一般社団法人おかえり基金

2017年事業完了報告

事業完了報告

事業名:「家庭養護ホーム」の備品購入
団体名:一般社団法人おかえり基金
代表者名:土井高徳
事業完了日:2017年11月30日

助成金額 1,115,425円

事業内容

「家庭養護ホーム」では、全国各地から困難をかかえた青少年を受け入れている。十分な食事も摂取できなかったために、充実した食生活は不可欠である。システムキッチンの耐用年数も過ぎ、調理が十分にできない状態であり、機材の更新によって充実した食生活を青少年に保証することが出来る。別棟の「おかえりハウス」には冷蔵庫がないために不自由している環境も購入によって改善する。

事業評価

申請時の計画通り達成

事業実施によって得られた成果

支援先である「家庭養護ホーム」では、雨降りや夜間、本棟に来ることもなく冷蔵庫に入れた冷茶などを飲むことができるようになり、入居青少年にとって便利になった。また、システムキッチンの更新によって、温かい料理を再び提供することが可能になった。

成功したこととその要因

多くの支援者の共感と賛同によって寄付金が寄せられたこと。

事業成果

OECD先進諸国の中で政府による再分配機能が脆弱なわが国において、税金などをはじめとした公金に頼らない、市民による新たなお金の流れが期待されてきた。こうした中で誕生した公益財団法人お金をまわそう基金の第1期事業として、一般社団法人「おかえり基金」では家庭養護ホーム(福岡県北九州市)を支援先として選定し、その「食」に関わる機材の購入を支援した。

現在、全国各地で「子ども食堂」が次々と開設されているが、「子どもの貧困」対策は第1に「食」であることは言うまでもない。第2に「住」であることが指摘されており、各地に「子どもシェルター」が解説されていることがその証左である。最低限の栄養や住居を確保して初めて、「就学」などの進路保障が可能になるのである。

こうした点で、「家庭養護ホーム」における切実なニーズや課題を踏まえた支援を行い、これもモデルケースとして今後各地における「子どもシェルター」「ファミリーホーム」などを着実に支援していきたいと考えている。

その意味では、子ども分野の切実なニーズを明確にし、支援事業が有効なうちに終了することが出来たことは、第1期事業として極めて意義のあることだと言えよう。

支出(抜粋)

費目 お金をまわそう基金助成金
備品費 1,115,425円
合計 1,115,425円

平成29年度の支援先である「家庭養育ホーム」(土井ホーム・福岡県北九州市)は、発達上深刻な課題を抱える子ども支援で広く知られ、また社会の支援が切れる措置解除後の青少年を受け入れる「おかえりハウス」の運営を行っています。

365日使われるシステムキッチンが老朽化したために、その機材の更新と「おかえりハウス」設置の小型冷蔵庫購入を今年度支援しました。

子どもたちの感謝の声を紹介しましょう。

『私は学校から帰ったら夕食づくりのお手伝いをします。また、月に1回30人分のカレーを作っています。今回、きれいなシステムキッチンが入って、料理がとてもしやすくなりました。みんなが「お手伝いがよくできるね」「おいしいよ」と言ってくれるので嬉しいです。また、食後の皿洗いも子どもも大人と一緒にしていますが、蛇口が3つあるので片付けるのも早くなりました。壊れていたガスオーブンも今回新しくなり、ケーキやクッキー、グラタンなどがまた食べられるようになり、毎日が楽しみです』(16歳・少女)

『私は小学校6年制でやってきました。今年、児童相談所の措置が解除されましたが、そのまま生活をしています。冷蔵庫がないためにのどが乾いたとき、母屋まで歩いていかなければなりませんでした。今回、冷蔵庫を購入していただき、いつでも冷茶やジュースが飲めるようになりました。ありがとうございました』(20歳・男性)

子どもは社会の未来です。子どもへの投資は私たちの未来を明るくします。おかえり基金ではこれからも「お金をまわそう基金」に寄せられた皆さまの尊いご寄付を受けて子ども支援に邁進していきます。