見えない壁だって、越えられる -交流型クライミングイベント「マンデーマジック」-

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見えない壁だって、越えられる -交流型クライミングイベント「マンデーマジック」-
支援総額
14,560
2.31%
目標金額
630,000
支援者数
1
募集のこり
94

障害のある人もない人も一緒に クライミングを通じて交流する場づくり

日本の社会に「障害者への差別や偏見がある」と感じている人が8割以上いることが、内閣府の調査※で報告されています。障害者への差別や偏見は意識的にではなく、無意識に行われてしまうことが多いとも言われています。

それは「障害のある人との適切な接点が少ない」「障害のある人と関わったことがない」ということが理由に挙げられます。

NPO法人モンキーマジックは、障害者クライミング普及をビジョンに掲げ活動する国内唯一の団体です。

クライミングは、障害があってもなくても、同じ場所で、同じルールで、一緒に楽しめるスポーツ。

だから、このクライミングを通じて、障害者が社会参加する場、また障害のある人ない人が、同じクライマー仲間として関わる機会を広げて、より豊かな共生社会を築く一端を担えたらと想い、活動しています

※平成2 9 年 9 月内閣府「障害者に関する世論調査」

クライミングってどんなスポーツ?

カラフルな石が取り付けられた室内の壁を登る人の姿や、テレビや雑誌で紹介されている「フリークライミング」や「ボルダリング」というスポーツをご覧になったことがある方も多いと思います。

フリークライミング(以下、省略して「クライミング」といいます)は、上へ登る動作に対して、ロープや金具など人工的な手段を用いず、マットなどで安全確保の上、手や足など人間が本来持つ能力だけを用い、自然の岩や人工の壁を登るスポーツのことを言います。

元々は自然の中で行うロッククライミング(岩登り)の一種として日本にやってきたスポーツで、現在は、屋内のクライミング施設も広がり、街中でも楽しめるスポーツとして親しまれるようになりました。また高さが4,5mと低めで飛び降りても怪我をしない程度のものはマット等で安全確保し、ロープを着けずに登るものを「ボルダリング」と呼びます。

自分の身体だけを使って自然の岩や人工の壁を登るクライミングは、2020年の東京オリンピックに「スポーツクライミング」として追加種目に加わったことでも注目を集めています。

人工の壁を登るクライミングでは、壁についたたくさんのホールド(人工の石)の中からあらかじめ決められたものだけを使い、登り方のパズルを解くようにゴールを目指します。

大会や競技でなければ、勝ち負けや早さなどは問わないため、背格好も性別も年齢も関係なく、自分の目標に向かってステップアップすることを楽しむ自己達成型の全身運動です。

見えないのに、どうやってクライミングするの?

クライミングは自分の体一つで壁に向かい合うスポーツです。
見えない人も、壁や岩の手掛かりの様子を晴眼者(見える人)と確認しながら、自分のペースで自分自身の目標に向かって高く登ることができます。
壁は視覚障害者向けに特別にデザインされたものではなく、障害のある人もない人も同じルールで一緒に楽しめる面白さがあります。

クライミングに勝ち負けはありません。対戦相手や飛んでくるボールもありません。
安全は厚いマットにより確保されているため、失敗を恐れずに思い切り体を動かすことができます。

仲間と気持ち良く汗を流す。自分で答えを探し、自分の力で壁と対峙する。
自分だけのクライミングがそこにはあります。

クライミングの特性

「スポーツ」と言うと、オリンピックやサッカー・野球などのように、勝敗や速い遅いといった優劣がつくイメージを持つ方も多いと思います。
しかしクライミングは、競技というよりも生涯スポーツとして、自分のペースで楽しめるものです。

それは、クライミングが、自分の目標に向かって楽しみ、達成感や成長を実感することが出来るスポーツであり、速く登る必要も、対戦する必要もなく、どれだけ時間を費やしても、何度失敗してもかまわない、という特性だからなのです。

