生の生徒6名全員が第一志望校に合格することができました。
  • 2023年度 中学3年生の生徒4名全員が第一志望校に合格することができました。
  • 2023年度 高校3年生の生徒1名が東京の私立大学に合格することができました。

保護者の方の声

母子家庭で、転勤で福岡に参りました。
知り合いが一人もいない新しい環境で、娘は落ち込むことが増えました。
そんな中、母子家庭は無償とのことで、春日英数塾に通い始めました。
娘は勉強に自信がついたことで、学校生活も充実しているようです。
皆様のご支援のおかげで、娘と二人で、何とかこの地で頑張ることができています。

寄付の使いみち

皆様からのご寄付は、学習室のために借りているアパートや公共施設のシェアオフィスの家賃と、ボランティアの交通費の一部に充当させていただきたいと考えております。

5,000円のご支援で、1人の子どもが1か月間学ぶことができます。

ご支援のお願い

貧困世帯の子どもへの学習支援は他にも多くの実践がありますが、私たちの特長は専任の講師による一対一での学習支援です。

これまでの教員としての経験から、集団指導ではなく生徒一人一人に専任講師を割り当て、継続的に指導していく体制の方が断然学習効果は上がります。しかし、そのためには学習室の確保や生徒に合った教材の準備など経費がかさみます。

このような事業を継続していくためには、皆様のご支援が是非とも必要です。

私たちはまだまだ力不足で課題ばかりですが、福岡の子どもたちを支えていこうとスタッフ一同頑張っています。この趣旨にご理解をいただき、皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

団体概要

団体名 特定非営利活動法人福岡教育サポート
所在地 福岡県春日市須玖南
お問い合わせ他 HP:https://www.e-fukusapo.jp/

TEL・FAX:092-582-3630

Email:info@e-fukusapo.jp

当プロジェクトの事業計画

事業名 貧困世帯の子どもたちに学力と進路を保障するための学習支援事業
内 容 [経済格差≠教育格差]をモットーに「すべての子どもに平等な教育」を目指し、家庭の事情など様々な事情が理由で塾に行くことができない子どもたちに無償で勉強を教えます。

・具体的な事業内容
<対象者>一人親世帯や低所得世帯(住民税非課税)など経済的に教育費に支出が困難な家庭の子ども
<講師>高校生・大学生
<授業形態>生徒一人に講師一人を専任で割り当て、個室において一対一で授業を行う。講師総会などで講師相互の情報交換や授業のスキルアップを目指しながら、生徒の学力向上と進路保証に取り組みます。

事業期間 2024年4月から2025年3月まで
総事業費 1,197,000円
当サイトでの
募集額
584,000円

  • 借料・賃借料:485,000円 (学習室賃借料)
  • 旅費交通費 :  99,000円 (講師の交通費)

 

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