児童養護施設から大学に巣立つ子どもたちに進学支援金を

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児童養護施設出身の子どもたちは大学への進学率が低い

児童養護施設出身の子どもの大学進学率は、ここ5年間11.0%~12.4%とほぼ横ばいで推移(※1)しており、全国の大学進学率53.3%(※2)に較べると大変低い水準であることがわかります。

施設で暮らす子どもたちにとって、大学進学やその後の生活のための資金を自分で用意することも、退所後すぐにたったひとりで自立した生活を送ることも非常に困難です。

日本は教育機関への公的支出割合が世界で最下位

2019年9月10日に発表された「経済協力開発機構(OECD)」の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出割合において、日本は2.9%で、比較できる35カ国中最も低く、3年連続で最下位となりました。
教育機関別に見ると、日本は小中学校と高校の公的支出の割合は92%で、OECD平均の90%を上回っていたのに対し、大学などの高等教育は31%で、平均の66%を大きく下回っています。

多くの国が高等教育に対する支出を増やしているが、日本の支出は横ばいで、他の国々に後れを取っていると指摘されています。 教育に関わる費用が公的資金で賄われる割合が低いということは、高い学費を「家庭」が負担していることになります。

学費を用意してくれる家族がいない児童養護施設などの社会的養護で育つ子どもたちの高等教育への機会が奪われていることは明白です。

大学進学で貧困の連鎖を断ち切る

頼れる大人も住む家も生活力もない18歳の子どもたちが学歴や資格を得ることは、貧困の連鎖を断ち切り、社会に貢献する人材を育むことにつながります。
子どもたちの向学心と将来の選択肢が、育った環境で閉ざされることのないよう、大学進学支援金にご協力をお願いいたします。

国の給付型奨学金や制度だけでは足りない

一昨年より国の給付型奨学金も開始され、進学支援の一環として制度上では、児童養護施設から進学する学生は20歳まで施設で暮らすことが認められるようになりました。

しかし、施設の定員が限られていることから、実際は、急増する被虐待児の保護が優先となり、全ての進学者の入所期間の延長が認められているわけではありません。

「虐待からの保護」と「高等教育の機会」という全く別の問題が、国の社会資源の乏しさゆえに、より幼い子どもへの支援に振り返られている現実はあまり知られていません。

タイガーマスク基金が取り組む進学支援金

国による高等教育無償化の方針も決定されていますが、学費は保証されても、頼れる家族がいない施設出身の学生は衣食住を全て自分で工面しなくてはなりません。

タイガー進学支援制度では、使途を入学金や授業力に限定していないため、スマートフォンやパソコン、実習および就職活動のためのスーツやカバンの購入など、他の奨学金ではカバーできない費用も認めることで、学生たちの大学生活を応援しています。

また、「頼れる家族がいない」「帰る実家がない」という不安を常に抱えている児童養護施設出身の学生にとって大学4年間の支援は経済的問題だけでなく、皆さまからの応援が自己肯定感の向上につながります。

社会から応援された経験は、自分も社会に貢献したいという気持ちを芽生えさせ、社会に巣立つ若者に夢と希望を届けています。

進学支援金 一人でも多くの学生に支援を届けるため、学生には4年間で30万円の返済不要の支援金を届けています。

  • 1年入学時:5万円
  • 2年進級時:5万円
  • 3年進級時:10万円
  • 4年進級時:10万円
これまで支援を
届けた学生数

626名
2019年は121名(新入生34名、継続支援学生87名)

2019年の支援額 692万円
2020年の目標
  • 学生数

120名

  • 支援総額

656万円

 

進学支援金を活用して卒業した学生たち

物心ついた時に施設にいると自覚し、傷つき、涙を流したこともあります。

大学生活は人生の中で一番「一人の人」として有意義に過ごすことができました。

支援していただいて本当にありがとうございます。

 

皆さまのおかげで無事に大学を卒業し、就職をすることができました。

大変多くの奨学金をいただきましたが、私がサポーターの皆さまからいただいた支援は経済的なものだけではありませんでした。
サポーターの方からお手紙をいただき、その内容に元気をもらい、前を向くために読み返すことがありました。

「自分のことを気にかけてくれる方がいる」

ということを確認できる機会を得たことは、大学を卒業するうえで大きな励みになっていました。

本当にありがとうございました。

 

おかげさまで、4年間大学に通うことができ、児童養護施設の職員になりたいという夢がかないました。

子どもたちと過ごすうちに、この仕事のやりがいも見つけることができました。
これからもたくさんの壁にぶつかると思いますが、笑顔で楽しんで仕事をしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

 

寄付のお願いと具体的な計画

寄付金で進学支援金を支える

タイガーマスク基金を指定した寄付金は「進学支援事業」に100%充てさせていただきます。

児童養護施設から大学に巣立つ子どもたちへの進学支援金は経済的支援以外に「失敗ができない」という生きていく上での緊張を緩和することにつながります。

学生たちの可能性を信じ育むことは、貧困の連鎖を断ち切るだけでなく、社会に貢献する人材を育成することにつながります。

寄付金は、児童養護施設出身の子どもたちへ大学進学に必要な費用に充てます。

事業名 進学支援事業
具体的な計画
  • 2020年1月 学生募集要項の発表

来年4月に社会的養護から四年制大学に進学する学生への進学支援制度の募集要項をSNSやメルマガ、施設へのDM送付などで案内をする。

  • 2020年4月 学生応募受付開始

四年制大学に進学した学生と進級した学生からの支援金応募用紙の受付、書類審査、集計、選考会準備

  • 2020年5月 新入生の選考開催、決定通知の送付、支援金の給付

新入生選考の開催と通知、継続学生の書類確認、支援金の給付

  • 2020年6月~11月 学生に近況報告の依頼、支援者への報告送付

学生に近況報告依頼の案内送付、支援者への報告と学生からのお礼状の送付

事業実施期間 2019年12月1日から2020年11月30日
総事業費 8,327,000円
当サイトでの

募集額

3,097,500円

  • 進級支援金(40名分) 2,400,000円
  • 新入生の支援金(10名分) 500,000円
  • 振込手数料(50名分) 17,500円
  • 業務委託費(口座振替手数料等) 180,000円

※上記の金額は、2019年12月から2020年11月までにかかる費用となります。

代表者の想い

代表者:安藤 哲也

子どもは親を選べません。でも血は繋がってなくても信頼できる大人が支えていけば、彼らもいつか自分の人生に希望を持ってくれると私は思います。

「可哀想だから」支援をするのではなく「人生の可能性と楽しさを伝える」ことを基本理念とし、「子どもたちから信頼される大人」たる支援者を増やし、多様な子どもたちの自立をサポートする活動を継続しています。

「自分の子どもだけが幸せな社会などない」。

3人の子どもを育てる親としてまたひとりの市民として、私はそう考えます。

このポリシーに共感いただける方は、ぜひ若者たちの自立と希望ある未来を一緒に応援してください。

団体概要

代表理事 安藤 哲也
所在地 〒113-0021
東京都文京区本駒込3-10-3
お問い合わせ ホームページ:http://www.tigermask-fund.jp
Email:info@tigermask-fund.jp