
- 募集団体は 特定非営利活動法人ハーベスト です。
- 子ども支援分野への寄付でもこの団体を支援できます。
- 支援総額は2025年6月2日現在のものです。
代表者からのごあいさつ
私たちハーベストは、様々な大人の生き方・働き方を知り自身の将来を考えるきっかけの場を、永年にわたり学校現場に提供してきました。
そんな活動を通じて、気づいたことは、活き活きと幸せな人生を歩んでいる人は「アンパンマンのマーチ」の歌詞にある「なんのために 生まれて なにをして 生きるのか」と「なにが君の しあわせ なにをして よろこぶ」という2つの「なに」を見つけた人だということでした。
ハーベストの活動に参画いただいている多くの社会人の方は、まさにこの2つに起因する感動を原動力に、活き活きと人生を歩んでいる方々なのです。
そんな大人の生き方やあり方に触れることで「自分はどう生きて・なにをしてよろこんでいきたいのか?」という自分という存在と幸せについての問いが子どもたちや若者の中に立ち上がっていきます。そして対話を通じてその「問い」に気づいたと同様に、その答えにたどり着くためにもやはり、多くの人との出会いと対話が必要ということに気づいて自ら出会いと対話を求めて動き始めていきます。
様々な出会いと対話を重ねることで彼らは着実に力強く自分の幹を太くしていきます。そんな子どもたちが自分らしく力強く生きていける出会いと対話の機会を学校や地域に溢れさせたいと考えています。その実現に向けて、みなさまのご理解とご支援をよろしくお願い致します。
NPO法人ハーベスト
代表理事 山﨑 賢治
なぜ中高生にキャリア教育が必要なのでしょう
現在の社会は、子どもたちが将来に希望を持ちづらいという深刻な課題に直面しています。一方で、到来しつつある人口減少社会においては、一人ひとりが果たす役割の重要性が増しています。
日本財団が2024年に実施した意識調査※では、日本の若者が「自分は他人から必要とされている」と感じる意識や「人に誇れる個性がある」という意識が他国に比べて著しく低いことが明らかになりました。
※2024年4月 日本財団 「18歳意識調査-第62回 –国や社会に対する意識(6カ国調査)-」より抜粋
また、自身と社会の関わりについて、他国と回答を比較したところ、日本はすべての質問項目において6か国中最下位でした。特に「自分は大人だと思う」「自分の行動で国や社会が変えられると思う」では5割以下となっており、若者が自己肯定感や自己効力感を育む機会が不足している現状を示しています。
スマホやネットを通じて情報があふれているにもかかわらず、社会の仕組みや仕事のリアルを知る機会が乏しく、「やる気や意欲がない」のではなく、それらを持つきっかけがないことが根本的な原因だと感じています。 私たちは、自分を突き動かす意欲は元々自身の中にあり、自分以外の他者との対話から受ける感動をきっかけに湧き出すものだと確信しています。
NPO法人ハーベストのキャリアセミナーは、このような社会課題を解決するため、若者に多様な価値観や感動をもたらしてくれる社会人との対話の機会を提供し、彼らが自身の内なる意欲を見つけ、将来に希望を持てるようになることを目指すものです。
ハーベストの対話促進事業とは
ハーベストは2007年から任意団体として活動を開始。人と人が出会い対話を行う様々な機会とプログラムを学校現場や地域に提供してきました。
多くの子どもたちが直面する学校問題の核心は生き方やあり方の問題であり、現在の学校の中にはそれに効果的に対処できる仕組みが存在していません。学校の中にいながら生き方やあり方の多様な文脈やメッセージを持つ人材とのアクセスが確保されない限り、子どもたちが将来に希望を持つことは難しいのです。
ハーベストは発足時より多数のボランティア市民講師を組織化し、一人ひとりの個性のある多彩な生き方や働き方などの話を呼び水とした対話の場を、中高生を中心とした学校に提供し続けてきました。さらに近年は、こうした学校での開催だけではなく街中のカフェなどでも、子どもたちや若者と大人が気軽に対話ができるような場を提供しています。
元々キャリア教育の観点から行ってきた多様な社会人講話の学校への提供で培った学校群とのネットワークや多彩で中高生との対話経験豊富な講師陣が講話やレクチャーに加えて、中高生に問いを立て、今の自分自身を言葉として引き出す対話の場を創り出す意図で講座をチームで展開していく対話手法にも取り組んでいくところが特徴です。
2024年度までの18年間に、プログラムに参加した中高生はおよそ10万人。また、これまで講師として参加した社会人は2,000名を超えています。
キャリアセミナーが中高生にもたらすもの
ハーベストは、多様な生き方の可能性を実証している様々な人との対話によって、「どんな自分であっても確実に存在価値がある」という実感や自己効力感を提供できると考えます。