ルールも至ってシンプルで、スタートからゴールまで自分の今持つ体の能力を総動員して登ればよく、登り方はその人次第です。
このシンプルなルールが、運動経験の有無、老若男女、障害の有無など関係なく、生涯スポーツとしてさまざまな人がそれぞれのペースで楽しめる所以でもあります。

モンキーマジックのスクールでも4歳から82歳までの視覚障害児・者や健常者の方々がクライミングを楽しんでいます。

 

ゴールは一人ひとり違うもの

「次の人を待たせている」「急いで登らなくては…」と思う必要はありません。クライミングは「一定の時間内続ける」というタイプのスポーツとは違います(コンペや競技は除きます)。
アドバイスはあっても登るための『介助』はなく、自分で答えを探し自分の力だけで課題を達成していくのです。

「登る」のも「降りる」のも自分自身で選択し、判断する。そこには一人ひとりの「ゴール」があるのです。

モンキーマジックが目指す地域のコミュニティづくり

視覚等に障害を持つと運動などの機会が得にくく、社会において孤立しがちになると言われています。
障害のある人もない人も一緒にクライミングを楽しむ交流型クライミングイベント「マンデーマジック」を実施することにより、クライミングによる健康増進や障害者の社会参加の機会を提供できます。
また、健常者にとっても助ける助けられるという関係ではなく、クライミング仲間として障害者と関わる機会となり、地域社会の問題解決に寄与します。

モンキーマジックは障害の有無に関係なく「社会参加」「生涯スポーツの機会」「いきがい」「健康増進」などのQOL向上を図ること、さらにはコミュニティの障害理解を深め多様性社会を促進することで、互いを思いやるコミュニティづくりを目指しています。

一人ひとりの経験が、さらに広い外のコミュニティに波及すれば、誰もが過ごしやすい社会を実現していくことが可能となるでしょう。

交流型クライミングイベント「マンデーマジック」は一般のボルダリングジムをお借りして毎月2回、東京と横浜にて開催しています。
2020年は、7月から12月まで12回のイベントを予定しています。

みなさまからのご寄付は企画運営にあたるスタッフの交通費や人件費に充てさせていただきます。
モンキーマジックの活動の継続、発展にご支援ご協力をお願いします。

 

 

【交流型クライミングイベント「マンデーマジック」これまでの実績】

◆2019年: 合計32回 参加者630名(うち障害者301名)
◆2018年: 合計34回 参加者678名(うち障害者309名)
◆2017年: 合計26回 参加者594名(うち障害者242名)
◆2016年: 合計20回 参加者520名(うち障害者290名)
◆2015年: 合計18回 参加者490名(うち障害者278名)
◆2014年: 合計11回 参加者482名(うち障害者311名)
◆2013年: 合計12回 参加者413名(うち障害者267名)
◆2012年: 合計 8回 参加者278名(うち障害者198名)

参加者の声

【男性(50代・健常者)】
参加前に見えない人とクライミングすると聞いていたので、最初はボランティア活動の一環のようなイメージを持っていました。
しかし、参加するようになると、ここはボランティアをする場ではなく、ただ様々な人たちと一緒にクライミングを楽しんでいるだけだと感じている自分に気づきました
イベントに参加していることを知っている友だちに「えらい」とか「いいことに取り組んでいる」とか言われることがありますが、これを言われると「なんだか違うな」と思います。
クライミングの後の懇親会での交流も大好きです。障害者が普通にいる場や接点があれば、障害者と関わること、遊ぶことが特別なことではないと理解できると思います。

【女性(20代・健常者)】
たくさんの方々に出会い、自分が知らない世界がまだまだあるんだなと改めて実感し、自身の中で更に成長したい、挑戦したいと前向きな気持ちになれたことは大きな気づきでした。
自分自身の価値観や、考え方に良い影響をもたらしてくれるイベントだと思っています!
周りの親しい仲間たちにも参加してほしいです。

