児童養護施設から大学に巣立つ子どもたちに進学支援金を

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児童養護施設から大学に巣立つ子どもたちに進学支援金を
支援総額
1,987,965
74.03%
目標金額
2,685,000
支援者数
2
募集のこり
370

コロナ禍で明らかになった学生たちの綱渡りの生活

新型コロナウイルスの感染拡大により、タイガーマスク基金が支援を届けている児童養護施設出身の学生たちの多くが生活困難に直面しました。

頼れる家族もなく、仕送りもない彼らは、生きていくために働かなくてはなりません。

緊急事態宣言による外出自粛や営業制限により、アルバイトができないということは、大学の継続はもちろん、家賃が払えなくなれば住む所を失う危険もありました。

大学もオンライン授業が中心となり、パソコンやタブレット端末を用意しなければならず、通信費もかかります。

安価な学食も利用できないことから、食事を抜いたり、光熱費を抑えるために暖房をつけずに厚着で過ごしているという声も聞こえてきました。

以前からギリギリの生活をしてきた弱い立場にある学生たちが、コロナ禍によってさらなる困窮においやられたのです。

 

(学生から寄せられた切実な声)

 

教育への公的支出が低い日本

2020年9月8日、経済協力開発機構(OECD)が発表した加盟各国の教育状況の国際比較によると、初等教育から高等教育の公的支出が国内総生産(GDP)に占める割合は、ノルウェーが6.4%ともっとも高く、日本は2.9%と比較可能な38か国中で最下位から2番目です。

OECD諸国平均は4.1%、EU23か国平均は3.9%。つまり、日本は教育に対する家計負担が重いという結果になり、家族に頼れない児童養護施設の子どもたちにとって、進学は容易ではないという現実が浮かび上がります。

それを示す数字として、厚生労働省が発表した児童養護施設の子どもたちの進学率は、たった14%と、全高卒者の51%に対してはるかに低いのです。

 

 

進学を「選択」することが厳しい現実

子どもは生まれる家庭や育つ環境を選ぶことができません。

児童養護施設で暮らした経緯も、周囲の大人の事情であり、子どもたちが選んだわけではありません。高校卒業と同時に施設を出て「自立」しなければならないのも、大人が決めたルールです。

望む職業に就くために、進学を希望することは、いわば、子どもたちが初めて自分で選択できる機会といっても過言ではないのです。

しかし、その機会も、経済的な事情であきらめざるをえない子どもたちが多くいます。

この問題に多くの方々が関心を持ってくださったおかげで、国による「給付型奨学金」も始まり、20歳まで施設で暮らすことができる「自立援助ホーム」では、大学進学者は22歳まで暮らすことができるようにもなりました。

ただ、施設でも定員があるため、進学を希望する全員が22歳まで暮らせるわけではありません。

自立援助ホームは少人数制のところが多く、進学者を受け入れることで、児童養護施設で保護できない十代後半や二十代前半の若者たちの居場所を奪うことにもなってしまいます。

「虐待からの保護」と「高等教育の機会」という全く別の問題に優先順位をつけなければならないというのは、日本の社会資源がいかに乏しいかを表しています。

 

 

タイガーマスク基金が取り組む進学支援

子どもたちが希望を持てない社会に未来はありません。

大学が全てではありませんが、大学卒の資格や専門分野の知識は、家族に頼ることができない若者たちにとって将来の選択肢を増やす重要な鍵となります。

タイガーマスク基金は、働きながら大学に通う児童養護施設出身の学生に、返済不要の支援金を届けることで若者たちの巣立ちを応援してきました。

使途も学費に限定していないため、パソコンやスマートホンの購入、実習や就職活動のためのスーツや交通費に充てることもでき、幅広く学生たちの生活を応援しています。

特に、コロナ禍においては、これまで以上に先の見えない不安を抱えているため、皆さまからのあたたかいご支援が学生たちの大きな励ましとなっています。

 

 

