- 募集団体は 公益社団法人ON THE ROAD です。
- 子ども支援分野への寄付でもこの団体を支援できます。
- 支援総額は2024年10月7日現在のものです。
ごあいさつ
いじめを受けているのに誰にも相談できず苦しんでいる子どもたちの手助けになればと思い、2015年から「いじめ撲滅」をテーマに啓発等を行ってきました。
現在は、佐賀県内の各市町・教育委員会の協力を得ながら、地域の方々とともに子どものSOSに24時間365日の対応をしています。
相談電話は毎年増え続け、昨年からはLINE相談も受付を開始し、2023年は150名近いお子さんの相談に乗ってきました。
今も一人で悩みを抱えている子どもに向けて、いじめ相談ハガキを作成し県内の小中学校に教育委員会を介して配布しています。
2023年度はお金をまわそう基金様を通じてたくさんの方々にご支援をいただき、心より御礼申し上げます。今年度も1分でも1秒でも早く子どもたちのいじめの解決と心のケアを届けたいと願い、引き続き皆様のご支援を募っております。
これまで以上に多くの子どもに笑顔の時間を過ごしてもらえるよう、役職員一丸となって精いっぱい努めます。
子どもたちの大きな後押しとなる皆様のご支援を、今年もよろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 ON THE ROAD
代表理事 津田 和泉
いじめ相談活動のきっかけ
2015年の秋に文部科学省から「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」という資料が発表されました。
佐賀県でのいじめ認知件数が556件(当時)もあること、多数の子どもたちが苦しんでいることを知り、いじめ撲滅を呼びかけるチャリティイベントを企画・開催したことが最初のきっかけです。
イベント後に県内の学校や教育委員会から講演の依頼が殺到し、いじめや不登校に悩む子どもが数多くいることを実感しました。
一過性のイベントで終わらせてはいけないと思い、その後は個別の悩み相談を受け、復学につながる学習支援や難病児・きょうだい児の支援へと事業の裾野を広げています。
いじめ相談の概要
令和4(2022)年度の佐賀県内の国公私立の小中学校、高校、特別支援学校で認知されたいじめの件数は5,916件で、前年度より667件増加しました。不登校の児童生徒数も2,439人で395人増加し、ともに過去最多を更新しています。
いじめの発生には子どもたちの様々な背景が絡み合っており、子どもたちだけでいじめ問題を解決することは不可能です。また、子どもたちが大人に悩みを打ち明けるまでには1か月以上もの時間がかかることが多く、相談を受けたときにいかに即応するかが重要となります。
この事業では「いじめ相談ダイヤル」のハガキを作成し、佐賀県内の小中学校に配布することで、子どもたちが悩みを打ち明けやすい環境を提供します。
子どもたちからのSOSには24時間・365日即応し、いじめの解決に当たります。年々増え続ける相談にLINEでも対応し、一人でも多くの子が安心できる体制づくりを行います。
相談内容によって対応は異なりますが、本人の了解を得た上で、まず保護者との面談を行い、教育委員会や学校の校長先生や教頭先生、そして担任の先生のもとに何度も足を運び、子どものために最も良い解決方法を検討、実践します。ケースによっては警察からも助言をもらいます。
復学に向けた学習支援や、子どもたちが抱える悩み・孤立感払拭の一助にもなるよう、各事業での連携強化や人材育成にも取り組む1年を目指しています。
相談事例
ある小学5年生の男児は一部の児童からのいじめに悩んでいました。最初はちょっかいを出してくる程度でしたが、そのうち誰も見ていないところでランドセルの中の物をいたずらされたり、蹴られたりと、いじめは徐々にエスカレートしていきました。
誰にも相談できず苦しんでいたところ、いじめ相談ハガキでいじめ撲滅の活動を知り、勇気を振り絞って電話をかけてきました。
すぐに男児のもとに駆け付けました。朝方まで話をして、本人の了解を得て親御さんに事情を説明する頃には、男児の表情はずいぶんと和らいでいました。
ある日、男児の希望で海に連れて行くと、意を決したように「学校へ戻る」と宣言してくれました。翌日は登校についてきてほしいと言われ、校舎に入っていく男児の背中を正門前で見送りました。
LINE相談を受けるようになってからは「もう大丈夫!」と次の一歩を踏み出し始めた子どもたちから、嬉しいメッセージを受け取る機会も増えてきました。
傷ついた子どもたちに必要なのは、本人の気持ちがもう一度前を向くまで伴走すること。それが相談支援の肝だと思っています。
ご寄付の使いみち
皆様からのご寄付は、深夜に勇気を振り絞り電話をくれた子どものもとに駆け付けるスタッフの交通費に使わせていただきます。
また、佐賀県内の小中学校に配布する相談ハガキ・ポスターの印刷費にも使わせていただきます。
【ご支援いただきたいいじめ相談に係る費用】
〇旅費交通費(ガソリン代、駐車場代などの一部):134,360円
〇印刷製本費(いじめ相談ダイヤルのハガキとポスターの印刷代の一部):197,284円
〇業務委託費(いじめ相談ダイヤルのハガキとポスターの版下作成/デザイン):66,000円
ご支援のお願い
多くの子どもたちが深夜に電話をかけてくるため、私たちの相談ダイヤルは24時間365日対応を徹底しています。深夜に佐賀県内各地に駆け付けることも多いです。
また、勉強の遅れが復学や進学の妨げとなるケースが非常に多いため、学習支援事業も強化し、全ての子どもたちが安心して暮らせる地域社会づくりに励んでいます。
私たちの存在が不要になる日を目指して、子どもたちを取り巻く課題と真摯に向き合い、変化を恐れず事業を進めたいと思っています。
昨春の公益法人化の際に、法人名をON THE ROADと改めました。現場主義で常に道半ばにある私たちの姿をそのまま法人名にして、悩んでいる子どもたちの元にいつでも駆けつけたいと思っています。
この活動にご理解をいただき、皆様のご支援とご協力をよろしくお願い致します。
団体概要
団体名 | 公益社団法人 ON THE ROAD |
所在地 | 佐賀県佐賀市 |
お問い合わせ | contact@ontheroad.or.jp
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当プロジェクトの事業計画
事業名 | 子どもたちのSOSに24時間365日応えたい(子どものいじめ相談事業) |
事業実行団体 | 公益財団法人ON THE ROAD |
事業内容 | いじめに悩む子どもの24時間対応型、電話・LINE相談、駆けつけ対応および復学や進学までの伴走支援 |
事業期間 | 2024年4月1日から2025年3月31日 |
総事業費 | 15,362,500円 |
当サイトでの募集金額 | 397,644円
【助成交付内容】 ・旅費交通費(相談に係るガソリン代等の一部):134,360円 ・印刷製本費(いじめ相談ハガキとポスターの印刷代の一部):197,284円 ・業務委託費(いじめ相談ハガキとポスターの版下作成/デザイン費):66,000円 |
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