【女性(50代・視覚障害)】
参加し始めたころは、自分が登ることだけでいっぱいでしたが、余裕が出てきて参加している人と話したり、毎回違うメンバーで登ったりしているうちに、登るだけではなくて人と繋がる場所なのだと思うようになりました。
印象的だったのは、身体障害(肢体不自由)の方が参加されたときに、モンキーマジックのスタッフや参加者が、それぞれに課題を作り一緒にクライミングを楽しんだことです。
「できる、できない」ではなく、「そうしたい」に応えようとする人たちと一緒にいられることを嬉しいなぁと思いました。
そんなモンキーマジックのことを、多くの友人たちに伝え、誘いたいと思います。

 

男性(40代・上肢右手障害)】
参加前はただ壁面の登り方を教えてくれるだけかと思いましたが、いい意味で裏切られました。
クライミングがこんなにいろいろな人と出会い、楽しみを分かち合える場所だとは思いませんでした。
みんなが声を掛け合いながらゴールを目指し、完登すれば、一緒に喜びを分かち合えることが、印象的でした。
声を掛け合うことがこんなにも重要で、障害のあるなし関係なく楽しめることを初めて知りました。
また、多様な人と共に過ごす時間の中で、その人、本人にはなれませんが、どんなことに気を使えばよいか、私だったら何を望んでいるか、など、考えるようになりました。
ぼんやりとでも、何かやってみたい、新しいことにも挑戦したいと思っている人には、ぜひ参加していただきたいですね。

 

現役パラアスリートとして活躍を続けている小林幸一郎さん

代表理事の小林幸一郎さんがフリークライミングと出会ったのは16歳のとき。

28歳で進行性の眼病と診断され、その後全盲となりましたが、現在も毎年のように世界選手権で優勝を果たしているトップパラアスリートです。

◆小林さんがクライミングへの思いを語る動画はこちらからご覧ください。(2018年2月)

代表者からのメッセージ

代表理事 小林幸一郎

「障害者クライミングの普及を通じた、多様性を認め合うことの出来る豊かな社会を創ること」それが私達NPO法人モンキーマジックのビジョンです。

代表を務める私自身が16歳でクライミングに出会い、28歳で進行性の眼病と宣告され、2020年52歳全盲となった今でも世界選手権での連覇を続けるなど、クライミングを楽しみ続けています。

クライミングは岩を登るなど元来競い合うものではありません。それぞれのゴールを目指し、自らの成長と向き合う。そこには障害はもちろん多様な仲間とのつながりが生まれます。そのつながりこそが多様性理解への架け橋であり、だからこそクライミングは「あるべき社会の縮図」とも成り得るのです。

 

団体概要

団体名 NPO法人モンキーマジック
所在地 東京都武蔵野市
お問い合わせ ホームページ:https://www.monkeymagic.or.jp/

当プロジェクトの事業計画

業名 障害者を含む交流型クライミングイベント事業
事業実行団体 特定非営利活動法人モンキーマジック
事業内容 NPO法人モンキーマジックでは、2005年法人設立当初から主に視覚障害者を対象とするクライミングスクールを行ってきました。

たくさんの参加者がクライミングの魅力にはまっていったものの、視覚障害者は当法人のスクールに参加することでしかクライミングを楽しむ環境がないという壁にぶつかりました。

そこで、2012年より視覚障害のある人もない人も一緒に参加できるイベントを企画したところ、健常者からもスポーツを通じると障害のある人たちと自然と関わることができるとの高評価をいただき、継続事業となって今に至っています。

本事業では、この視覚障害のある人もない人も一緒にクライミングを楽しむ「交流型クライミングイベント」を企画運営します。

全身運動のクライミングを通じて健康増進になること、障害者の社会参加の場になることは勿論、健常者にとっても助ける助けられる関係ではなく、クライミング仲間として自然と障害者と関わる機会となります。

当事業を通じて、障害理解を深め多様性社会を促進、誰もが過ごしやすい地域社会の実現を目指します。

事業期間 2020年1月1日~2020年12月31日
総事業費 1,987,600円
当サイトでの募集金額 630,000円

【内訳】

事務局担当サブディレクター委託費: 360,000円

イベントスタッフ人件費: 270,000円

■東京開催イベント:スタッフ3名・ボランティア7名
■横浜開催イベント:スタッフ2名・ボランティア5名

 

 

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