タイガーマスク基金勉強会


タイガーマスク基金勉強会

里親月間に考える・里親さんによる本音トーク「この子を我が家に迎えて」~やりがい・楽しさ・難しさ~

こんにちは。田中です。 2ヶ月に一度開催されるタイガーマスク基金勉強会に参加させていただきました。 今回のテーマは「里親さんによる本音トーク」でした。 厚生労働省は毎年10月を「里親月間」として、里親やファミリーホームへの委託を推進するための集中的な広報啓発を実施しています。里親への委託率について、国は昨年の改正児童福祉法に沿って、就学前の児童については75%という新たな目標を発表しましたが、里親制度自体が一般的にはあまり知られていない日本で、どう実現していくのか注目が集まっています。(http://www.tigermask-fund.jp/seminar.html NPO法人タイガーマスク基金ホームページ引用)

今回は千葉県で里親をされている4人の方からの本音トークで里子の現状、里親家庭の問題、楽しさ、難しさ、嬉しさと周囲の理解等、深い所まで話してもらいました。 その中でいくつか印象に残っていることをお伝えいたします。

里子の現状

子どもによって育った環境の違いはあるが、七夕やクリスマス、お正月などの行事を知らなかったり、それに付随する歌も知らなかったりという子どももいたとのこと。そのため、七夕には願い事を書いたり、クリスマスには家族がサンタさんになってプレゼントを渡したりと、特別豪華なイベントにはしなくても、季節の行事は大事にしている。

 

実子との里子の関係性

実子が年上で里子が年下のケースは、実子が里子の面倒を一緒に見てくれたり、年齢が逆の場合は、里子が実子の面倒を見てくれるなど、兄弟のような様子を見るのは本当に嬉しい。しかし、実子の子どもが小さかった時、ケンカの時に語彙力もなく言葉を選べないために、里子に対して「施設に帰れ」と言ってしまったことがあり、その言葉がどんなに里子を傷つけるか実子に諭すのが難しく、悩んだ体験もある。

 

里親家庭での楽しさ

預かっている子どもが多くなると子ども同士、お互いの誕生日を覚え、クリスマスやハロウィン等のイベント事が待ち遠しくなり、準備を一か月かけて行ったりする。旅行なども楽しいが、普段の食事など日常生活においても楽しいことはたくさんある。

 

里親のうれしさとむずかしさ

子どもを預かった日から毎日一緒に暮らし、日々成長をしているのを肌で感じることができる。出勤の際に、「お母さん、お財布忘れているよ!」などと、こちらを気遣ってくれるなど、そうしたささやかな日常の出来事に喜びを感じる。子どもの心が安定すると、実親との関係も良好になり、面会で抱きつくまで成長したことを立ち会った児童相談所の担当から聞くと、正直少し嫉妬してしまうこともあった。

 

周囲の理解

日本はまだまだ里親制度が知られていないので、自分の親にも理解をしてもらうことが難しい。しかし、一度しっかり話をして理解を得られれば、おじいちゃん、おばあちゃんとして一緒にご飯を食べたり出掛けたり、何かあったときに助けてもらっているとのこと。里子のクラスメイトやその保護者、地域住民に対しては、里親、里子であることを告げるタイミングが難しい。里親との名字の違いや複数の里子を養育している場合は、名字の違う子どもたちと暮らしているということは、説明が難しい。学校と相談し、何かの行事や保護者会などをきっかけに、説明する機会が持てれば、地域も子ども同士も理解し、協力が得られる。

将来の展望

親と暮らせない子どもたちの養育についてもっともっと理解をしてもらい、里親制度が特別なことではなくなり、周囲に里親であることを告げるタイミングで悩まなくて良い世の中になってほしいと思う。また実親と子どもを離さないで、その両方を支える役割が里親としてできる仕組みや体制づくりができるようになればよい と思う。

 

勉強会に参加してみて

私はまだ自分の子どもも産まれていないので育児の大変さや喜びというのを感じたことがありませんが、勉強会に参加してみて単に子どもが好きで可哀想だからという理由で里子を預かっているのではなく、あくまでも子どもの幸せのために里親制度があるのだということが理解できました。

次回のタイガーマスク基金勉強会

11月26日(日曜日)10:00~12:00で会場は渋谷駅から徒歩7分の「BOOK LAB TOKYO」で行われます。テーマは「家族とは何か」です。児童養護施設や里親、養親など、「血縁によらないそだち」を経験した当事者の方々にご登壇いただき、社会的養護や特別養子への理解を深めます。

お問合わせ 特定非営利活動法人タイガーマスク基金 事務局まで

http://www.tigermask-fund.jp/

 

 

たなか
スポーツが大好きで大学卒業までずっとスポーツ人生でした。スポーツを通じて、人と人とのつながりや社会貢献できるような事業とどんどん関わっていきたいです。日々体づくりも頑張っています!

コメントを残す