学校が苦手な子がみんなと安心して過ごせる居場所づくり

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学校が苦手な子がみんなと安心して過ごせる居場所づくり
支援総額
284,201
97.32%
目標金額
292,000
支援者数
16
募集のこり
130

ごあいさつ

NPO法人みらぽて
理事長 宮永 麻紀

いつも多大なるご支援をいただきありがとうございます。
昨年度より、お金をまわそう基金さんを通じてご支援をいただき、お陰さまで子どもの居場所に不登校経験のある有償の学生ボランティアが常駐でき、利用する子どもたちも同じような経験をしてきた年齢の近いスタッフがいることで、安心して過ごすことができております。
利用者数の変動もあり、運営のための資金が安定しないなど困難な状況の中にあって、みなさまからのご支援は大きな支えになっています。心から御礼を申し上げます。

近年、全国的にも不登校の子どもの数が小学校・中学校ともに過去最多となっていますが、地域の不登校の子の半数近くは学校内外の機関等での専門的な相談やサポートを受けていません。(※1)
私自身も不登校傾向のある子どもの親でした。当時は、「適応教室(※2)にも入れず行政や学校のサポートが受けられない」「近隣にサポートを受けられる団体がない」「安心して相談できる場所が分からない」など、解決する糸口や拠りどころがないと感じていました。また、同じように悩んでいる家庭がたくさんあることにも気が付きました。

そこで、不登校や不登校傾向のある子どもの母たちが集まり、特定非営利活動法人みらぽてを設立し、不登校の子と親の居場所づくりとサポートを目的として活動をスタートしました。
不登校経験者やその保護者などで構成されるスタッフと地域のボランティアさんと共に、子どもたちが様々なプログラムに取り組み、安心して過ごし、ありのままの自分でいることができる居場所づくりを行っています。

多くの子どもたちが利用できるように参加費を低く抑えており、どうしても参加費だけでは賄えない経費もあります。
こうした活動への公的支援はなく、他に頼る場所のない子どもたちの居場所を守り続けていくために、皆様のご支援をどうかよろしくお願いいたします。

※1 兵庫県教育委員会『不登校児童生徒への多様な支援に向けて』より
※2 不登校の子どもたちが学校に復帰できるように、市町村の教育委員会などによって設置された公的施設のこと

活動を始めたきっかけ

私の娘は、小学生のころから登校しぶりがひどく、泣いたり暴れたりするのを押さえつけたり説得しながら学校へ連れて行きました。
中学時代は不登校傾向が強くなり、本人の気持ちのタイミングに合わせてなんとか連れて行くという毎日を卒業まで続けました。

そのような中で、
「同じように悩みを抱えている親が思いを吐き出したり思いを共感し繋がれる」
「特性のある子の心について学べる」
「子どもとのコミュニケーションの取り方などを教えてもらえる」
そういう場があったらいいのになぁという思いがありました。

当時は私も苦しかったですが、娘も苦しかったと思います。私自身も「学校には絶対行くもの」と考えている訳ではありません。
当時の気持ちを今の娘に聞いてみると、

無理に連れて行かれるのは嫌だった。
でも学校に行けば自分の気持ちに寄り添ってくれる先生も居たし、保健室の先生も好きだった。
中学校の卒業式の時、最後に渡された通知表の欠席が一日だけだったことが驚きでもあり嬉しかった。

ということを話してくれました。
一方で親の私が乗り越えられたのは、幸いなことにつらい思いなどを話せる先生に出会うことができ、周囲のサポートや支援につなげて頂けたおかげだと思います。
先生方も、「お母さんの日々の話を聞き、共に考え対応するということが良い経験だった」と言ってくださりました。

こうした経験もあり、私が助けられたように、
気兼ねなく気持ちを吐き出せて安心でき、様々な支援につながることや子どもについての情報の共有もできる場所
があったらどんなに心強いだろうか、一人で抱え込まなくていいのではないか、そこでは私が感じたこと、知識、経験が力になるのではないかと考えました。
実際に、私たちに相談に来られる方は、気持ちを話せる場や情報が無く、どこにもつながっていない方が多いのが現状です。

私たちで橋渡し的存在になったり、ありのままの自分でいてもいいんだという居場所をつくり、不登校傾向や育てにくさがある子どもとその親を少しでも支えたい、辛い思いを少しでも軽くしたいという思いから、みらぽては誕生しました。

みらぽてによる不登校子どもたち居場所づくり

毎週月曜日10時~16時まで、地域のコミュニティセンターで不登校や学校に行きづらい子どもの居場所づくりを行います。
家庭の経済状況によらず、多くの子どもたちが安心して通えるように、利用料を月額制ではなく参加時のみ頂くようにし、1回あたりの金額も家庭の負担が少なくなるように抑えています。

