- 支援総額
- 513,000円
- 目標金額
- 513,000円
- 支援者数
- 26人
- 募集のこり
- 0 日
目標額に達しました!
- 募集団体は 特定非営利活動法人子育てサロンすくすく です。
- 本事業の寄付受付は終了しました。現在、募集中の事業は団体名をクリックしてください。
ごあいさつ
NPO法人 子育てサロンすくすく
理事長 添谷京子
虐待が社会問題化してきた2011年に、子育ての不安や孤立しての子育て(孤育て)を無くしたいとの想いを持つ仲間が集まり子育てサロンを設立。活動場所の東砂地域には、当時から高層マンションが次々に建設され子育て世代が急増しており、区の保育施設の数も足りない状況でした。私たちは、子育て支援は「親育ち」を支援する事と考え、まずは親子での遊びを通したふれあいを支援することから始めました。週1回の開催で考えていましたが、開いてみると深刻な「孤育て」の環境を前にして早くも想定は崩れ去りました。
親御さんの「ここにくると週に1度だけゆっくり食事ができ、幸せになる。」というコトバから家事に育児に追われ通しの生活を想い、無理を承知でサロン専用の部屋を間借りしました。専用の部屋を持てたことで平日は毎日開けることができ、それまで行っていた親子を対象とした活動だけでなく、子どもや親を対象とした活動にも事業を拡大し、充実させることができるようになりました。料金は気軽に誰でも来られるようにとワンコインにしたため、不足分の補填はスタッフ一丸となってのバザーや物資販売で乗り切る自転車操業状態が長く続いてきました。
この3月に卒室した親御さんから「こういうところを作ってくださり有難うございます。ここで親子が安心して過ごせ子どもも育てられ親として本当に有り難かった。」と感謝のコトバもいただくと、苦労が報われる思いだけでなく親子にとって必要とされる場所を今後も継続しなくては、という想いを強くします。
活動継続のためにも情熱溢れるボランティア精神で維持している状態では、スタッフとして来て欲しい人に気軽にお誘いする事もできません。世代交代しながら子育てサロンを継続するには、この活動を担うスタッフの有償化が必要です。財政的に余裕のない状況ですが、なんとかこの道筋を計画的に作りあげ、世代交代を進めていきたいと考えています。
そのためにも皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いします。
活動のきっかけ
虐待や少子化問題を背景に子育て支援が声高に叫ばれるようになり、保育園も従来の「保育」だけでなく、地域での「子育て支援」の機能を求められるようになりました。そのため、スタッフの現役保育士時代、地域から保育園には入園していない親子が来園することが多くなりました。保育園での子どもたちのいきいきとした様子に驚かれた親御さんから、「抱き方が分からない」「授乳の仕方は?」など基本的なことから質問攻めに遭うことも多く、他の誰にも相談することのできない「孤育て」の問題を強く意識させられることとなりました。
こうした経験から、子育てを支援するために、まず「親育ち」の支援が必要と実感してきました。
活動を行う江東区の東砂地域では、新しいマンションの建設と子育て世帯の流入が進む一方で、子育て環境の整備はそれに追いついていません。子育てについて気軽に相談できる場所の重要性が、地域でますます高まっているように考えています。
子育てサロンの必要性
核家族の中で育ち、乳幼児との接触する機会も少ないまま大人になり、そのまま結婚し出産を機に親となる方が多くなりました。
実際に見たり触れることの無かった赤ちゃんや、人見知り・イヤイヤ期の乳幼児との生活は正解が見えないだけに不安や戸惑いが多いもの。その上育児情報だけは過多に流れ迷いがちな子育てに、地域に身内もいない孤立した状況におかれての孤育て環境。
この状況で子どもを育てる親に寄り添い、親としての育ちを支援することは重要と考えます。
子育てサロン すくすく について
0才から4才までの親子を対象に、月曜から金曜日まで、曜日ごとに設定した様々な内容で親子を支援する子育てサロンの事業を行います。内容は大きく3つに分けられます。
◎親子全体に対する活動
全体の6割以上を占めるメインの活動です。
木のおもちゃで親子が遊び触れ合う「親子の遊び場」を中心に、他にもお話を親子で楽しむ「お話の部屋&ママcafé」を行います。
◎子どもに対する活動
子どもが親御さんから離れて子ども達だけで遊び、関わり、生活する、プレ幼稚園として、自立に向けての支援を行う「チャイルドルーム」を行います。
◎親に対する活動
親のリフレッシュや通院などの時に、親御さんが困ることなく楽しめるようにお手伝いする「ひと時保育」を行います。
これらの活動を専門的な知識・経験のあるスタッフが行うことで、親御さんは子どもを安心して任せることができるだけでなく、その場ですぐに子育ての悩みについて聞くことができます。
在籍している12名のスタッフは、9名が保育士、1名が幼稚園教諭、1名が小学校教諭、1名が助産師をそれぞれ経験しています。
親子に何をもたらすか
子育てサロンで親子がゆっくり向き合う事でお互いに愛着を持って関われるようになり、親は専門的な知識を持つスタッフから自分の子どもの成長過程についての話をされた際に、実感を持って理解することができるようになります。
子どもの気になる事についてその場で話をすることができ、スタッフから親が気づいていない子どもの成長について共有することもできます。
また、親同士の交流を図る事で孤立感が解消され、子育ての悩みや達成感を共有する事で安心を得ることができます。
親御さんの声
卒室した親御さんから
「子育てで悩まず楽しかった。」
「東京での実家のようでした。」
「ここに来るとホッとできた。」
「子どものことを親よりもよく見ていてくれてとても有り難かった。」
「子どもってこうで良いんだと思えて安心できた。」
などの声をいただきました。
ご支援のお願い
地域で子育て中の親の多くは孤立しており、家事に育児に追われとにかく息抜きする時間もない、という状況です。その状況に触れると、やれることは応えてあげたいとの想いがスタッフ皆の中に湧いてきて、熱いボランティア精神で10年余突き進んできました。
子育てサロンの基盤も作りあげ、NPO法人認証も得て、そろそろ世代交代を進める時期に来ています。しかし、今までのようなボランティア精神で新しいスタッフを気軽にお誘いすることもできません。孤立した親の支えとなるのは、確かな専門性を身に付けたスタッフであり、参加してもらうためには少しでもその対価を支払う必要があると考えているからです。
子育てサロンは親から必要とされる居場所で、今後も行政の隙間を埋め、地域で継続していかなくては、との想いで続けてきました。
今後も活動を続けていくためにはスタッフの有償化への道筋を作る事が必要と考えていますが、まだまだ私たちの力だけでは一歩届かない状態です。
皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
当プロジェクトの事業計画
事業名 | 親も子も共に育つための事業 |
内 容 | 地域の中で孤育てさせず子どもと親の育ちを支援するための子育てサロンを12年前に開設。子育てサロンは曜日ごとに、親子向けに親子の遊び場、お話の部屋&ママcafe、子ども向けにチャイルドルーム、親向けにママの部屋、ひと時保育を行います。親子の遊び場ではティータイムで親同士が交流をし、1才以上の親子はランチタイムが有り親子別に食べているので好評です。終わる時には全員参加してのふれあい遊びやトークタイムなどを楽しむ。その他、毎月の誕生会や伝統行事なども楽しんでいます。 |
事業期間 | 2023年4月から2024年3月まで |
総事業費 | 1,971,370円 |
当サイトでの 募集額 |
513,000円
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