キャリアセミナーにおいて、中高生たちはさまざまな「心のゆさぶり」を受け、将来を考える「きっかけ」を得ています。
ご寄付の使いみち
いただいた寄付金は多彩かつ多数の講師と参加する13校(現時点の予定です。)の生徒たちを効果的にマッチングするためのコーディネートや対話プログラムの実施に当たるスタッフの人件費の一部に充当させていただきます。

ご支援のお願い
NPO法人ハーベストの活動は、決してその効果がすぐに目に見えるものではありません。
キャリアセミナーや対話の場に参加した中高生が、そのときすぐに答えを見つけるわけではなく、多くの場合は心の中に何かが静かに芽生える「きっかけ」に過ぎません。
けれど、その時の出会いが、時間をかけて本人の中で熟し、確かな人生の一歩につながることがあります。たとえば、高校一年生で受講した講師の名前を憶えていて、7年後に大学を卒業してからその人が社長を務める会社に人事募集がないのに連絡をして採用された生徒さんがいました。
その社長さんは、「7年前の社長の話を聞いてずっとあの人と一緒に働きたいと思っていました、なんて言われてしまったら採用するしかないよね?」と笑顔で話してくれました。
こうした目には見えにくいけれど、確かに心に届く「出会い」を、これからもひとりでも多くの若者に届けていきたいと思っています。
そのために、私たちの活動を支えてくださる方々の存在が必要です。若者たちの未来に種をまくこの活動に、ぜひあなたの力をお貸しください。ご支援を心よりお待ちしております。
賛同者の声
私にとって、「キャリアセミナー」や「トークフォークダンス」は大人も子どもも、講師も生徒も関係なく、生の対話ができる場です。
社会人が自分自身と向き合って生まれた言葉が生徒の皆さんの自分と向き合う機会にも繋がる。その逆も然りで、そのメッセージの往復が生徒の皆さんに自信や勇気を、発見や疑問を届けてくれているように思っています。
私もこんな素敵な機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
生徒さんからもらった「普段なに気なく暮らしていた生活は数々の人によって支えられてできているということが分かりました。」という感想は大変嬉しかったです。
これからもハーベストさんの活動を応援しておりますし、ご一緒できたら嬉しいです。
一般社団法人manaco 共同代表 中野柊一郎
ハーベストさんのキャリアセミナーは、未来を担う子どもたちにとって、現場の声や想いが身近に届くとても貴重な機会と思っております。 多岐にわたるご活躍を繰り広げている素晴らしい講師の皆様との出会いは、子どもたちにとって世界が広がるきっかけとなっているはずです。
実際私も高校生の時に参加させて頂き、その経験が今の活動に生きていると感じています。
微力ではございますが、感謝を込めて邁進を続けることで、より幸せな未来を共に育んで行けますよう、精進していきます。
Dearわんこ 中川野乃香(JKC公認訓練練士)
ハーベストはとても素晴らしい活動をしていると思います。 私も中高生時代にキャリアセミナーを受けたかったです。
私は中高生の頃やりたいこともなく、 失敗するのが怖くて大人の言いなりになり、安全安心な無難な道を見つけようとしていました。
人生は筋書きのない即興芝居です。先がどうなるかわからないからこそ、自分のやりたいことにチャレンジすることができます。
このハーベストの活動を通じて、中高生たちが人生の主人公として、やりたいことを見つけて人生をより幸せに歩んでいけるようにお手伝いをしたいと思っています 。
インプロ仙台 代表 山本力(りっきー)
団体概要
団体名 | 特定非営利活動法人ハーベスト |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区 |
お問い合わせ | 電話番号:022-395-4311 |
当プロジェクトの事業計画
事業名 | 中学・高校における社会人との対話促進事業 |
事業実行団体 | 特定非営利活動法人ハーベスト |
事業内容 | 中学校・高等学校を中心とした学校に、ボランティア市民講師の一人ひとりの個性ある多彩な生き方や働き方などの話を呼び水とした対話の場を提供する。
コロナ禍における事業の見直しを契機として、学校や社会教育の現場へ、より多くの子どもたちが身近な大人と自由な対話ができる場を提供していく。 |
事業期間 | 2025年5月1日から2026年4月30日 |
総事業費 | 2,736,020円 |
当サイトでの募集金額 | 650,000円
【助成交付内容】 ・人件費 (事業費):650,000円 ※中学校・高等学校におけるキャリアセミナーに係るスタッフの人件費の一部 |
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