大人との対話によって若者の夢や志の扉を開きたい ~中学・高校キャリアセミナー~

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大人との対話によって若者の夢や志の扉を開きたい  ~中学・高校キャリアセミナー~
支援総額
299,810
19.98%
目標金額
1,500,000
支援者数
60
募集のこり
0

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大人との対話の場が中高生の夢と志の扉を開くきっかけを作ります!

NPO法人ハーベストは、若者たちが自分の可能性に気づき主体的に生きるきっかけを作るために、様々な大人とホンネで対話ができる場を、「少人数車座制キャリアセミナー」、「トークフォークダンス」という手法を活用して、多くの中高生に届けています。

なぜ、中高生と様々な大人の対話の場が必要なのでしょうか?

進学や就職などの進路選択の時期を迎え、将来に対して現実的に向き合うようになる中高生の多くは、将来に対して不安を抱え、なりたい自分を描けずにいます。

東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」の調査結果からも分かるように、小学生の頃から学年が進むにつれて、子ども達は自分の夢を言葉にすることが少なくなり、「将来なりたい職業がありますか?」という問いに対して「ない」と答える高校生は実に半数以上、54%にも上っています。

かつての地域社会では、親戚やご近所さんなどがお互いに深く関わり合い、いい意味でも悪い意味でも多くの生き方のお手本が子どもたちを取り巻いていました。

しかし、現代においてはその関係性は希薄となり、親や先生以外の大人に出会う機会は非常に限られており、中高生が自身の将来をイメージできるようなお手本となる大人像を持たないまま、先入観にとらわれた生き方や学力という定規で自らを規定してしまっている結果、将来に希望が持てず、不安を抱いている若者が多い現状があります。

こうした不安を払拭し若者が自分自身の将来に希望を持つためには、その力の源となる「今は不安でも自分もいつかは出来る」と考えることのできる成長型マインドセット(成長に適した思考の癖)を持つことが重要です。

この成長型マインドセットを持つには、現代の中高生が学校生活で様々な経験を得ることができる場は非常に限られています。NPO法人ハーベストでは、その代わりに『少人数車座制キャリアセミナー』の場を通じて自身を重ね合わせることができる他者の経験談を通じて疑似体験をすることによって、自分もこれから十分成長していく可能性があることの気づきを提供することを意図しています。

少人数車座制キャリアセミナーとは?

NPO法人ハーベストの実施する『少人数車座制キャリアセミナー』は、一度に20名~30名の社会人講師の協力を経て、事前に講師の自己紹介や講座内容を書いたプロフィールシートを配布し、希望調査を実施し、聴きたい講師の話を5~12人程度の人数で車座になって聞くことが出来ます。自分のアンテナにピンと来た講師の話なので、興味を持って聞くことが出来、また少人数での受講のため講師とスムーズなコミュニケーションを取ることが可能です。

また,同時にこうして気づいた自己成長の可能性を自分が実現できると考えることのできる自己効力感を持つことも重要です。この自己効力感を養うには、それぞれの中高生が様々なタイプの大人に対して自分らしく振る舞うことと、そしてそれをしっかり承認してもらえるような経験が必要になります。NPO法人ハーベストの提供する『トークフォークダンス』は,様々な大人との対話を通じた承認を経験する上で非常に効果的なイベントであると同時に、様々な大人の価値観に触れる中で自身が目指す意図(夢・志)について考え始める契機にもなっています。

トークフォークダンスとは?

「トークフォークダンス」は、体育館などで内側の円に大人が、外側の円に生徒がそれぞれ椅子に座り、各々1分程度共通の質問に答える形式でお互いの考え方を共有していくというものです。双方話し終えたら外側の人だけ左の席に移動し、次の人と次の質問に答えていきます。

質問は「朝、何食べた?」とか「好きなアニメは?」のような簡単に答えられるものから「永遠に生きられるなら何をして過ごす?」というような、その人の価値観に触れるような質問に進んでいきます。これを約45分~1時間繰り返すことで10人前後の大人と対話をする事になるわけですが、生徒たちは様々な考え方に触れると共に自分たちの意見を否定されることなく受け入れて貰えることで自己効力感を上げることが出来、大人との対話の楽しさに気づくことがなど様々な効果が期待できます。

講師の言葉が生徒たちのココロのスイッチを静かに押していく

NPO法人ハーベストは、中学校・高校の進路指導やキャリア教育の一環として、授業時間内で前述のようなプログラムを実施しています。(今年度は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、一部オンラインによる実施となる可能性があります。)

キャリアセミナーでは、市民講師ボランティア(以下、講師といいます)は、生徒に真っ直ぐに向き合い、仕事ばかりでなく人生について、本音で語りかけます。

キャリアセミナーは、決して「成功談」を伝える場ではありません。むしろ、講師のみなさんには失敗談・そしてその経験をどう乗り越えて成長出来たかをお話しいただいています。

「これまでの人生で挫折を経験した時、どうやって這い上がったか?」「やりたい仕事に就くためにどんな行動をしたか?」「希望の進路とは違う仕事に就いた時、その仕事にどうやって幸せを見出すことができたか?」などの経験を語っていただくことで、生徒たちは人生は決して平坦でも直線でもないことを知ります。

