【日本駆け込み寺】助成事業始動


現在、地域社会分野では助成団体として『公益社団法人日本駆け込み寺』が認定されています。(以下、日本駆け込み寺)『日本駆け込み寺』では人生の様々な問題を抱えた人々が新たな人生の一歩を踏み出せるよう、相談・助言・救援などを行っています。


日本駆け込み寺基本情報

団体名     公益社団法人日本駆け込み寺

代表者名    玄 秀盛

所在地     東京都新宿区歌舞伎町2-42-3

ホームページ  http://nippon-kakekomidera.jp/


「駆け込み寺」とは?

耳にすることもある「駆け込み寺」という言葉ですが、江戸時代は次のような役割がありました。

「駆け込み寺」とは別名「縁切り寺」と呼ばれ、離縁(離婚)を調停する機関として、江戸幕府公認のお寺のことでした。江戸時代、離縁は、夫から妻に一方的に言い渡すもので、何があっても妻の側から離縁を求めるということができませんでした。そこで「縁切り寺」は妻が離婚を求めてくると、その要求を受け入れて調停するという役割、特権が与えられていました。

当時、「縁切り寺」として指定されていたのは

  • 松岡山 東慶寺(神奈川県鎌倉市)

  • 徳川山 満徳寺(群馬県太田市)

の二つしかなく、離縁したいと思った女性は、とにかくこの寺に行かなければなりません。頼る人もなく、女性一人での旅はとても大変で、やっとの思いで駆け込むように逃げ込むことから、「駆け込み寺」と言うようになりました。


「緊急避難や一時保護のためのシェルター事業」概要

弊財団では『日本駆け込み寺』の行っている「緊急避難や一時保護のためのシェルター事業」に皆様からの寄付をいただき助成を行っています。

この事業は、厳しい環境の中で逃げ場を失った方に安全な居場所(シェルター)を提供し、心身ともに落ち着かせ、問題解決に向かいます。例えば、DV被害件数は2005年にはおよそ1.5万件だったのに対し、2016年ではおよそ7万件と5倍近くに上りました。上記の「駆け込み寺」のように頼るあてもなく、苦しんでいる方々が新宿には多く集まります。一方、救いを求め新宿に集まる女性たちを狙う人達もいます。やさしく声をかけ、そのまま夜の世界に足を踏み入れさせる。シェルターはそれを未然に防ぐ役割も持っています。

「たった一人のあなたを救う。」日頃多くの人があつまる新宿ですが、「ひとり」「ひとり」をじっくりと救っていくことが大切です。

シェルター事業のほかにも「毎週土曜に行っている新宿歌舞伎町パトロール」は、自分から言い出しづらい悩みを抱えていそうな方に声をかけ、先ほどのような被害を受ける前に未然に防ぐという役割を担います。実際に私も参加させていただきましたが、何か言いたげな顔をされている方は多く、「こんばんわ」という鍵がひとりひとりの心の扉を開けることを実感致しました。


「緊急避難や一時保護のためのシェルター事業」進捗

2017年4月より助成を開始し、上の図のように事業の進捗を考えておりますが、4月と5月で助成申請額に対しおよそ30%の寄付をいただいております。

今回はシェルターの物件となる一室の契約が終わり、受け入れることができるようになりましたので、ご報告させていいただきます。下の写真は実際の写真です(利用する方の中には、追われて逃げてきている方もいらっしゃるため、場所は特定されないように室内のみ、案内させていただきます)。

既に、はじめての利用者となる女性1名に数日間の滞在をいただいて、その間に就労および自立のための支援を行っているところです。

シェルター、キッチン

シェルター、部屋


『日本駆け込み寺』は「無功徳(むくどく)」という教えを大切にされています。

「無功徳」とは仏教の教えで、例え、善事善行をなそうとも、あれもした、これもしてやったと果報を求めたり、見返りを求めて行う打算的善行は真の善行ではないという教えです。

無 求めることない清らかなこころで

功 雄々しく、優しく、流されず、抗わず。

徳 執着に生きず信ずること無心に。

心から、人のためになることをする。

そしてこのことこそが自分にとっても大きな価値があるということなのかもしれません。

現在いただいている寄付でシェルターが稼働できるのは6月までです。

7月以降もシェルターを必要とされる方は必ずいらっしゃいます。

みなさん、「ひとり」「ひとり」の力がたくさんの方を救います。

どうか私たちの活動にお力を貸していただけますようお願い申し上げます。

寄付はこちら→https://goo.gl/5gFqvE

ふじかわ
お金をまわそう基金で「文化・伝統技術分野」と「地域経済分野」の支援活動を担当しています。休みの日は愛犬の「めんま」とごろごろしています。

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