引きこもりがちな高齢者が気軽に立ち寄れる、明るい地域サロンをつくります！

活動のきっかけ

代表の萩原が高校時代に、突如祖父が亡くなったことで大好きな祖母がそれまでの元気や笑顔をなくしてしまったことに大きなショックをうけました。

祖母を元気づけようと色々な情報をしらべるうち、祖父を公私ともに支えていた役割を突如無くした祖母のような、身体は元気な高齢者向けの行政/民間支援がほぼ皆無であることを知り、社会的な構造の課題、地域のつながりの希薄化など、深刻な日本の問題として、人生をかけ解決していくことを決意しました。

高齢者一人一人の想いや背景を汲み取り、日々の生きがいや社会との接点を作ることを意識して関わっております。

ごあいさつ

コロナ禍により減少する社会との接点

感染対策をしつつも、人とコミュニケーションをとりたい、つながりたい、と考えている高齢者も居場所がなく、孤立・孤独に陥っているケースが急増し、認知機能の低下や認知症になりやすくなったり、日常生活動作（ADL)※の低下などたくさんの問題が起こっています。

※日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作。Activities of Daily Living

今回の助成事業について

NPO法人ソンリッサでは、長期コロナなどの社会的孤立によって生じるフレイルの予防/改善を行うことを目的とした事業を行います。
「コロナで外に出なくなって体が弱ってきた・・・」
「人に会うことが減って忘れっぽくなってきた・・・」
周りの高齢者の方からそんな声を良く聞くようになりました。

これらはコロナ禍によって高齢者の社会的孤立が促進され、身体および認知機能が低下してきている状態です。
配偶者の死や社会的な役割の喪失、免許の返納、体力の衰えなど、コロナのほかにも高齢者が孤立するタイミングはいくつもあります。

その対策のため健康講座、ヨガ講座、整体講座、栄養講座などの高齢者の健康に関する地域サロンを行います。
群馬県の地域に寄り添い、多くの医療・福祉関係者の協力のもと、各専門職が担当し実施しています。

高齢者の方々に地域サロンに参加していただくことで、長期コロナなどの影響による社会的孤立の影響を最小限にとどめ、健康を維持し、楽しみを提供したいと考えています。

実際に参加された方からも「楽しみながら体操ができた」「学んだ体操を日常に取り入れたい」と感想をいただきました。

参加者の声

引きこもりがちな高齢者の孤立予防・居場所を行う地域健康サロン事業を続けた結果、参加者全体のアンケートの満足度、リピート率も95%以上となりました。また、参加者の90%以上に「人との繋がりを感じて嬉しかった」と回答いただきました。

この取り組みの必要性を参加者のこのような声からも感じています。

寄付のお願い

今の私があるのは、たくさんの方のつながりや応援があったからです。私が挑戦をしている時に、応援や協力をしてくれた方、挫けそうになった時に支えや、励ましをくださった方がいたからこそ、今の私があります。たくさんの方が興味や関心を持って、温かく見守り育ててくださったからこそ、自分の夢を一歩踏み出すことができました。私はそんな温かくて優しいつながりをつくりたいです。

一人で辛い時に抱え込まずに、周りの人や社会に頼ったり、自然と支えられるような社会をつくる。
孤立したり、ちょっと辛くなってしまうことは誰にでもあると思います。そんな時に、興味や関心を持って頼れるつながりがあると、ほっとするし、幸せな気持ちになれると思います。

ひとりひとりの背景やストーリー、想いを大切にしながら、自分の幸せや役割に自然とつながる社会を目指して、仲間たちと一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

地域の高齢者の方にもそのようなつながりの輪を守り、広げていくために、ご支援をお願いいたします！

団体概要