顔も名前もわからないけれど、自分のことを応援してくれるたくさんの人がいるということが、若者たちの自信につながり、困難な日々の支えになっています

そして、支援を届けている私たちも、彼らの頑張っている姿に勇気をもらうことができています。

そんな優しさと温かさが循環する社会を実現することが、未曾有の感染症の流行を経験した私たちに求められている大切なことだと考えます。

一人でも多くの方にご寄付いただくことで、一人でも多くの学生に支援を届けることができます。

ご支援ご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

進学支援金を活用して卒業した学生たち

物心ついた時に施設にいると自覚し、傷つき、涙を流したこともあります。

大学生活は人生の中で一番「一人の人」として有意義に過ごすことができました。

支援していただいて本当にありがとうございます。

 

皆さまのおかげで無事に大学を卒業し、就職をすることができました。

大変多くの奨学金をいただきましたが、私がサポーターの皆さまからいただいた支援は経済的なものだけではありませんでした。
サポーターの方からお手紙をいただき、その内容に元気をもらい、前を向くために読み返すことがありました。

「自分のことを気にかけてくれる方がいる」

ということを確認できる機会を得たことは、大学を卒業するうえで大きな励みになっていました。

本当にありがとうございました。

 

おかげさまで、4年間大学に通うことができ、児童養護施設の職員になりたいという夢がかないました。

子どもたちと過ごすうちに、この仕事のやりがいも見つけることができました。
これからもたくさんの壁にぶつかると思いますが、笑顔で楽しんで仕事をしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

 

代表者からのメッセージ

特定非営利活動法人タイガーマスク基金

代表理事 安藤哲也

子どもは親を選べません。でも血は繋がってなくても信頼できる大人が支えていけば、彼らもいつか自分の人生に希望を持ってくれると私は思います。

「可哀想だから」支援をするのではなく「人生の可能性と楽しさを伝える」ことを基本理念とし、「子どもたちから信頼される大人」たる支援者を増やし、多様な子どもたちの自立をサポートする活動を継続しています。

「自分の子どもだけが幸せな社会などない」。

3人の子どもを育てる親としてまたひとりの市民として、私はそう考えます。

このポリシーに共感いただける方は、ぜひ若者たちの自立と希望ある未来を一緒に応援してください。

 

団体概要

団体名 特定非営利活動法人タイガーマスク基金
所在地 東京都文京区
お問い合わせ TEL: 03-5842-1347

HP: http://www.tigermask-fund.jp/

Facebook: https://www.facebook.com/tigermaskfund

Twitter: https://twitter.com/tigermask_fund

当プロジェクトの事業計画

事業名 社会的養護出身学生への大学進学支援
事業実施団体 NPO法人タイガーマスク基金
事業内容 家族からの援助が得られない児童養護施設出身の大学進学者を対象とした返済不要の支援金給付
具体的な計画 • 2021年1月: 学生募集要項の発表
来年4月に社会的養護施設から四年制大学に進学する学生への進学支援制度の募集要項をSNS やメルマガ、施設へのDM 送付などで案内• 2021年4月: 学生応募受付開始
四年制大学に進学した学生と進級した学生からの支援金応募用紙の受付、書類審査、集計、選考会準備• 2021年5月 : 新入生の選考開催、決定通知の送付、支援金の給付
新入生選考の開催と通知、継続学生の書類確認、支援金の給付• 2021年6月~11月:  学生に近況報告の依頼、支援者への報告送付
学生に近況報告依頼の案内送付、支援者への報告と学生からのお礼状の送付
 事業実施期間 2020年12月1日から2021年11月30日
総事業費 11,855,000円
当サイトでの

募集額

2,685,000円

・3年生後期支援金(38名分)  1,900,000円
・4年生後期支援金(12名分)   600,000円
・寄付金振込手数料         15,000円
・業務委託費(口座振替手数料) 170,000円

<タイガー進学支援金>
• 1 年入学時:5 万円
• 2 年進級時:5 万円
• 3 年進級時:10 万円
• 4 年進級時:10 万円
※月に1日でも安心してアルバイトを休める予備日があればよいと、
<1日6,250円(学生アルバイト時給の相場700円~800円)の支援×12カ月×4年間>
=30万円を給付額としました。(参考資料:日本学生支援機構「職種別アルバイト時給」)

※上記の金額は、2020年12月から2021年11月までにかかる費用となります。

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