寄付とITと


オープンソースへの寄付

 

日本は「寄付の意識が低い」と言われています。
日本は先進国の中では「IT後進国(最下位)」と言われています。

一見、ジャンルも違えば寄付とITは結びつかないように思えるかもしれませんが「寄付の意識が低いゆえ、日本はIT後進国になった」と言い換えることができるのでは?と感じることがあります。どことなく「こじつけ」に聞こえる部分があるかもしれませんが、ITと寄付がなぜ関係があるのでしょうか?

オープンソースプロジェクトへの寄付

オープンソースとは

人間が理解しやすいプログラミング言語で書かれたコンピュータプログラムであるソースコードを広く一般に公開し、誰でも自由に扱ってよいとする考え方。また、そのような考えに基づいて公開されたソフトウェアのこと。http://e-words.jp/w/オープンソース.html

簡単に言えば「現在作れているソフトの作り方を公開するからみんなで一緒につくっていきましょう」というプロジェクトです。

オープンソースへの寄付

主なオープンソース・ソフトウェア

Linux(リナックス)

Linuxという言葉はIT系の人だけでなく、一度は耳にしたことあるのではないでしょうか?Linux(リナックス)は家庭で利用しているパソコンに利用するためのOSとして発展してきました。しかし、ここ最近では組み込み(embedded)業界でも利用されるようになってきています。今では、組み込みソフトウェア開発やアプリケーション開発、そして組み込みシステム開発に携わる多くの組み込み技術者に浸透しています。

寄付は500円からLinux foundationで寄付を受け付けています。

Wikipedia

ネット上の辞書として多くの方に活用されているwikipediaも寄付で運営されています。しばしば、運営寄付のお願いが大きく表示される事が話題になることもありますが、あの有名人もwikipediaに寄付しているというのもニュースになったこともあります。日本からの寄付が少ない・・という運営からのレポートもあります。

まず収入を見てみると、一貫して増収していることがわかる。’12-13年には4500万ドル程度だったのが、’15-16年には8000万ドル近くと、ほぼ倍増している。収入の9割を占めるのはユーザーからの寄付金だ。http://news.livedoor.com/article/detail/12304094/

およそ95億円が寄付! (・ω・)
毎日2,500万の寄付を集めていることになります。

Firefox & Thunderbird(mozilla)

個人的に寄付をしたことのあるブラウザです。
一般社団法人 Mozilla Japanとして現在も活動しており、多くの方の寄付で開発を続けています

オープンソースで運営されている

有名ブラウザも寄付で運営されている

 

個人的ではありますが、ブラウザソフトウェアがInternet Explorerしか選択がなかった時代、mozillaはブラウザとメーラー、コンポーザー(ホームページを作るHTMLエディタ)が全部セットになっており、かなりお世話になりました。「もっと使いやすくなるように開発を頑張って欲しい!」と少額ですが寄付をしてから、バージョンアップする毎に自分もソフトウェアを育てた感があり嬉しくてワクワクしたものでした。

日本発のオープンソースプロジェクトが ない

ここで、寄付の話に戻ります。
紹介したソフトウェアはどれも10年以上続いているプロジェクトで世界中で利用されています。ですが、寄付の文化が薄い日本ではオープンソースプロジェクトを立ち上げたとしても、なかなか資金が集まらないため世界に羽ばたいたビッグプロジェクトは数少ない状態です。もしかすると日本人は寄付文化がないというよりも「みんなでいっしょにつくっていこう」という考え方が薄いのかもしれません。

オープンソースが日本ではやらない理由をまとめている記事の中には「若者の貧困」というキーワードもあります。

日本には、貧困状態にある若者が多くいます。この中には、開発者の卵であったり、実際に開発者である人も多いのですが、給料が安いために、生活をするのに精一杯で、オープンソースどころではないといった状態です。http://www.geocities.jp/feisia_n/reason.html

多くの問題が絡み合ってきそうな気配もありますが・・・・(-_-#)

日本は「寄付の意識が低い」と言われています。
日本は先進国の中では「IT後進国(最下位)」と言われています。

オープンソースプロジェクトへの寄付がIT業界にもたらしたインパクトはかなり大きなものでした。「世界のどこかで、誰かが、会うこともなく、ひとつのプロジェクトをコツコツと作り上げていく」活動が現在のIT業界・ネット社会を陰ながら支えています。この「みんなでいっしょに(手にさわれないもの)つくっていこう」というオープンソース・ソフトウェア開発の考え方が日本に寄付文化を広めるために必要な考え方のひとつなのかもしれません ね。

かたおか

お金をまわそう基金では、子ども支援分野を担当しています。Webや紙のクリエイティブ制作やマーケティングをやっています。好きな食べ物はサラミです。お手柔らかに よろしくお願いいたします。


コメントを残す