伝統芸能の「能」で世界との懸け橋になる

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山本能楽堂 能舞台

大阪で一番古い現存する能楽堂

公益財団法人山本能楽堂は1927年に創設されました。以来、山本能楽堂は能を「現代に生きる魅力的な芸能」として普及・啓発する様々な活動を取り組んでいます。定期的な能の公演の「たにまち能」、「とくい能」の他、関西の部隊芸能を紹介する「上方伝統芸能ナイト」等、様々なイベントを主催しています。日本の大切な伝統芸能である能の魅力を伝えて一人でも多くの方に知って頂き、次の世代へ伝えていく活動をしています。

650年にわたり続いてきた日本の素晴らしい伝統芸能である「能」は現代社会において、生活様式の急激な変化や趣味の多様化によって、能楽は「古臭く訳がわからない芸能」「敷居が高すぎて自分とは関係がない芸能」といった印象をもたれがちであり、能楽ファンは高い年齢層です。急速に能への関心が社会から薄れてしまっています。

海外からの高い評価で日本人への関心を高める

海外で能楽の公演、体験や普及活動の実施

近年は東ヨーロッパを中心に海外で能の公演をすることで現代に生きる魅力的な芸能としての能の在り方を発信し、能の新たな可能性を伝えています。

伝統芸能である「能」の文化をひとりでも多くの人が親しみ愛好家になっていただくため、海外公演を通じて世界から見た伝統芸能の魅力を日本に発信することが、日本の芸能文化を守り続けるためのひとつの「歯車」になると考えています。

能が海外の人々から高い評価を得ることができれば、日本人の能への関心も喚起し、日本人としてのアイデンティティーを深めることにつながります。

ヨーロッパと日本、それぞれの伝統を共存と調和の可能性を追求する

今回の海外公演では、ギリシャの『アテネ音楽祭』マケドニア共和国の『オフリド芸術祭』に参加します。
演目については、「オルフェウス」をもとに新作の能の作品をヨーロッパの人々との共同で作成し上演します。
「オルフェウス」はギリシャ神話に登場し、バルカン半島では知らない人がいないくらいよく知られており、ヨーロッパ人の基幹をなすものです。
能楽師はギリシャ神話に表現されるヨーロッパ人の価値観について学ぶことができ、ヨーロッパ人は日本の伝統芸能について学ぶことで相互理解を深めることができるプロジェクトです。

共同制作による国際文化交流の促進

「オルフェウス」を題材とした新作能は、作品だけが共同制作ではなく、ヨーロッパの女優をはじめ俳優やヨーロッパの子どもたちが、日本文化や能楽を学び、能の稽古を重ね一緒に出演します。観客からもヨーロッパの女優や俳優、子ども達が出演する公演であるため、驚きと感心をもって受け入れてもらうことができます。

世界で活動するきっかけ

2008年、ブルガリア人留学生のペトコ・スラボフさんが「能を学びたい」と能楽堂を訪れたのをきっかけに山本能楽堂の世界での活動がはじまりました。古き良き日本の文化をこよなく愛し、能という日本の伝統芸能に潜む日本人の精神性や美意識に強く心を動かされたペトコさんの熱意は、日本と彼の母国であるブルガリアとの文化の掛け橋となる事業を行ってきました。
日本への関心が高く、親日家が数多くいる東ヨーロッパを中心に「本物の日本文化」を伝えたいという想いから山本能楽堂の海外公演事業として本格的にはじまりました。

毎年中・東欧での海外公演やワークショップを実施し、2016年からヨーロッパ三大演劇祭のひとつ「シビウ国際演劇祭」にはじめて能として招聘を受けています。世界中から約70万人の観客が集まり、能を国外に発信するイベントとして実施しています。

「僕は、能と恋に落ちたのです」

「本物の日本の文化はすべて 能の中にある」

日本の伝統文化・伝統芸能は日本人のためだけではありません。
世界はもっともっと日本を知りたがっているはず。

山本能楽堂の世界に向けた新しい挑戦に、ぜひご賛同いただきご支援いただければと思います。

ペトコ・スラボフ

 

代表者の想い

みんなに守られてこその芸能だと思っています。

伝統芸能をやっている者だけが「これは崇高だから」と言っていても絶対に残っていかない。
まちの人から「私には関係ない」と言われたら終わりです。芸能は街の人に育まれてこそ生き残っていけます。

山本能楽堂は90周年を迎えましたが、
この長い年月をまちの人に支えていただいたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。

昨年の取組み(ルーマニア建国100年、シビウ国際演劇祭25周年を記念した特別公演)

  • チスナディオラ砦要塞教会にて『敦盛』

    教会内部には、ここで戦死した兵士たちの慰霊碑が祭壇を取り囲んでおり、演劇祭の総監督から「能は魂の鎮魂のための芸能なので、兵士のために能を舞ってほしい」との要請を受け、世阿弥作の『平家物語』を題材に、笛の名手であり、若くして命を落とした『平敦盛』をテーマにした能『敦盛』を上演しました。

  • ハーベルマン広場野外特設ステージ『土蜘蛛』

    シビウ国際演劇祭の中心となる『ラドゥ・スタンカ劇場』のすぐ近くのハーベルマン広場に野外特設ステージを設け、『土蜘蛛』を上演しました。また能を鑑賞される方々に日本の『薪能』の雰囲気を味わってもらうために演出を行いました

  • 国立ブカレスト劇場『小鍛冶』

    ルーマニアの首都ブカレストにあるブカレスト国立劇場で、能『小鍛冶』を上演しました。2年前からブカレスト国立劇場で上演していますが、毎年大喝采をいただています。この喝采をいただくと日本が大好きで「本物の日本文化」を待ち望んている気持ちがひしひしと伝わってきます。

  • ワークショップ『シビウ演劇学校』

    シビウ演劇学校で、演劇関係者の方に向けての能のワークショップをしました。能の説明と様々な演目のお仕舞の違いを説明し、能の謡の発生、楽器の説明と体験等、実際に体を使って行いました。
    ワークショップでは『猩々(しょうじょう)』をテーマに行い、謡と仕舞を教え、その成果を発表していただきました。

寄付のお願いと具体的な計画

公益財団法人山本能楽堂を指定した寄付金は、『山本能楽堂(能楽)欧州公演・ワークショップ』100%充てさせていただきます。
能の海外公演によって国際社会における日本文化の理解度を深め、より良い国際関係を築き、日本文化の伝承と振興をつなげる事業として能を公演します。

事業名 山本能楽堂(能楽)欧州公演・ワークショップ
具体的な計画 2019年7月

  • 現地にてワークショップを実施
  • 『オフリド芸術祭』野外特設ステージ 新作能「オルフェウス」
  • 『アテネ音楽祭』古代ギリシャ劇場 新作能「オルフェウス」
総額 10,517,270円
募集額 2,000,000円

【内訳】

  • 旅費交通費4,697,270円(渡航費23名分、現地交通費)
  • 消耗品費1,850,000円(大道具、舞台・照明スタッフ)
  • 借料、賃貸料850,000円(装束・楽器、小道具)
  • 謝礼金3,120,000円(出演、通訳、ワークショップ、講師)

※寄付金は旅費交通費に充てます。

※上記の金額は、2019年6月から2020年5月までにかかる費用となります。

団体概要

代表理事 山本旭彦
所在地 〒540-0025
大阪府大阪市中央区徳井町1-3-6
お問い合わせ 電話番号:06-6943-9454
Email:info@noh-theater.com
ホームページ:http://www.noh-theater.com