Noh for SDGs-「能」で世界との懸け橋になる -

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Noh for SDGs-「能」で世界との懸け橋になる -
支援総額
56,090
2.8%
目標金額
2,000,000
支援者数
14
募集のこり
212

舞台の上の室町時代

「能」と聞くと、「敷居が高い」「難しい」と感じる方が多いのではないでしょうか。

およそ650年前から続く能。継承されている演劇としては世界最古といわれる日本独自の舞台芸術で、世界無形遺産に登録されています。

室町時代に能を大成した観阿弥・世阿弥親子が足利義満の庇護を受け、豊臣秀吉が能に傾倒し、その流れは徳川家康にも引き継がれ、江戸時代には、武家社会での正式な式典で上演する「式楽」と定められました。

「天下人の芸能」と言われるほど格式の高いものになったためでしょうか、江戸時代に大衆の芸能としてうまれた歌舞伎とは異なり、能にはいまだに敷居の高さや難しさを感じる人が多いようです。

能は650年前から変わらず伝えらえ続けてきた芸能です。私たちは能舞台の上に室町時代を観ることができるのです。

 

伝統と革新と

大阪市中央区。オフィス街のビルに囲まれて山本能楽堂は建っています。扉を開けると周りの喧噪からは想像できない異次元空間が広がっています。

舞台は長い年月の間に磨かれ黒光りし、どっしりとした重量感があります。能舞台の分厚い桧皮ぶきの屋根が舞台の重量感をより一層演出しています。

西本願寺の北舞台を模した橋懸かりの欄干は弓状を描き舞台にやわらかさを添えています。

この能楽堂は戦災で一度焼失しましたが、昭和25年に再建し90年以上の歴史を持ちます。平成18年には文化審議会により国登録文化財に登録されました。

観世流の能楽師で、山本能楽堂の代表理事でもある山本章弘さんは、伝統を大切に守りながら、一方で数々の新たな試みに取り組んでいます。

そのひとつが「海外公演」です。

 

山本能楽堂代表・能楽師 山本章弘さん

 

 

大成功を収めてきた海外公演

山本能楽堂では2011年から海外公演を開始し、約9年間に37公演を継続して実施してきました。

2019年は9月25日のブルガリアのスタラ・ザゴラ市からはじまり、日本とブルガリアの友好110周年事業として、プロブディフ市、ソフィア市で開催され、日本と北マケドニアの外交関係樹立25周年記念事業として、北マケドニアのスコピエ市、アルバニアのティラナ市など約3週間にわたって上演されました。

全ての公演が、ほぼ全ての現地メディアから取材を受け、特にスコピエ市とティラナ市では初めての能の上演ということで大きな反響をよび、大成功をおさめることができました。
プロブディフ市での公演は、欧州文化首都プロブディフ2020のプログラムに選ばれ、5年前から計画され、バルカン半島では知らない人がいないと言われているギリシャ神話「オルフェウス」を題材に、ブルガリアと共同制作し、上演しました。

会場となった古代ローマ時代に作られた円形劇場には、平面作家の井上信太氏による巨大な老松がたてられ、LED照明デザイナーの藤本隆行氏によるLED照明演出で、ほかのどこにもない唯一無二の静謐な空間が生まれました。

また、新作能「オルフェウス」では、ブルガリアの恵まれない子どもたち20名が動物や花、鳥、虫、魚の役になって能の舞台に出演しました。

公演の約1か月前には現地の学級に出向き、子どもたちに能の魅力を伝えながら、能の型(振付)やセリフを一緒に考えたり、衣装を手づくりするワークショップを行ったりして、交流を深めました。

彼らの柔らかな感性は「能」を簡単に受け入れたことでしょう。子どもたちにとってもこの公演は忘れられない経験になったに違いありません。

今回の海外公演の様子は、日本経済新聞社の論説委員とカメラマンが約1週間同行取材し、2019年11月7日付の日経新聞全国版で3ページにもわたるカラーの特集記事が掲載されました。

海外での高い評価が、逆輸入のような形で日本人の「能」への関心を喚起し、アイディンティティを深めることにつながりました。

 

シビウ国際演劇祭総監督コンスタンティン・キリヤック氏と山本章弘氏

次回の海外公演

2020年の海外公演は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれましたが、2021年3月に延期し上演する方向で調整がすすめられています。

