- 支援総額
- 936,000円
- 目標金額
- 936,000円
- 支援者数
- 18人
- 募集のこり
- 0 日
目標額に達しました!
- 募集団体は NPO法人福岡教育サポート です。
- 本事業の寄付受付は終了しました。現在、募集中の事業は団体名をクリックしてください。
改善されない日本の「子どもの貧困率」
日本では高校や大学に進学するためには塾に通わせることが当たり前のようになっています。
塾に通う費用は、公立中学校/約20万2千円、私立中学校/約14万4千円、公立高等学校/約10万7千円、私立高等学校/約17万1千円※(いずれも年間)と、経済的に苦しい家庭にとっては高額で、子どもを塾に通わせることは困難です。
※ 文部科学省「2019(平成30)年度 子供の学習費調査」
現在、日本の子ども(17 歳以下)の貧困率は 13.5%(対 2015 年△0.4 ポイント)※、「子どもの貧困」の代表的な指標である相対的貧困率は2015年より若干の改善が見られますが、17歳以下の子どもたちの7~8人に1人、約260万人が貧困状態にあります。
さらにひとり親世帯ではおよそ2人に1人が貧困だと言われており、まだまだ高い割合の子どもやその家族が困窮状況にあります。
※厚生労働省「2019(令和元)年 国民生活基礎調査の概況」
教育格差への憤りも支援のエネルギーに換えて
高校教師の森さんが福岡教育サポートを設立したのは2016年。当時の都道府県別の貧困率では福岡県がワースト4位でした。
教師として経済的理由で希望の進路を断念した数多くの生徒を見てきた森さんは、窮地に立たされている目の前の子どもたちを救いたいという思いから、私財を投じて無料塾を開設しました。
教育や進路については、本人やその家庭の意向が尊重されるべきですが、経済的理由が子どもから学習の機会を奪い、将来の選択肢を狭めるようなことがあってはならないと森さんは考えました。
家庭の貧困は子どもの就学や就職に強く影響します。家計が厳しいために進学をあきらめる子どもも少なくありません。
親の収入格差が教育格差につながり、進学や就職で不利になって貧困から抜け出しにくくなる「貧困の連鎖」は、今ではよく耳にする言葉となりました。
子どもたちの貧困の連鎖を断ち切り、将来の選択肢を拡げるためには「教育」の力が不可欠です。
しかし、子どもの貧困問題は一朝一夕で解決できるものではありません。
福岡教育サポートが行っているような地道な学習支援が、今まさに経済的な理由で進学をあきらめようとしている目の前の子どもたちの「教育」や「進路」を下支えし、救っているのです。
福岡教育サポートが運営する学習塾「春日英数塾」では、塾などに通えない子どもに無償で勉強を教え、子どもたちの学力向上と進学や進路の保証に力を尽くしています。
大学生になった森さんの教え子たちが、講師として英語と数学を教えています。彼女たち(森さんは女子高の教師です)はボランティアで授業を行い、授業の無い日はアルバイトをしています。
授業はマンツーマン。基本的に一人の生徒を一人の講師が最後まで担当し、個々のレベルに応じたきめの細かい学習指導を行っています。
無償の授業を希望するご家庭のお子さんは、 保護者から世帯収入の証明書を提出していただきます。理事会に諮り承認されれば無償で塾に通うことができます。
2020度は公立高校受験者3名すべてが合格を達成しました!
お願いしたいご支援
寄付金は教室の利用料とボランティア講師の交通費に充てさせていただきます。
春日英数塾はアパートの3部屋を借りて運営していますが、児童・生徒が増えたため、2021年度はもう1部屋追加契約したいと考えています。
学習へのつまずきを解消し学力を身につけることで、将来への展望を持たせ、夢に向かって頑張ろうとする姿勢を育てます。
そして、大学や高校に進学したいという生徒の意欲に寄り添い、しっかりと学力を保障して希望の進路の実現をサポートします。
また、母子家庭など一人親世帯の教育にかかる経済的負担を少しでも軽減すると共に、2021年度は保護者同士の横のつながりを深め、情報交換や交流を通して相互に支え合う関係も構築していきます。
みなさまのご支援をどうかよろしくお願いします。
≪総事業費:1,526,000円≫
\ご支援をお願いしたい金額:936,000円/
- 学習会講師の交通費:288,000円
※講師交通費800円×40回×12ヶ月=384000円のうち、無料塾に相当する75%
- 教室の利用料:648,000円
※(児童・生徒数の増加により教室数が不足しているので,2021年度に新たに1教室追加契約予定) 18,000円× 4部屋×12ヵ月=864,000円のうち、無料塾に相当する75%
保護者と生徒からの手紙
代表者の想い
代表理事 森 茂男 2019年国民生活基礎調査(厚生労働省)によると子どもの貧困率は13.9%と前回調査からほとんど改善されていません。また,母子家庭などの一人親世帯での貧困率は48.1%にものぼっています。 このような格差社会の中では,経済格差が教育格差へつながり,経済的な理由で高校・大学への進学をあきらめている子どもたちが後を絶たないのが現状です。 そこで,少しでもそのような子どもたちを減らすべく,まずは身近なところから始めようと、この事業を立ち上げました。 そして,自分たちの地域で困っている子どもたちへ無償で授業を提供し,学力を伸ばし,夢を共有して一緒に希望の進路実現へ向けて頑張っています。 これまでの皆様からのご支援のおかげで,子どもたちも20名に増え,講師も大学生だけでなく高校生も勉強を教えに来てくれています。 また,今年度は公立高校を受験した3名が全員第1志望校に合格し,少しずつこの活動も成果が現れてきています。 さらにこの事業を継続し発展させていくためには是非皆様のご支援が必要です。今後ともよろしくお願いいたします。 |
当プロジェクトの事業計画
事業名 | 貧困世帯の子どもたちに学力と進路を保障するための学習支援事業 |
内容 | 経済的な理由のために塾へ通えない子どもたちが、夢をあきらめることなく希望の進路を選べるために、授業料無料の塾を開き、学力と進路を保障する。 |
事業期間 | 2021年4月から2022年3月まで |
総事業費 | 1,526,000円 |
当サイトでの 募集額 |
≪総事業費:1,526,000円≫
■当サイトでの募集額:936,000円
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