
- 募集団体は 特定非営利活動法人ソンリッサ です。
- 地域社会支援分野への寄付でもこの団体を支援できます。
- 支援総額は2022年6月27日現在のものです。
ごあいさつ
群馬県内に孤立・孤独状態の高齢者は約38000人います。NPO法人ソンリッサは、地域の人間関係の希薄化・孤立化により、繋がりをもちたいのにもてない高齢者が抱える孤独感や寂しさという課題を解決し、活き活きと笑顔で自分の役割を持ち、活動的な状態になるようにサポートしています。
群馬県を拠点に、県内の多数拠点にて高齢者500名以上に対して地域健康サロンを実施し、その他にも独居高齢者見守りサービス「Tayory」、地域&企業向け研修事業などを展開しています。
NPO法人 ソンリッサ
理事長 萩原 涼平
コロナ禍により減少する社会との接点
地域でこれまで行われていたサロンはコロナの影響もあり、現在休止しています。(2022年4月時点)
感染対策をしつつも、人とコミュニケーションをとりたい、つながりたい、と考えている高齢者も居場所がなく、孤立・孤独に陥っているケースが急増し、認知機能の低下や認知症になりやすくなったり、日常生活動作(ADL)※の低下などたくさんの問題が起こっています。
また、引きこもりがちな高齢者は相談窓口などにも自ら行けないケースも多く、当法人のような医療福祉の専門職がいるNPO法人ソンリッサが感染対策を徹底しながらも、ヒアリングや健康相談などを行い、社会資源や制度につなぎ、居場所を作ります。
※日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作。Activities of Daily Living
活動のきっかけ
代表の萩原が高校時代に、突如祖父が亡くなったことで大好きな祖母がそれまでの元気や笑顔をなくしてしまったことに大きなショックをうけました。
祖母を元気づけようと色々な情報をしらべるうち、祖父を公私ともに支えていた役割を突如無くした祖母のような、身体は元気な高齢者向けの行政/民間支援がほぼ皆無であることを知り、社会的な構造の課題、地域のつながりの希薄化など、深刻な日本の問題として、人生をかけ解決していくことを決意しました。
高齢者一人一人の想いや背景を汲み取り、日々の生きがいや社会との接点を作ることを意識して関わっております。
孤独な高齢者の事例「一人暮らし高齢者」
免許を返納して、暮らしが一気に代わり、日常の本人に関係する部分はヘルパーにお願いするが、それまでできていた日常の楽しみや趣味、コミュニケーションの部分が一気に少なくなり、 本人も現状を考えて、諦めて、意欲低下が進んでいきます。
人とのつながりが希薄な高齢者は、何日も人と会えません。配偶者に先立たれ、いつもひとり ぼっちです。体が思うように動かなくなったり、億劫にもなり、自分からも会いにいけない。会いにきてくれる人や気にかけてくれる人もいないから、ぼーっとテレビをみたり、天井をみて過ごす。そんな代わり映えのない生活を毎日過ごしています。
一人で誰ともコミュニケーションを取らないと、不安になったり、ネガティブなことを考えたりと意欲もなくなっていきます。何かをやってみたい、という気持ちも薄れ、どうせ出来ない、願っても変わらないと諦めていきます。そのような生活が長くなると最終的にはそのような状態に慣れて、望みも持たなくなっていきます。
これまでの活動
Tayory(タヨリー)という孤立・孤独状態にある高齢者への見守り・コーディネートサービス「Tayory」を主軸に、地域サロン事業、地域や企業向け研修事業、社会的孤立・孤独の予防などの啓蒙活動などを幅広く展開しました。
Tayory事業は訪問回数80回、地域健康サロンは累計300名以上にサービスを実施させていただきました。社会的孤立に関するメディア掲載もTV2社新聞社7社に取材をいただきました。県内の関係機関との連携や、当法人の認知度も少しずつ向上していくことで、社会的孤立に関する問い合わせや、相談件数なども増えました。
また、2021年4月から、2022年3月現在で、NPO法人ソンリッサでは、高齢者向けにスマホ教室、健康教室、ヨガ教室、栄養講座、骨盤講座、運動講座など多種多様な地域サロンを20回以上開催し、述べ300名上の方に実施しております。
講師は社会福祉士、精神保健福祉士、管理栄養士、保健師、介護福祉士、作業療法士などの専門職が行なっております。
今回の助成事業について
長期コロナの社会的孤立によって生じたコロナフレイルの予防/改善を行うことを目的としています。
「コロナで外に出なくなって体が弱ってきた・・・」
「人に会うことが減って忘れっぽくなってきた・・」
周りの高齢者の方からそんな声を良く聞くようになりました。コロナ禍によって高齢者の社会的孤立が促進され身体および認知機能の低下してきている状態です。
「私たちにできることは少ないかもしれない。でも少しでも力になりたい。」
多くの医療・福祉関係者の協力のもと、コロナフレイルを防止する健康講座、ヨガ講座、整体講座、栄養講座などを各専門職が担当し実施しています。
参加者の方からは、「楽しみながら体操ができた」「学んだ体操を日常に取り入れたい」と感想をいただきました。
今後も一人でも多くの高齢者の方々、長期コロナなどの影響による社会的孤立の影響を最小限にとどめ、健康を維持し、楽しみを提供できればと思います。
参加者の声
引きこもりがちな高齢者の孤立予防・居場所を行う地域健康サロン事業が住民に周知され参加者数も増え、参加者全体のアンケートの満足度、リピート率も95%以上を超えました。参加者の90%以上に「人との繋がりを感じて嬉しかった」と回答いただきました。
寄付のお願い
今の私があるのは、たくさんの方のつながりや応援があったからです。私が挑戦をしている時に、応援や協力をしてくれた方、挫けそうになった時に支えや、励ましをくださった方がいたからこそ、今の私があります。たくさんの方が興味や関心を持って、温かく見守り育ててくださったからこそ、自分の夢を一歩踏み出すことができました。私はそんな温かくて優しいつながりをつくりたいです。
一人で辛い時に抱え込まずに、周りの人や社会に頼ったり、自然と支えられるような社会をつくる。孤立したり、ちょっと辛くなってしまうことは誰にでもあると思います。そんな時に、興味や関心を持って頼れるつながりがあると、ほっとするし、幸せな気持ちになれると思います。
ひとりひとりのの背景やストーリー、想いを大切にしながら、自分の幸せや役割に自然とつながる社会を目指して、仲間たちと一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
NPO法人ソンリッサをどうぞよろしくお願い致します。
ドネーションサンプル
10,000円の寄付で地域サロンが1回実施でき、20人の高齢者に対して健康サロンを1回実施できます。
当プロジェクトの事業計画
事業名 | 孤立防止のための高齢者地域健康サロン |
内 容 | 長期コロナの社会的孤立によって生じたコロナフレイルの予防/改善を行うことを目的とし実施いたします。コロナ禍によって高齢者の社会的孤立が促進され身体および認知機能の低下してきている状態です。多くの医療・福祉専門職の法人スタッフと、コロナフレイルを防止する健康講座、ヨガ講座、整体講座、栄養講座などを各専門職が担当し実施します。
~過去に参加した方のご感想~ |
事業期間 | 2022年4月から2023年3月まで |
総事業費 | 467,960円 |
当サイトでの 募集額 |
360,000円
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