伝統的に親日家が多いにも関わらず、これまで日本文化の紹介があまりなされてこなかった北マケドニア、アルバニア、セルビアで能の巡回公演を実施します。

これまで10年近く交流を深めてきた東・中央ヨーロッパの国々との交流を、コロナで断絶してはいけないと、3月の延期を決意しました。

日本を代表する伝統芸能の力で世界の人々と持続可能な世界の実現に向けて気持ちを共有します。

日本文化の素晴らしさを世界にアピールするとともに、日本の伝統芸能による国際相互理解を深め、世界を一つにつなげる架け橋となります。

 

 

ご支援のお願い

皆さまからのご寄付は、山本能楽堂の海外公演の旅費交通費(渡航費21名分、現地宿泊費(22名×2泊分/残りは現地負担)、現地借上げバス等)の一部に充てられます。

1、ヨーロッパと日本で大切に伝えられてきた多様な伝統の相互交流の促進。
2、ヨーロッパ文化と日本文化の調和とその可能性の追求。
3、現地の人々との共同制作による「国を超えた制作の場づくり」を通しての国際文化交流の促進。
4、国際社会における日本文化への理解度の増進と国際相互理解の実現。
5、文化の力による世界平和の実現。
6、日本人自身が日本文化を見直し、再評価し、アイデンティティーを確立する機会の創出。
7、SDGs 持続可能な社会に向けて、文化の力でゴールを目指す。

などの実現に寄与します。

ご賛同とご支援をよろしくお願いいたします。

代表者からのメッセージ

新型コロナウイルスによる影響で、全ての舞台芸術が活動を余儀なく中断させられるという文化にとって大変な時代になりました。

私たちも3月3日以降の全ての公演を中止または延期といたしました。
3歳で初舞台以来、これほどまで長く舞台に立たなかったのは、初めての経験で、異常な事態です。

5年前から毎年招聘を受け、交流を重ねているルーマニアのシビウ国際演劇祭総監督のコンスタンティン・キリヤック氏は、「我々には、未来を信じ、我々を落ち着かせ、力を与えるために、これまで以上に演劇、ダンス、音楽、文学などといったアートが必要である」と仰っています。

私も同じ気持ちです。同じ思いの人が世界中の空の下にいます。今こそ、世界の人々に日本人の心の神髄ともいえる日本の伝統芸能を届け、国際相互理解を育み、微力ながらも世界の平和のために少しでも貢献できればと考えます。

ご支援を頂ければ有り難く、何卒よろしくお願い申し上げます。

団体名 公益財団法人山本能楽堂
所在地 〒540-0025 大阪府大阪市中央区徳井町1丁目3-6
お問い合わせ 電話番号:06-6943-9454
ホームページ:http://www.noh-theater.com/index.php

 

 

当プロジェクトの事業計画

 

事業名 Noh for SDGs -「能」で世界との懸け橋になる -
事業実行団体 公益財団法人山本能楽堂
事業内容 伝統的に親日家が多いにも関わらず、これまで日本文化の紹介があまりなされてこなかった地域で能の巡回公演を実施します。

北マケドニアのオフリドサマーフェスティバル、ノヴィ・サド夏の音楽祭に、日本から初めて招へいを受けました。

国際的な演劇祭に出演することにより日本文化の素晴らしさを世界にアピールし、日本の伝統芸能による国際相互理解を深めます。

オフリドではSDGsの実現に向けた新作能を上演し、伝統芸能の力で世界の人々と持続可能な世界の実現に向けて気持ちを共有し、世界を一つにつなげる架け橋となります。

具体的な計画 【能の海外公演】

■2021年3月

公演① 能「安達原」於:コルチャ市立劇場 (アルバニア/コルチャ市)
公演② 新作能「オルフェウス」 於:聖ソフィア大聖堂前
公演③ 能「羽衣」  於:スロボテ広場
公演④ 能「安達原」 於:セルビア国立劇場

総事業費 13,283,210円

【内訳】

・旅費交通費 6,278,010円

・消耗品費 2,250,000円

・借料・賃貸料 605,200円

・出演料・謝礼金 4,150,000円

当サイトでの

募集額

2,000,000円

【内訳】

・旅費交通費 2,000,000円(渡航費21名分、現地宿泊費(22名×2泊分/残りは現地負担)、現地借上げバス等)の一部

 

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