対話で人生と世界は変えていける -中学生・高校生と社会人との対話促進事業-

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対話で人生と世界は変えていける -中学生・高校生と社会人との対話促進事業-
支援総額
570,224
45.61%
目標金額
1,250,000
支援者数
76
募集のこり
0

ごあいさつ

宮城県庁職員として起業家育成に取り組んでいた当時、地域のコミュティを維持・発展させていくには、主体性のある人材が必要であると感じました。

では、どうしたら主体性を持つ若者を育てることができるか?

主体的に考え行動する人を育てるためには、多様な生き方との「出会い」と「対話」が不可欠です。

人は様々な人との「対話」を通じて、自身の幸福と社会のあり方を学び、その双方の両立を可能とする姿勢を身に着けます。

しかし、今の学校教育ではこうした機会を十分に提供することができていないのが現状です。

そこで、私たちは、中高生と、社会人ボランティアの市民講師が出会い、「対話」する機会を提供するプログラムを、学校でのキャリア教育や地域でのイベントを通じて提供してきました。

コロナ禍により,多くの中高生が他者と対話する機会を失っています。

このため、今年度は、ICTを活用して、オンラインで出会い、対話できる場を提供することで、中高生の成長に必要な社会人との「対話」の機会を確保したいと考えています。

中高生のための「新たな出会いと対話の場づくり」のために、みなさまのご理解とご支援をよろしくお願い致します。

認定特定非営利活動法人ハーベスト
代表理事  山﨑 賢治

 

ハーベストが取り組む社会課題

2019年度に日本財団が行った「18歳意識調査」では、「責任ある社会の一員」と考える日本の若者は約40%。他国の半数近くにとどまっています。
「将来の夢を持っている」との回答も他国に比べ低い数字となっています。

日本財団 2019年「18歳意識調査」をもとに当財団作成

「自分で国や社会を変えられると思う」との回答は20%弱にとどまっています。
国の将来像に関しても「良くなる」という答えは10%に満たず、途上国,欧米先進国のいずれと比べても数字の低さが際立つ調査結果がでました。

日本財団 2019年「18歳意識調査」をもとに当財団作成

日本では,2003年6月に「若者自立・挑戦プラン」が策定され、様々なキャリア教育の施策が推進されてきたにも関わらずこうした調査結果が出たことは大きな衝撃でした。

日本の学校教育は、近代化を急ぐ中で導入された、一斉授業方式から未だ脱却できていません。多様な価値観が求められる現代社会において、求められる主体的・対話的で深い学びを実現するために必要な体制づくりが進んでいない現状があります。

この学校教育の現状が、人と違うことを嫌い異質なものを排除する力学を生み、調査結果のような若者たちの主体性の意欲の低さを招いているのではないでしょうか。

 

これまでの活動

2000年代初め頃、私は宮城県庁職員として、地域における起業家育成の普及に取り組んでいました。

当時は起業ブームで、国や地方においても起業家育成の施策が推進されていく中で、「主体性」を持つ人材の存在なくして起業家は生まれてこない、という問題意識を持ちました。

そして、「主体性」を育むために、中高生に多様な社会人との出会いを提供する活動を開始しました。

ハーベストは2007年から任意団体として活動を開始。人と人が出会い対話を行う様々な機会とプログラムを学校現場や地域に提供してきました。

昨年までの15年間に、プログラムに参加した中高生は10万人以上にのぼります。また、これまで講師として参加した社会人は2,000名を超えています。

 

今回の助成事業で取り組むこと

コロナ禍により、対面での出会いや対話の機会が極端に減ってしまいました。

そして、多くの中高生が、成長に不可欠な出会いや対話の機会を失ってしまいました。

そこで、今回の助成事業では、このような状況においても若者にとって大切な他者との対話の場を確保するために、オンラインで社会人と中高生が対話できる環境を創ります。

これまで運営してきた「ミヤギ志ワカル塾」と名付けたキャリア育成コミュニティのポータルサイトを活用して、オンラインで様々な社会人ボランティアと出会い、対話できる場を提供したいと考えています。

具体的には、毎月定期的に中高生と伴走者のボランティアの社会人が対話することでプロジェクトの芽を育てていくプログラムを実施します。

 

また、社会人が仕事やこれまでの人生を語る動画コンテンツを100名分作成し配信します。

これらを400名~500名の中高生を中心とする10代・20代の若者に活用してもらうことを目指しています。

これまで取り組んできたキャリアセミナーや「トークフォークダンス」も引き続き実施します。

 

キャリアセミナー等に参加した生徒の声
  • 進路について新しい考えが浮かんだ。
  • 対話を通じて自分の立場や関係を改めることができた。視野も拡がったし,自分には無かった挑戦するという気持ちが持てるようになった。
  • この人の話を聞いて少し不安がなくなった。
  • 自分では考えられない、そして対面ではなかなか緊張して言えないこともオンラインだからこそ話すことが出来た。
  • たくさんの考え方や価値観に触れ、自分の考え方の幅を広げることができた。

 

ご支援のお願い

私たちハーベストは、世の中の様々な問題の多くの原因が「対話」が足りないことによって生じていると考えています。

多くの若者たちが「対話」を通じて自分自身が持っている本来のチカラに気づき、様々な人との「対話」の機会を持つことが出来たら、一人ひとりにとって生きやすい活力あふれる世界を創っていくことが出来るのではないでしょうか。

そのためにも、時間と場所の制約がない「対話」の場をオンライン上に創ることを目指しています!

一人でも多くの「若者の持つ伸びしろ」を伸ばせる機会を創るために、どうかご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

賛同者の声

佐藤希樹(講師・獣医師)

いつものことですが、子どもさんたちの感想文を読むたびに、「これなら日本は大丈夫、大人がダメにしないように気を付けるのみだな!」と頼もしく感じます。

自分の子どもを見て感じるのと同様に、次世代を担う人たちの姿というのは、そこを過ぎた自分にとって、まさに「希望」そのもの。

希望の具現たる子どもたちと対話できる機会を得られることに、実はこちらの側が学びや気付きを享受しているんだよなぁと感じています。

団体概要

団体名 特定非営利活動法人ハーベスト
所在地 宮城県仙台市青葉区
お問い合わせ 電話番号:022-395-4311

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当プロジェクトの事業計画

事業名
対話でこそ人生と世界は変えていける -中学・高校における社会人との対話促進事業-
内 容 中・高校生のキャリア形成の基礎となる主体性の涵養に必要不可欠でありながら、学校生活や教育課程の中で,極端に少ない多様な他者との対話の機会を認定NPO法人ハーベストは発足時より提供しています。

多数のボランティア市民講師を組織化し,一人ひとりの個性のある生き方や働き方に中高生が触れるとともにそこで生じた想いや考えを市民講師との対話の中でさらに深める場を提供してきたが,コロナウイルス感染症対策を契機にオンラインの活用によりさらに多くの対話の機会を恒常的に中高生に提供できる体制を構築しようとするものです。

事業期間 2022年5月から2023年4月まで
総事業費 4,400,000円
当サイトでの
募集額
1,250,000円

  • 人件費 (事業費) : 1,250,000円

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