生徒たちは、講師の実体験に基づく仕事や人生の話を聴き対話する中で、将来の自分の姿をイメージします。

その将来に到達するために何が必要かと考えたとき、初めて進路を自分事として捉え、自身の足りない部分に気付いたり、新たな発見をしたりして、未来につながる行動を取り始めます。

多様な講師によってもたらされる将来の多様な選択肢が、生徒たちの未来を開いていくのです。

偶然の出会いが個人のキャリアのみならず地域の未来を創っていく…地域の一人一人の響き合いが元気な若者を育て、地域を面白く・楽しくしていく。

ハーベストはそんな事業をしています。

ハーベストの中学・高校キャリアセミナーの様子は ↓ こちらからご覧ください

これまでの実績

14年前から2020年までにNPO法人ハーベストが開催したキャリアセミナーは400回を数えます。これまで8万人以上の中高生に提供した「社会人との対話の場」は17万5千回を超えています。

「キャリアセミナー」を実施した高校のアンケート結果をみると、86.1%の生徒が「進路を考える上で役に立った」と回答しています。「新たな物の見方や価値感を得られた」という回答も88.4%に上っています。

(平成28年度「キャリアセミナー」効果検証より)

キャリアセミナーに参加した方々の声

実際に講師の話を聴いた生徒たちの感想をご覧ください。

生徒の感想・受講票より

「こういうことがしたい」という根本的な思いから

いくつもの仕事を選ぶことができ、自分が目指したものが

うまくいかなかったとしても道は一つではないという事を学ぶことが出来ました。

目の前に起きていることから目を背けないで、

言い訳をしないで、自分の人生は自分で作っていきたいと思った。

私は先生のお話を聴いて、人はこんなに変われるという事と出会いの素晴らしさを感じました。自分の努力次第で変われることを知り、少し自信にも繋がりました。

好きなことだったら努力も継続もできるというお話に納得しました。

好きなことを仕事に出来れば他人に何を言われても夢があれば頑張れるとおっしゃっていたので自分も夢を大切にしたいと思いました。そして、自分の好きなことって何だろうと考えたけれどあまり思いつかないので、自分の好きなことを見つけていきたいなと思いました。一生この仕事をしたいと思えるような仕事・職場・働き方を見つけていきたいです。

視野を広げるだけで見える世界が違う。やりたい時にやれるように俺はがんばります。一番ダメなのはやればよかったという後悔。後悔しないようにがんばります。

とても楽しくてずっとみんな笑っていた。講師の方が「人生は楽しい!!」って言ってくれたので、気持ちが軽くなりました。大人になったらもっともっと好きなことをやって毎日楽しい人生を送りたいです。本当、ありがとうございました。

【佐藤希樹(講師・獣医師)】

いつものことですが、子どもさんたちの感想文を読むたびに、これなら日本は大丈夫、大人がダメにしないように気を付けるのみだな!と頼もしく感じます。

自分の子どもを見て感じるのと同様に、次世代を担う人たちの姿というのは、そこを過ぎた自分にとって、まさに「希望」そのもの。

希望の具現たる子どもたちと対話できる機会を得られることに、実はこちらの側が学びや気付きを享受しているんだよなぁと感じています。

代表者からのメッセージ

代表理事 山﨑賢治

進路選択期の若者の悩みは、たくさんの大人と出会うほどクリアになると信じて始めた道は間違いではなかったと確信しています。

イキイキと生きる大人との出会いで、生徒たちは本当の学びの楽しさに目覚め、自ら行動し、志を持って自分事の人生を力強く歩み始めます。

これからも私たちハーベストは全ての生徒たちに自身の力に気づく出会いを提供していきたいと思っています。

しかし残念なことに中学校や高校などの公教育のキャリア教育を支えるこの取組みを、継続的に実施できる十分な財源は確保できていません。

一人でも多くの生徒に、将来を考えるきっかけとなる様々な社会人との出会いを届けていくためには、皆さまからのご寄付が支えとなります。

学校の限られた予算でも生徒たちにキャリアセミナーを提供していくために、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

団体名 特定非営利活動法人ハーベスト
所在地 宮城県仙台市青葉区
お問い合わせ 電話番号:022-395-4311

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当プロジェクトの事業計画

事業名 中学・高校キャリアセミナー・トークフォークダンス事業
事業実行団体 特定非営利活動法人ハーベスト
事業内容 中・高校生のキャリア形成の基礎となる主体性の涵養に必要不可欠でありながら、学校生活や教育課程の中で極端に少ない多様な他者との対話の機会を、認定NPO法人ハーベストは提供しています。

主体性の涵養には,自己を確立し自律することが重要であり、これは教科書や座学でなされるものではなく、様々な考え方を持った他者との対話を重ねることによってでした到達できません。

現在の学校にはこうした多様な他者との対話を重ねる機能は供えられていないことから、キャリアセミナー(社会人による中高生向けの車座の対話)・トークフォークダンス(社会人と中高生が対話を数多く重ねるワークショップ)を通して、地域の中高生の主体性の涵養を行う機会の提供を目的としています。

特定非営利活動法人ハーベストでは、多数のボランティア市民講師を組織化し、一人ひとりの個性のある生き方や働き方に中高生が触れるとともに、そこで生じた想いや考えを市民講師との対話の中でさらに深める場を提供します。

事業期間 2021年5月1日~2022年4月30日
総事業費 5,750,000円
当サイトでの募集金額 1,500,000円

【内訳】

■キャリアセミナー・トークフォークダンス事業にかかる人件費

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