毎回、地域の大人と不登校経験者やその保護者などで構成されるスタッフと共に、子どもたちは手芸、料理、お絵描き、パソコン、ボードゲームなどの中から決められた1つのプログラムに取り組みます。
こうして他者と関わり、時には力を借りながら小さな達成感を積み上げることで、自己肯定感を高めることができます。
また、週明けの決まった時間にプログラムに参加することで、様々な悩みを抱える子が基本的な生活習慣学習習慣を身に付けることができ、安心して将来を考えられるようになります。

      

みらぽて居場所づくり特徴

私たちの居場所は、常に開校されているフリースクールとは異なり、地域のコミュニティセンターで週に1回開設しています。
心理的・経済的負担を少しでも軽くし、必要な時に利用でき、また子ども自身が決めたタイミングで次のステップに移行しやすいように、月額制ではなく利用時に参加費を支払ってもらうようにしています。

学校へ行っていない理由を聞かれない場所は、当事者にとっては心から安心して過ごせます。
学校復帰を目的とせず、今の自分と向き合い、自らが取り組みたい事を体験しています。
何も強要されることなく、子ども自身で選択することができる場所として、子どものペースを大切に、寄り添い見守るようにしています。

外へ出ることに不安感を抱いている子の場合は、フリースクールの前段階としても利用できます。週の残りの日は、ホームエデュケーションやフリースクール、別の居場所の利用や適応指導教室などの利用も可能です。

ボランティアスタッフには、地域の元教諭や元美術教諭、イラストレーターなど専門性を持った人が多く、学校で学べないことも学べます。子どもたちの「やってみたい!学んでみたい!」にできる限り応えているのも私たちの居場所の特徴です。

子どもたちと同じ経験をした高校生ボランティアの存在

学校に行けない、行きたくない時に気持ちを切り替えられ、「自分らしくあって大丈夫」と思える自己肯定感を育む場所であることを大切にしていますが、特に不登校経験者の高校生がスタッフとしていてくれる安心感は大きいです。
一緒にいると、子どもたちも「分かってもらえている」という感覚があるので、会話も弾んでいます。
スタッフとして活躍する高校生を見た当事者の親御さんからも、「希望が持てた」という声を聞いています。
高校生本人も、
「他のアルバイトのハードルは高かったけれど、ここでの活動は自分の経験が生かせて役に立てている事が実感できる。スタッフとして活動費をもらう責任とあわせてここでの活動が自分の学びになる」
と話してくれています。

 ご寄付使い道 

皆さまからのご寄付は、子どもたちに関わる有償ボランティアへの謝金とボランティア活動保険料に活用させていただきます。

6,000円のご寄付で
学校へ行きづらい子の居場所づくりが1回行えます。

ご支援お願い

私たち「みらぽて」は、2020年5月に不登校児を抱える母が資金ゼロからNPO法人として立ち上げ、地域の支援団体様はじめ皆様からのご支援と、助成事業として採択をいただき事業を続けてくることができました。
また、昨年9月からお金をまわそう基金さんを通じ、沢山の方のご支援をいただいて昨年度も居場所を開くことができ、感謝の念に堪えません。
昨年度末には中学卒業の2名が新たな環境に出発していくことができました。

色々ありがとうございました。
高校でもぼちぼち頑張ります。また遊びに来ます!
遠くなるけど写真付きメッセージ送ります!(卒業生からのメッセージ)

不登校児童生徒が居場所やフリースクールを利用するための公的支援はほとんどなく、居場所やフリースクールへの公的な補助も一切ありません。
子どもたちの安心・安全な居場所を継続・発展させるためには、この居場所づくりの中核を担う有償ボランティアへの謝金や活動保険料について皆様からのご支援が必要です。
子どもたちのサポート体制を縮小することなく、学校に行きづらい近隣地域の子どもたちにとって安心して過ごせる日中の居場所、そしてご家族の相談の場であり続けたいと思っています。
どうかご支援をよろしくお願いいたします。

団体概要

団体名 特定非営利活動法人みらぽて
所在地 兵庫県小野市
お問い合わせ ホームページ

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当プロジェクトの事業計画

事業名 不登校や学校へ行きづらい子どもの居場所づくり
内 容 毎週月曜日9時~16時まで、地域のコミュニティセンターで不登校や学校に行きづらい子どもの居場所づくりを行う。小学生から中学生を対象に、各回10名以下の小人数を定員とし、利用料は500円とする。
週明けの活動日、様々なプログラムに地域の大人と不登校経験者やその保護者などで構成されるスタッフと共に取り組む。他者の力を借りながら小さな達成感を積むことで自己肯定感を高める。そして、生活習慣や学習習慣を身に付けられると共に、安心して将来を考えられる居場所を提供する。
事業期間 2024年4月から2025年3月まで
総事業費 432,110円
当サイトでの
募集額
292,000円

  • ボランティア謝金:288,000円
  • ボランティア活動保険:4,000円

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